田舎料理 けんちん亭

「けんちん亭」は外観はログハウス風、店内にも木製手作りのテーブルが並んでおり、ゆったりできる古き良き雰囲気のお店。

同店のオーナー恵田さんは、元市役所職員。つくば市は、新旧住民の割合が4対6。新と旧の住民は接点が少ないため、関わりが持ちにくい。恵田さんは、「土・農をベースに食を通して、彼らが交流してくれたら良いな」と考えた。結果、平成10年4月の開店に至ったそうだ。そのユニークなネーミングは、「いろいろな野菜の具が入って互いの味が溶け合う“けんちん汁”のように、いろいろな人の交流で味を醸し出したい。それはまちづくりにも役立つはず」というオーナーの想いがこめられている。

そばのセット
そばのセット

こちらの特徴は、無・低農薬野菜や旬の野菜を使った料理を提供していること。おすすめは、野菜がたっぷり入った「けんちんうどん(単品750円)」や地鶏料理。また、店長は海釣りの名人でもあるため、新鮮な近海魚のメニューが並ぶ事もある。そのほか、無農薬自家栽培の「手打ちそば(単品750円)」も人気だ。こちらは、いわゆるニ八蕎麦で、麺の太さはやや細め。シンプルで、風味豊かなおそばだ。打麺の際には栃木県の尚仁沢(しょうにんざわ)の水を使うなど、かなりのこだわりがこめられている。

テラス
テラス

生蕎麦は、同店隣にある「直販施設ゆうのう」でも販売中だ。こちらの施設は、平成10年6月オープン。元々、恵田さんが主宰する貸し農園「遊農園」で生産した野菜を販売する目的で建設された施設だ。農園のオープンは、平成7年。そのコンセプトは、「地元住民の人々に野菜作りを楽しんでもらい、さらにはプロを目指してもらいたい」というもの。メンバーには会社員や研究者、主婦、写真家などが名前を連ねており、年齢層も幅広い。大半の人が素人だったというが、鍛錬を重ねるうちに、脱サラして専業にする人も出現したそう。農園のほうも、希望者が増えて二年目には面積を約十倍にしている。

ゆうのう
ゆうのう

現在でも、利用希望者には土地を貸与しているそうで、こちらの年間使用料は4,000円。自分の好きな作物を作る事ができ、栽培方法は有機。自信がついてくれば、自分の名前を入れて「ゆうのう」で販売も出来るので、励みにもなる。ちなみに、販売価格は生産者が決めているそうだ。お店の人によると、「同じ野菜でも生産者によって味がまったく違う。肥料が違うのかな?今では、そうした生産者のことを信用し、買いに来るお客さんもいるよ」とのこと。巷では、食品偽装のニュースが頻繁に流れている。あまりにも多いので、店頭に置かれている物すべてに疑いの目を向けてしまいがちだ。しかし、このお店には、そんな心配はいらない。何しろ、作っている人も消費者も近所の人。生産した場所も想像しやすく、かつ粉飾もし難い。「安心安全」に食を楽しみたいと考えている人には、これら両施設は、頼れる存在となりそうだ。

田舎料理 けんちん亭
田舎料理 けんちん亭

田舎料理 けんちん亭
所在地:茨城県つくば市遠東768-17 
電話番号:029-847-0423
営業期間: 11:30~14:00、17:00~22:00
定休日:月曜日(宴会は応相談)、日曜夜は不定休
メニュー例:
季節の野菜おひたし(夜)…350円
備長炭焼き ししとう・レバー(夜)…120円

直販施設ゆうのう
住所:茨城県つくば市遠東768-4
電話番号: 029-847-0423
営業期間:9:00~18:00
定休日:月曜日、年末年始



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