四川料理 川国志

文京区でも屈指の美味しさといわれている、麻婆豆腐のお店が小石川にある。都営地下鉄春日駅から白山通りを北に歩くこと3分、ビルの4階に四川料理「川国志」がある。「川国志」という名前は「四川」と「三国志」からのネーミング。四川の料理の物語という思いがこもっている。

四川省は中国の西南部にあり、三国志の時代には劉備玄徳が作った「蜀」という国があった所だ。店内には有名な武将の関羽や張飛、軍師の諸葛孔明の絵が飾られている。

また四川料理は北京料理、上海料理、広東料理とともに、中国4大料理の一つとされていて、「尚滋味、好辛香(味を重視し香辛料を好む)」という特色がある。花椒と呼ばれる中国山椒を使った、しびれる辛さの「麻」と、唐辛子の辛さの「辣」が組み合わされた麻辣味が特徴で、代表的な料理が麻婆豆腐や担担麺だ。

一番人気はやはり麻婆豆腐。文京区で一番美味しいと胸を張る。一般的には豚肉を使うけれども、旨味を出すには牛肉の方が美味しいということで、より高価な牛肉を使っている。価格的にはちょっと厳しいそうだが、一番人気なので消費税が上がっても値上げせず、850円で頑張っている。

また、日本で担担麺というと、汁があるのが一般的。実はスープのある担担麺は日本のオリジナルで、本場四川では汁が無いのが普通。調味料と麺をあえて食べるのが四川風。「川国志」ではその汁なし担担麺も食べられる。

日本ではあまり知られていないが、四川ではポピュラーな料理もある。たとえば「魚香肉絲(ユィシャンロース)」。日本語だと豚肉と野菜の四川風辛子炒め。甘辛い味で、辛みはそんなにきつくない。「魚香」とはいろんな調味料を使って、魚のような香りがするという意味で、実際に魚は使わない。他に「水煮魚(白身魚の辛子煮)」「水煮牛肉(牛肉の辛子煮)」も有名な料理。「水煮」は四川では一般的な調理法で、多めの油で香辛料を炒め、そこにスープを入れ、唐辛子を効かせて具材を煮るという料理。日本のさっぱりした水煮とは大分イメージが違うので驚かれないように。

店長で中国出身の橋口泉さんがお店を始めたのは2008(平成20)年。仲のいいコックが自分の店をやりたいということで一緒に店を構えることにした。前は根津でやっていたが、2010(平成22)年に小石川に移転。店も広くなり、四川出身のコックが腕を振るっている。

ランチは週替わりで、定食、麺とも約10種類。ご飯の大盛りが無料で、13時以降はコーヒーがサービスされる。平日のランチは近くで働いている人が多く、夜は働く人と地元の人が半々くらい。大通りから一歩入ると住宅街なので、土日は家族連れが多い。辛くない料理もあるので、小さなお子さんがいても大丈夫。口コミでも人気が広がっているそうだ。

店は夜12時までやっているので、遅い夕食やお酒を楽しむのにもいい。このあたりは治安がいいので帰り道も安心だ。

四川料理 川国志
所在地:東京都文京区小石川1-11-13 新香園ビル 4F
電話番号:03-3812-4188
営業時間:11:00~23:30
定休日:年末年始

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