スパゲティオステーリア マーゴ

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東武東上線若葉駅から北へ15分程度歩いたところに、スパゲティ専門のお店「スパゲティオステーリア マーゴ」がある。実に65種類以上のスパゲティをチョイスできる。専門店でしか味わえない「おいしいスパゲティ」ならココ。1階はお花屋さんで、2階が「マーゴ」。2階なので、ちょっと見逃しやすい場所だが、店内は落ち着けるので、知っておくと何かと便利だ。

花屋の横ある階段を登って、いざ店内へ。フロアは20席程度と少なめだが、そこかしこに気配りされたアットホームな雰囲気が漂っている。すでにお店のなかにいる人は妙にくつろいでいる。常連客も多そうだ。なによりシェフの笑顔が出迎えてくれる。

店名の「マーゴ」はイタリア語で「魔法使い」の意味。シェフが修業時代、東京・江古田や早稲田などにある「まほうつかいのでし」で働いてから独立し、それにちなんで店名をつけたのだそう。メニュー表紙にも「姉妹店」として電話番号が明記されており、律儀な性格が伺える。
さて、そういわれて案内された席に腰掛けて周囲を見渡すと、なるほど、店内の到る所で「魔法使い」がこちらをみていた。壁の額縁の絵のなかで楽しそうにしている「魔法使い」、このお店の“主”のように窓際の柱からせり出している大きな人形の「魔法使い」、お月様に腰掛けて、さりげなく店内の様子をみている「魔法使い」、壁時計のなかで空を飛んでいる「魔法使い」。いたるところに「魔法使い」がいる。そう、ここは「魔法使い」の住むスパゲティ専門店なのだ。

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そんなことを思いながらメニューをみる。

「ミートソース」「トマトソース」「明太子 イカ」といった通常よく見かけるメニューのなかに、なぜか「黄色のベートーベン」「紅のマーラー」「エメラルドのワーグナー」といった芸術的?な料理が混じっている。それだけではない。「ドラキュラ殺し」「空飛ぶ豚」「冬の恋人」「ナウシカ」と、さらによくわからない料理に、脳みそがトリップした。そう、この店は“普通のスパゲティ屋さん”ではないのである。

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メニューを見ながら、どうしようか悩む。実はさきほど腹ごしらえを済ませたばかりで、ちょっとお腹がいっぱいだったのだ。それで、デザートメニューを頼むことにする。スパゲティだけでなく、こうしたデザートメニューも用意されているのがうれしい。ちょっとしたブレイク時間や、気の置けない友人との会話の場として利用できるのが、常連を捕まえている理由でもある。料金もリーズナブルだ。
注文したのは「魔女の気まぐれデザート」。本日の「ドルチェ」「ジェラード」「ソルベット」の3種類にいくつかメニューが並んでいて、それぞれすきなものを1品ずつチョイスする。自分は「ベイクドチーズケーキ」「黒ゴマ」「カシス」をそれぞれ注文してみた。

厨房は、客席からもシェフの作業姿が見えるオープン型。スタッフは少ないながらも、シェフと一緒に店内を見渡して気配りを怠らない。お客さまの「すみませ~ん」と頼む声も店内に響いて、すぐに対応できる体制が整っている。
ほどなくして店員の女性スタッフが白いお皿を運んできてくれた。平坦なプレートに注文したケーキのほか、ホイップやイチゴソースがデコレーションされている。チーズケーキは思ったよりもボリュームがありそうだ。

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ぐいっとチーズケーキにフォークを落とす。程よい手ごたえがフォークに伝わり、一口とって口に運んだ。しっとりした味わいとともに、チーズのしつこすぎない感触が舌に伝わってくる。独特の味わいのあるチーズケーキだ。
続けて、黒ゴマの「ジェラード」へ。黒ゴマなんて珍しいなぁと思いながら、またしても「そうだ、この店は普通の店ではなかったんだ」、と改めて思い直す。ちょとした店主の洒落心が店全体を包んでいる。まったりとした黒ゴマを堪能して、カシスの「ソルベット」に手をつけた。口に運ぶとピリッとした味わい。スプーンを口に運ぶごとに、どこか魔法にかけられているような、そんな感触が舌に伝わる。

「ごちそうさま」と言って、レジに向かった。スタッフの向こうに「魔法使い」がいて、こちらをみている。所定の金額を払って出ようとしたら、シェフの笑顔が厨房から顔を出した。

魔法使いに会いたい方、魔法にかけられてみたい方には、きっとお薦めの店である。もちろん、料理もおいしい。

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スパゲティオステーリア マーゴ
所在地:埼玉県坂戸市千代田3-22-12 sonneビル2F
電話番号:049-281-5443
http://www.mago-jp.com/



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