食楽懐石 風土庵

つくばエクスプレス研究学園駅から車にゆられること5分。バス通りを右に曲がり、少し進んだ所にそのお店はあった。その名は、「食楽懐石 風土庵」。入り口には、木製の看板が掛かっているものの、それ以外の装飾は一切されていない。そこにあるのは、美しく手入れされた日本庭園と大きな古民家や土蔵だけだ。後で伺ったお話だと、建物は100年以上経っているそうで、オーナーのご自宅でもあるそう。そこを改装して、フレンチ懐石のお店をオープンさせたのが、2007年4月。昼夜ともにコース料理だけを提供しており、使っている食材は地元で採れた有機野菜。しかも、朝採りだ。肉や魚は、地元茨城や千葉、福島から取り寄せているそうで、冷凍や加工食品を使わないのがポリシーなんだとか。

料理
料理

期待を胸に「楓御膳(2,100円)」を注文。最初は、サラダが登場。こちらは、フレンチベースのお店だが、お箸が添えられてくる。個人的に、フォークやナイフでレタスを食べるのが下手な私には、嬉しい配慮かも。その後、すぐにオードブル盛合わせが登場。使っているのは、竹かごだ。そこには、10種類以上の料理がのっている。人参に茗荷、ししとうなど様々な野菜が使われているため、目にも鮮やか。

人参のマリネから頂いてみた。「甘い」。野菜が新鮮だからだろうか、えぐみ等は全く感じられない。お次は、茨城特産のレンコン。その横に添えられていた茹で卵も口に運ぶ。入れた瞬間、「卵って、こんなに濃厚な味だったっけ?」と驚嘆。全体的にどれもシンプルで平凡な料理のはずなのに、全く違うものに感じられる。朝採り野菜のパワーは凄い。

メイン料理は、お魚をチョイスした。当日は、スズキのポアレ。付け合せにはブロッコリーやインゲンがふんだんに使われている。香ばしく焼かれた魚の下には、ジャガイモを裏ごししたペーストが。味付けは、アッサリとした醤油ベースだ。ライスは、可愛らしい茶碗に盛られて出てくる。

デザート
デザート

最後は、デザートの盛り合わせ。オレンジのシフォンケーキにハチミツのアイスクリーム、フルーツのコンポートという組み合わせだ。当日は、桃やパイナップルが使われていたが、これらは隣の果樹園で採れたものなんだとか。

店内
店内

これで、しめて2,100円。ここまでの素材を使って、手間隙かけて、申し訳ないような値段だ。都内なら、いくらになるだろうかと考えかけて、「この良質素材と素敵な空間美を融合できるのは、風土庵だけだ」と気がついた。そして、農業の盛んな茨城でしか、この味は完成されなかったのではないかな?とも感じる。これからも、変わらずにその素敵な味を提供し続けてもらいたいものだ。

食楽懐石 風土庵
食楽懐石 風土庵

食楽懐石 風土庵
所在地:茨城県つくば市遠東398 
電話番号:029-847-1501
営業時間:12:00~14:30、18:00~22:00
定休日:月曜日
メニュー例:
ランチ…2,100円~



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