全国的にも高い学力を誇る「竹園東中学校」の教育現場をレポートします

全国的にも高い学力を誇る「竹園東中学校」の教育現場をレポートします!

「茨城県立竹園高等学校」「つくば市立竹園東小学校」など公立学校が集まる文教エリアに位置している「つくば市立竹園東中学校」。つくば市内の他公立校と同様に小中一貫の教育を行っており、かつ、全国的にも注目されるほどの高い学力をもつ中学校です。具体的にどのような教育を実践されているのかを知りたいと思い、今回はこちらの竹園東中学校を訪問。岡野和夫校長先生にじっくりお話を伺いました。

つくば市立竹園学園竹園東中学校 校長インタビュー
つくば市立竹園学園竹園東中学校 校長インタビュー
つくば市立竹園東中学校

竹園地区では、竹園東小学校、竹園西小学校、そしてこちらの「竹園東中学校」を合わせた3校で「つくば竹園学園」として小中一貫教育を行っています。竹園学園全体の教育目標は、「国際社会で活躍できる児童生徒の育成」というもの。小・中をとおして学園で学んだ子どもたちが将来、世界で活躍できるための資質を伸ばす教育を目指しています。

つくば竹園東中 掲示物
つくば竹園東中 掲示物
竹園東中学校のグランドデザイン

さらに「自ら学び続ける児童生徒」「思いやりの心をもつ児童生徒」を加えた3つの柱を中心に、学園全体としての教育活動を進めています。
それをふまえて、竹園東中学校では、校訓「自主・実践・創造」を反映させ、(1)知識・技能を生かせる生徒の育成、(2)思いやりの心で触れ合う生徒の育成、(3)人や社会に貢献できる生徒の育成、の3つの柱を教育目標に掲げています。


つくば市立竹園学園竹園東中学校 校長インタビュー
つくば市立竹園学園竹園東中学校 校長インタビュー
目指す目標が常に身近に

そうした教育目標の具体的な実践方法として、ひとつは「協働的な学習」が挙げられます。これは、先生が生徒たちに“教え込む”のではなくて、グループの中で生徒同士が意見を出し合いながら学びを築いていくというものです。

 

 

 

そのための有効な手段が、「ICT(情報通信技術)」の活用です。例えばノートパソコンに生徒がそれぞれの考え方を入力すると、全員分が瞬時に一斉にスクリーンに映し出される。これによって生徒個々の考え方が生かされますし、ほかの子の考え方も瞬時に理解でき、それをもとにグループで話し合うこともでき、「生徒同士がともに学び合う」授業が可能になるのです。

どれも丁寧に
作られています

つくば市立竹園東中学校
つくば市立竹園東中学校
壁には生徒作の掲示物がズラリ

ほかにもさまざまな形で「ICT」を有効活用した教育を実践しています。学校での授業だけでなく自宅に帰ってからの復習にも活用されており、これらはほかの市町村ではなかなか見られない、つくば市ならではの特徴でもあるようです。


つくば市立竹園東中学校 校長インタビュー
つくば市立竹園東中学校 校長インタビュー
評議員制度でリーダー育成

じつは、竹園東中学校には校則も制服もありません。そのかわり「評議員」という制度があります。これは生徒会組織と似たようなもので、各クラスから選出された代表者たちが学校のいろいろな行事について基本的な方向付けをするというもの。こちらでは、自分たちで自分たちの約束事を決めて進めていくという伝統が根づいているんですね。

 

だから校則がなくてもみんな中学生らしい服装をし、きちんとした生活を送れているんです。こうした自主性、責任感を通じてそれぞれがリーダーになりえるような経験を大切にしているところも、竹園東中学校の教育の素晴らしいところだと感じました。


つくば市立竹園東中学校 校長インタビュー
つくば市立竹園東中学校 校長インタビュー
スポーツフェスティバル

竹園東中学校には「三大行事」と呼ばれるものがあります。ひとつめは6月の「スポーツフェスティバル」。他校の体育祭と違うのは、「子どもたちが考えた種目で行う体育祭」という点です。2つめは9月中旬の「創明祭」。いわゆる文化祭で、各クラスで演劇や音楽、模擬店、企画展示などの出し物を行いますが、それに向けてオーディションがあったり、クラスごとにTシャツを作ったり、3年生になると飲食の模擬店を出したりと、まるで高校の文化祭のようです。

高校の文化祭の
ような盛り上がり!

