サカノウエカフェ

御徒町や末広町の街から、西に目をやると見える小高い丘陵地。そこには幾つもの名だたる「坂道」が存在しているが、そのうちの一つが「三組坂」である。徳川時代からの長い歴史をもつこの坂を上っていくと、息が切れ始めたころ、ちょうどいい具合にカフェに行き着くことができる。

サカノウエカフェ

サカノウエカフェ

ここ「サカノウエカフェ」は、三組坂上の交差点の角地という好立地にあり、界隈を散策する人の格好の立ち寄りポイントとなっているカフェ。もちろんふらっと気軽に立ち寄れる店なのだが、ここ数年は、「湯島ねこまつり」期間に提供する猫モチーフのメニューが「かわいすぎる」と話題を振りまき、猫ファンの間ではたいへんな有名店となっている。そのためイベント期間にはかなり混んでしまうそうだが、それ以外の時期にも、日々更新される店のSNSをチェックして訪れれば、何らかのサプライズやサービスに出会えるなど、常連客を飽きさせない工夫を凝らしている。

店内の様子

猫モチーフのインテリアが点在

猫の絵本も

店主の町山友康さんは、もともとアミューズメント系の業界で働いていたという人物。独立開業に際して、「お客さんにワクワクを与えられる仕事をやろう」と考え、カフェという形に行き着いた。コーヒーや紅茶、ケーキや軽食など、カフェとしての基本商品はしっかり押さえつつ、そこにプラスアルファで、「楽しさ」と「驚き」をプラスするのがポリシー。そもそも、町山さん自身がたぐい稀なるアイディアマンであり、泉のように湧いてくるさまざまなアイディアを日々の営業の中で表現した結果、今のような形になったという。

珈琲豆の販売もしている

ラテアートが施されたカフェラテ

みかん花蜂蜜

町山氏のクリエイターとしての才能が最も発揮されるのは、年に2回行われている「湯島ねこまつり」の期間だろう。このイベントは近くにある幾つかの個人店とともに、数年前から年に2回のペースで開催されているもので、イベント期間の3週間の間には、猫のラテアートが施されたカフェラテや、ココアをデコレーションした「ねここあ」、猫を象ったあんを乗せた「にゃんバタトースト」などを登場させ、訪れる人々の目を釘付けにしてきた。限定メニューの内容は毎回変わるので、最新の情報は店のホームページやSNSを確認してほしい。なお、猫のカフェラテは裏メニューだが、声をかければ期間外でも対応してくれるそうだ。

にゃんバタートースト

猫のかき氷「ねこおり」

「ねこまつりat湯島」のチラシ

また、夏には手作りのシロップでかき氷を作っており、こちらも大変な人気を博している。夏のお客さんの大半は、このかき氷がお目当て。昼間は行列が絶えず、夕食時であっても、パスタなどの食事をしっかり食べた後に、山盛りのかき氷を食べる人という人が多いそうだ。

自家製のシロップを使用している

一番人気の「こおりのショートケーキ」

かき氷の人気の秘密は、自家製のシロップ。大半のものは生のフルーツをカットするところから作っており、大変な手間とコストをかけている。そのため価格も決して安くはなく、それでも採算はギリギリなのだそうだが、「とにかく、お客さんに美味しく、楽しく食べてほしい」と町山氏は笑いを絶やさず、仕込みの手を休めることもない。天賦のエンターテイナーであるこの店主こそが、「サカノウエカフェ」の一番の特徴なのだろう。

メニュー表

なお、夜は21時まで営業しているので、仕事帰りなどに寄ってディナーを楽しむこもできる。フードのおすすめは、生パスタを使った各種パスタメニューと、ガパオライスなどエスニック系のメニュー。その他、キッシュなどのテイクアウトしやすい商品や、お酒やツマミ類の商品も種類豊富に揃えているので、仕事帰りなどにふらりと寄っても良い。夕方以降は散策のお客さんも減り、ぐっと落ち着いた雰囲気になるので、その時間帯を狙って訪れるのが賢い利用法だ。

アボカド&スパム丼

店内の様子

コーヒーやカフェラテ1杯だけでも気軽に立ち寄れて、しっかりとフードメニューを堪能しても、ワインやビールを楽しんでも良い。ここは「とにかく楽しい気分になってほしい」という願いで作られたお店なので、それなりの「ワクワク」「ドキドキ」を期待して訪れるのがマナーである。そうすればきっと、期待のさらに上を行く楽しさ、驚きを提供してくれることだろう。

サカノウエカフェ

猫モチーフのインテリア

サカノウエカフェ
所在地:東京都文京区湯島2-22-14 
電話番号:03-5817-4767
営業時間:11:00~19:30(L.O.19:00)、土・日曜日、祝日は18:30(L.O.18:00)まで
定休日:月曜日
http://sakanoue-cafe.com/

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