はん亭 根津

はん亭

高級串揚げ料理店の「はん亭」。その料理の繊細さや、店舗が登録有形文化財であることなどが相まって、マスコミなどに頻繁に登場している。場所は、東京メトロ千代田線の根津駅から徒歩で3分ほど。不忍通りを挟んで、ちょうど向かい側の位置だ。

その重厚なまでの外観、鉄の矢来などが印象的であり、とても存在感がある。建物の竣工は、なんと明治時代。もともとは、下駄先が濡れるのを防ぐ「つま皮」を作るお店だったらしい。

その後、大正時代の関東大震災や太平洋戦争を経て、昭和50年初頭に「はん亭」となったようだ。その入り口は裏通りから路地に入ったあたり。そこにはオレンジ色の暖簾がはためき、雰囲気のある街灯が出迎えてくれる。通り沿いにも入口があるが、そこは茶房の入口だ。

はん亭

とかく、大衆的なイメージがある「串揚げ」。大人から子供まで、幅広い年代層の人に愛されてきた食べ物であり、平成14年頃には串揚げブームも起こっている。

しかし、「はん亭」の串揚げは、居酒屋などのそれとは趣が違う。まず、はん亭のメニューは串揚げのみ。お通し(酒菜)やデザートなどの用意はあるものの、本当に串がメインの専門店なのだ。

はん亭 カウンター

最初に出てくるのは、ぶつ切りキャベツと野菜スティック。さらに、定番のネタや季節のネタなどの組み合わせで、串揚げが6本出てくる(3本づつ二回に分けて登場)。その横には、季節によって変わるお通し(酒菜)が二品。これが、はん亭でいうところの「一の膳」だ。

もし、この時点で満腹になったら、厨房にストップをかける。逆にもっと食べたければ、「二の膳」へ。ここでは、さらに違った串揚げを用意してもらえる。ただ、「6本ではちょっと多いかな」と思えば、半分の3種類のオーダーも可能だ。その調子で、最終的には「六の膳」までの頼むことができる。

ご店主いわく、「毎日約36種類から40種類はご用意しております」とのこと。季節によって内容は変化するので、次回来店の際には、また違った種類の串揚げを楽しむことが可能だ。聞くところによると、年間では約150種類以上の串ネタを用意しているのだとか。

1 2 
読み込み中


PAGE
TOP