ゆうcafe

ゆうcafe

「赤札堂」の裏側にひっそり佇む「ゆうcafe」は、古民家を生かした風情ある喫茶店。コーヒーとビーフシチューが店の2枚看板となっており、昼時となれば、これを目当てに多くのお客さんで賑わいを見せる。

ゆうcafe

ここを営んでいるのは、オーナーである近内克行さんと、そのお母様。近内さん親子はこの建物のオーナーでもあり、4代にわたってこの場所に住み続けているそうだ。かつては現在の喫茶店の部分をテナントに貸し出していたそうだが、2002(平成14)年に親子で一念発起し、喫茶店を開業。当時は今の建物よりもさらに古く素朴な、古民家カフェとしてオープンしたそうだ。カウンターと小さなテーブルが2卓のみで、お客さんが入れないことも多かったという。

ゆうcafe

そこで、店舗部分がさらに広くなるように全体をセットバックし、テーブル席を大幅に増やすようにリニューアル。梁や柱など主要な骨組みは生かしつつも、安全で頑丈な作りにし、全体を深い茶色で統一し、昔から使っている建具や柱時計は、「店のシンボル」としてカウンターの裏側に配した。こうして完成した新しい店舗は、築80年以上という古民家の魅力を香らせながらも、シックとモダンを兼ね備えた、より“根津らしい”カフェになった。

ゆうcafe

この店を訪れる主なお客さんは女性。週末には散策の合間の一休みに立ち寄る人が多く、平日にはご近所の常連が多いそうだが、いずれも9割以上は女性ということだ。「女性でもふらっと来られる店、というのが元々のコンセプトでしたから、気軽に来てくだされば嬉しいですね」と近内さんは語る。

ゆうcafe

店の看板商品となっているのは「ビーフシチュー」。フードメニューはこの1つだけで、コーヒーの香りを損ねないように、スパイスなどは極力用いずに、素材の美味しさを大切にして仕上げている。

ゆうcafe

素材となっているのは牛のホホ肉とモモ肉。脂の部分を丁寧にそぎ落とし、赤ワインやバルサミコをたっぷりと使って煮込んでいるので、少し酸味が立った爽やかな仕立てになっている。脂っこさは皆無でとても食べやすく、散策途中のランチに頂いても、胃がもたれる心配は無さそうだ。価格は平日であればパン、サラダ、コーヒーがセットで1,200円。休日はコーヒーのサービスが無くなるそうだが、それでも、この価格でこの美味しさならば、高い支持を得ているのもうなずける。

ゆうcafe

コーヒーはキャラバンコーヒー社に特注して焙煎しているオリジナルブレンドで、2度焙煎をしているため、ヨーロピアンクラシック風の、コク深い味わいとなっている。それでいて苦味は少ないので、ブラックでも飲みやすく、さらりと喉越しもいい。古民家のクラシックな雰囲気ともマッチした一杯だ。このほか、もう少し軽めに仕上げたブレンドと、2種類を用意している。

ゆうcafe

ビーフシチューとコーヒーの美味しさもさることながら、「ゆうcafe」の一番の魅力は、その“たたずまい”。時間が止まったようなこの店には、やはり静かな雰囲気がよく似合う。午後遅くの時間に独りで訪れ、読書に耽ってみたりするのも、乙な楽しみ方かもしれない。

※本文内の価格等は掲載時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

ゆうcafe
所在地:東京都文京区根津2-13-4 
電話番号:03-3827-9263
営業時間:11:30~17:00(土・日曜日、祝日は~18:00)
定休日:火曜日、第3水曜日

読み込み中


PAGE
TOP