ブラン・ヴェール

ブラン・ヴェール/イメージ
ブラン・ヴェール/イメージ

自然の香りがする中にあるフランス料理店は、自然の素材を十二分に活かしたお料理を出してくれる、という印象を受けたのである。

ブラン・ヴェール/看板
ブラン・ヴェール/看板

プチレストランと銘打つフランス料理店、ブラン・ヴェールである。北鴻巣駅西口から鴻巣市コミュニティーバス「フラワー号」の広田コースに乗り、鴻巣駅方面へ向かって宮登神社前というバス停で下りると、目印の看板が目に入る。バスから降り立った途端に香ってくる自然の匂いに身を包まれながら、こんな場所にフランス料理店があるのか、と思いながら看板の指示通りに歩いて行くと、民家が並ぶ中にぽつり、とお店の姿が現れた。

ブラン・ヴェール/店頭
ブラン・ヴェール/店頭

シェフは、東京・埼玉などの著名なフランス料理店で修行を続け、2004(平成16)年にブラン・ヴェールをオープンさせたという、村田哲章氏である。奥さまと二人でお店を切り盛りされておられ、お店で使う野菜は奥さまのご実家で栽培しているものと農協の直売所から自分の目で見ていいものを仕入れたものを使っているとのこと。魚が函館直送となっているのは、修業時代からのおつきあいがある漁師さんにお願いして仕入れているのだそうだ。

ブラン・ヴェール/店内
ブラン・ヴェール/店内

来店される方は、近所に住まわれるご年輩の方が多く、リピートして来られる方がほとんどという。「お客様の層に合わせて、優しい味つけにしていたりします」と語る村田シェフのたたずまいからは、そのホスピタリティの高さがひしひしと伝わってくる。

ブラン・ヴェール/前菜
ブラン・ヴェール/前菜

そんなシェフの手によるお料理なら、そこにもホスピタリティがあふれているのだろうと想像しながら、1650円のランチコースを注文する。最初に出てきたのは、オードブルである。黄色ズッキーニ、加茂ナス、トマトのマリネである。クリームチーズをベースにしたドレッシングも絶品だが、何よりシェフのお眼鏡にかなった野菜たちが奏でる味のハーモニーには、心も舌も踊らされた感じであった。

ブラン・ヴェール/ヴィジソワーズ
ブラン・ヴェール/ヴィジソワーズ

続いては、ヴィシソワーズである。冷製スープはいわゆるチェーンのお店でも食したことがあるが、やはり厳選された素材でつくられたものは舌ざわりが違う。のどを通る時の優しい味わいが違う。これもまた、村田シェフのホスピタリティがなせる技であろう。

ブラン・ヴェール/丸パン
ブラン・ヴェール/丸パン

丸パンは、自家製なのだそうだ。手に取ると、あちあち、とあたふたしてしまうくらいにできたてなのだが、これもまた食してみればそのモチモチ感は他では味わったことのない食感だ。いちいち、感動させられてしまうのである。

ブラン・ヴェール/メイン
ブラン・ヴェール/メイン

メインは、肉料理もラインナップされていたが、やはり函館直送という魚料理にしてみた。あんこうのボワレ ブールブランソースである。あんこうといえば鍋という印象があり、焼く、という調理で食せるのは実に珍しい。新鮮なものでなければ、こうはならない。ぷりっぷり、という表現がこれ以上ぴったりするものはないのでは、と思うくらいの柔らかさに、ほっぺたが落ちるとはこのことだ、と思わせられる。

ブラン・ヴェール/デザート
ブラン・ヴェール/デザート

最後に、デザートの盛り合わせである。これも明らかに一つひとつ手づくりで、丁寧につくられていることが食べて伝わってくる。涙ものである。

自然を感じられる土地には、自然の素材をそのままに、しっかりと味わわせてくれるホスピタリティを持ったシェフの店が似つかわしい。店を出る頃には、思わず優しい笑顔になっている自分に気づかせられた。

※本文中のメニュー・価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

ブラン・ヴェール
所在地:埼玉県鴻巣市箕田3727 
電話番号:048-597-0619
営業時間:11:00~15:00、17:30~22:00
定休日:月曜日、第2日曜日(変更あり)

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