COMME A LA MAISON(コム・ア・ラ・メゾン)

“自分の家のように寛いでほしい”という思いを込め、店名は“家のように”という意味を持つ「COMME A LA MAISON(コム・ア・ラ・メゾン)」。2001(平成13)年にオープンしたフランス料理の店だ。

外観
外観

フランス料理といっても、シェフの涌井氏が修行を積んだスペインとの国境近く、ボルドーからピレネー、バスクまでのフランス南西部に限った料理で、スペインの影響がとても強い。例えば、フランスでも北のほうではバター、同じ南でも東のプロヴァンスのほうではオリーブオイルを用いるが、ここでは生ハムの脂や鴨の脂などを使った料理が多いという。

フランス南西部の料理が楽しめる
フランス南西部の料理が楽しめる

涌井氏と師のミッシェル氏、息子さんのジュリアン氏
涌井氏と師のミッシェル氏、息子さんのジュリアン氏

お勧めは、生ハムで出汁をとったスープ「スープ・ド・ガルビュ」。生ハムを全て取り終えたあとの脂、すじ肉、骨などに野菜を加えて煮込んで出汁をとる。最大の特徴はボコボコと煮立たせること。通常、フランス料理の概念からすると、出汁は濁らせないように煮立たせることなくそっと作るのが一般的だが、それとはまったく異なる手法だ。

スープ・ド・ガルビュ
スープ・ド・ガルビュ

「スープ・ド・ガルビュ」は、現地の家庭ではちょっとしたご馳走のときに作られる家庭料理。白いんげん豆は欠かせないが、その他の野菜は家庭によって異なるという。現地を訪れ、南西部の料理に魅了された旅人たちは、ここにきて必ず口にしたくなる“ランド地方のママの味”だ。

バスク風白身魚のすり身の赤ピーマン詰めトマトソース
バスク風白身魚のすり身の赤ピーマン詰めトマトソース

山羊乳のチーズ「ロカマドール」のサラダ
山羊乳のチーズ「ロカマドール」のサラダ

「バスク風白身魚のすり身の赤ピーマン詰めトマトソース」もお勧め。本来は、干しタラで作るが、「コム・ア・ラ・メゾン」では生のタラを使用している。山羊乳のチーズ「ロカマドール」のサラダも是非味わってほしい。牛のチーズに比べて山羊のチーズは癖が強いが、南西部を旅したものにとっては懐かしい一品である。

店内の様子
店内の様子

ワインも南西部のもののみ
ワインも南西部のもののみ

日本人向けにアレンジせず、最初から最後までフランス南西部そのままの料理を出すという徹底したこだわりの「コム・ア・ラ・メゾン」。ワインも、南西部のワインは重たくて飲みにくいものがほとんどだが、他の地方のワインは決して入れず南西部のワインのみ仕入れている。たとえ、王道のフランス料理を期待して足を運んだお客様に気に入ってもらえなくとも、かたくなに南西部の料理とワインへのこだわりは捨てなかった。だからこそ、今では遠くは日本の端からでも、この味を求めて足を運ぶ人もいるそうだ。

テーブルセット
テーブルセット

涌井氏とお弟子さん
涌井氏とお弟子さん

そしてオーナーが願うのはただひとつ。「お客さんに喜んで帰ってもらうこと」。ここを訪れてテーブルを囲む人たちのそれぞれの物語を胸に、そのエキストラである料理を作るべく奥の厨房で腕を振るう。いくら脇役といえども絶対に外してはならない。そんなオーナーの秘めたサービスを丸ごといただき、そしてフランス南西部の思いをよみがえらせてくれる。

看板
看板

店内の様子
店内の様子

COMME A LA MAISON(コム・ア・ラ・メゾン)
所在地:東京都港区赤坂6-4-15 
電話番号:03-3505-3345
営業時間:18:00~23:00(L.O.)



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