つくば竹園東中 文化祭
つくば竹園東中 文化祭
創明祭

3つめは、10月下旬の「合唱祭」です。各クラスとも1曲は課題曲、そしてもう1曲は「クラスの歌」。自分たちで思いをこめて作詞・作曲した歌をそれぞれ合唱で歌うのです。

いずれの行事も竹園東中学校ならではのオリジナリティあふれるもの。この企画運営についても、基本的には評議員の生徒たちが中心となって各実行委員会とともに進めているそうです。


つくば市立竹園学園竹園東中学校 校長インタビュー
つくば市立竹園学園竹園東中学校 校長インタビュー
地域との交流も着々と

つくば市というのはもともと、地域の関わり合いが“濃くない”エリアだそうです。ほかから引っ越して来られて、また何年か経ったら別のところに引っ越して行かれて、と出入りが多いからなのでしょう。そのため、地域に根ざして何年も続けていくような行事や関わり合いというのが比較的難しかったそうなんですが、現在は「学校防災連絡協議会」をつくり、まず防災という観点から地域交流を進めているとのこと。

 

また、つくば市では2012(平成24)年度より次世代カリキュラム「つくばスタイル科」が組み込まれており、このカリキュラムの中でも週2時間ほどを使って、地域についての理解と交流を進めているそうです。

※「つくばスタイル科」とは、つくば市ならではの9年間を貫く次世代カリキュラムです


岡野和夫校長先生にもお会いしてきました!

全国的にも高い学力を誇る「竹園東中学校」の教育現場をレポートします
全国的にも高い学力を誇る「竹園東中学校」の教育現場をレポートします
岡野和夫校長先生

「私たちは『ともに学び、ともに育つ』ということで、職員と子どもたちが一緒に育つということを日々心がけております」

 

 

 

 

「また、『自由』には責任が伴いますので、そこは先生方にも、きちんと子どもたちに伝えてもらうようにしています。当然、間違いや失敗はありますから、そういう時にはやはり指導が必要です。子どもたちも自由の意味をはき違えないように、ケースバイケースで、その行為や姿勢を考えさせなければなりません。でも、子どもたちを信頼し、責任を持たせ、試行錯誤を積み重ねていくことが、一番大事なことだと考えております」


つくばセンター バスターミナル
つくばセンター バスターミナル
つくばセンター バスターミナル

「つくばは非常に住みやすい地区だと、保護者の皆さんおっしゃいますね。自然が豊かで、文化的施設もあって、教育の水準も高くて、交通の便も良くて、すぐに東京の方面に出られて。私もとても住みやすい場所だと思います。ほかの地域から研究の関連でつくば市に来られて、住み心地の良さにそのままここに住居を求められる方も多いと聞いています。本校の教員でも、他県出身で、筑波大学を卒業後、つくば市に住んでいるという方がいますよ」

「つくば市は『教育日本一』を掲げ、市と教育委員会と学校が一体となって教育に力を入れています。ぜひ多くの方につくば市に来ていただきたいですね」


『全国的にも高い学力を誇る「竹園東中学校」の教育現場をレポートします』発見ポイント!

つくば市立竹園東中学校
つくば市立竹園東中学校
壁を埋め尽くす、生徒たちの努力の結晶

  • (1)「ICT」を活用し、先生が教え込むのではなく「生徒同士が学び合う」授業を展開。
  • (2)校則なんていらない。自分たちのことは自分たちで決めてきちんと実践できる。
  • (3)竹園東中名物「三大行事」には生徒たちのアイディアやオリジナリティが満載!

全国的にも高い学力を誇る「竹園東中学校」の教育現場をレポートします
所在地:茨城県つくば市竹園3-11 
電話番号:029-851-3467
http://www.tsukuba.ed.jp/~takezono-j/



PAGE
TOP