そばいち

都内在住の私だが、千葉に用事がある時は必ず立ち寄る「お蕎麦屋さん」が穴川にある。その店は住宅街の中にある一軒家であり、「こんな場所に美味しい蕎麦屋があるのだろうか?」と歩いているうちに段々心配になってくるような、狭い一方通行の細道を直進した所にお店は佇んでいる。大きな看板が出ているわけでもなく、本当に「隠れ家」のようなお店で一見みると普通の民家…といった外観。

入口
入口

しかし、そんな第一印象とはうらはらに、出てくる蕎麦はかなりのもの。蕎麦の香り、喉越しは共に申し分が無く絶品で、つゆもしっかりとした出汁がきいている。また、「かけ」のほうもゆずの香りがきいた上品なつゆに入って出てくる。店の入り口横では、茨城県産のそばの実を石臼で挽く音がし、そこで出来上がった「ひきたての粉」を使って蕎麦を店主が打つ姿を垣間見ることも。この「その場でそばの実を挽く」「その場でうつ」といった昔ながらの丁寧なやり方によって作られた蕎麦は、ひときわ香り高くコシも強い。そして、歯ごたえも抜群だ。そして、まじめにきちんと手づくりしている店主の姿が心をうち、さらに同店の味を高めている気がする。

そばいち
そばいち

さて、こちらでイチオシなのが、茨城産の辛子大根で食べるおろしそば。特に、秋から冬の大根の旬にぜひ試して欲しい逸品だ。この大根のキリリとした辛味が蕎麦の香りを殺さず、薬味としていいアクセントになっている。ただ、本当に辛いのでちょっとずつ入れた方が良いかもしれない。そのほかに、「十割そば(850円)」も絶品だ。これは茨城県砂金郷町産などのそば粉を使った十割そばで(そばの実はその時期によって産地が変わる)、やや硬めでしっかり歯ごたえがあり、蕎麦の中にざらつく感じがまたおいしさを引き出してくれる。濃い目の辛口汁だが、蕎麦湯と割って飲むとちょうど良い感じになる。

店内
店内

また、子供に大人気だったのが「のりかけ(800円)」。たっぷりとかかったのりは、風味豊か。「十割そば」より、つるっとしてのど越しが良いのも子供に支持された一因かもしれない。汁は、十割そばと同じで少々辛めなので、辛いのが駄目な人は薄めてから食べることをおすすめする。これ以外に、メニューの種類は少なめだが、シンプルな感じの「うどん」も食べることができる。以上のように、美味なメニューと丁寧な接客がすばらしいお店なので、当然ながら店内はお客さんでいっぱい。特に土日は座敷テーブル2卓(8人席)とテーブル2卓(10人席)の全席全てがすぐにうまってしまうので、早目に入店したほうが無難。また、営業時間内であっても「そば玉」がなくなりしだい閉店となるので、その点も注意が必要だ。ただ、こんなウイークポイントを差し引いても「食べてみる価値あり!」なお店であることは、店の前の行列が証明してくれている。
メニュー例:
十割そば…850円
のりかけ…800円

そばいち
所在地:千葉県千葉市稲毛区園生町1018-64 
電話番号:043-287-9910
営業時間:11:30~16:00(ラストオーダー16:00)、
17:00~19:00(ラストオーダー19:00)
※そばがなくなり次第閉店
定休日:木曜日
http://r.gnavi.co.jp/5824751/

稲毛区のitot


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