銀座久兵衛 銀座本店

北大路魯山人や志賀直哉も愛した寿司の名店として、国民的な知名度を誇る「銀座久兵衛」。その本店は銀座8丁目、博品館の裏手にあり、本館と別館の二つの建物を構えている。銀座にはここ「銀座久兵衛」をはじめ、寿司の高級店が数多く集まっているが、その中でも「銀座久兵衛」は特に席数が多く、一見さんにも門戸を広く開けているため、老若男女や国籍を問わず、広く親しまれている店と言える。

久兵衛のオープンは昼の11時半。予約を入れたお客さんで開店と同時に席は埋まり、各階で待機していた板前は、お客さんの箸の進み具合を見ながら握りを始める。しかしそれ以降の時間については「到着順の案内」となっており、予約不要で入れる点も大きな魅力だ。

本館の店内は、1階が椅子席のカウンター、2階が座敷のカウンター、3階が和室2室、4階が個室テーブル、5階が個室カウンターと、それぞれのフロアに特色が持たされている。4階の一角には、この店をこよなく愛した陶芸家・北大路魯山人の作品を展示するミニギャラリーがあり、こちらも見どころのひとつとなっている。

「銀座久兵衛」のメニューは、ランチタイムについては「生ちらし」「にぎり」「鮨懐石」の3種類があり、価格帯は6千円から2万円辺りまで。さらに数年前から「創業記念感謝価格」で値下げも継続されており、ボトムラインが大幅に下がっている。初めての訪問はランチから、というのも良いだろう。

しかし「銀座久兵衛」が本領を発揮するのはやはり夜。昼の最高級握り「おまかせ」が夜のボトムラインとなり、3万円までの間で何種類かの「鮨懐石」が設定される。最も手軽に楽しめる「おまかせ」をオーダーすると、写真のような握りが順番に提供される。お通しに続いて、中トロ、白身、赤身、イカ、ウニ、車海老、赤貝、大トロ、穴子、玉子といった具合だ。

最初の握りで好みのシャリの大きさを聞かれるので、好みを伝えれば良い。最初は恐縮してしまう人も多いそうだが、板前さんや中居さんも気軽に話しかけてくれるので、値段は張っても肩肘は張らず、楽しくお喋りをしながら頂くのが、この店のマナーである。なお、高級店だけにサービス料や個室料の設定があるので、その点は承知して訪れたい。

「高級な寿司屋は、価格が分からず敷居が高い」とイメージしている人も多いと思うが、「銀座久兵衛」は明瞭な価格表示をしているので、安心して訪れられる。高級なのに気軽」という他には無い魅力を持った「銀座久兵衛 銀座本店」は、銀座を愛する人ならば一度は訪れておきたい、名店中の名店である。

銀座久兵衛 銀座本店
所在地:東京都中央区銀座8-7-6 
電話番号:03-3571-6523
営業時間:11:30~14:00、17:00~22:00
定休日:日曜、祝日
http://www.kyubey.jp/



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