椿山荘庭園

椿山荘庭園

南北朝時代の頃、ホテル椿山荘東京の周辺は、椿が自生する景勝の地で「つばきやま」と呼ばれていた。江戸時代は大名の下屋敷であった。明治期になり、政治家・軍人にして公爵の位も授かった山縣有朋が1878(明治11)年に私財を投じて「つばきやま」を購入。庭園、邸宅をつくり、「椿山荘」と命名した。

椿山荘庭園

庭園は山縣本人と、当時東京を代表する庭師の設計で、自然の起伏を利用し、池(現在の幽翠池)を中心とした名園となったが、昭和20年の空襲で多くの木樹が消失した。昭和23(1948)年、椿山荘は藤田鉱業(旧藤田組)から藤田興業の所有となる。創業者の小川栄一は「戦後の荒廃した東京に緑のオアシスを」の思想のもとに、一万本以上の樹木を移植し、椿山荘庭園を復興させた。現在では結婚式場とレストラン「ホテル椿山荘東京」として知られている。

椿山荘庭園

約2万坪にも及ぶ細やかに手入れをされた庭園は、四季の移ろいを感じられる都会のオアシス。園内には豊かな自然に加え、数々の由緒さる史跡が点在している。中でも東京に現存する数少ない古塔で室町前期に創建されたと推定される三重塔は、国の有形文化財に指定されている。

椿山荘庭園

園内をウォーキングで一週すると、約30分。名士たちゆかりの茶室や建造物を見て周るのも楽しい。さらに滝や水車、古香井(ここうせい)という湧水が自噴する井戸などがあり、夏の夜には自然にホタルが舞う。ホテル椿山荘東京利用者以外でも庭園散策はでき、夏にはホタル鑑賞会を含めたイベントも行っている。古くより多くの文化人に愛されてきた、東京の名園の一つである。

※記載内容は取材当時のものです。変わっている場合があります。

椿山荘庭園
所在地:東京都文京区関口2-10-8  
電話番号:03-3943-1111
http://hotel-chinzanso-tokyo.jp/garden/

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