向島 言問団子

向島 言問団子
向島 言問団子

隅田川にかかる「桜橋」の向島側橋詰にある和菓子の名店「向島 言問団子」。江戸時代末期創業の老舗で、大名屋敷の植木職人だった初代、外山佐吉が「植佐のお店」として茶屋を開いたことから始まった。「言問団子」と名前がついたのは明治時代に入ってから。在原業平が東国を旅した時に読んだ有名な和歌「名にしおはばいざ言問はん都鳥我が思ふ人はありやなしやと」にちなむ。創業以来あっさりとした甘味と串にささないという原点を守り続けている団子は、著名人をはじめ多くの人に愛されてきた。竹久夢二の著書『夢二日記1』にも「ばあやとあそぶ。向島からおとみ来る。ことゝひのおだんごがとにかくおいしい。」と、登場している。

向島 言問団子
向島 言問団子

「言問団子」は串には刺されておらず、味は小豆餡と白餡、みそ餡の3種類。みそ餡の団子は、白玉粉を餅状にしたものをクチナシよりとった色粉で、青梅に見立てて青黄色にしている。砂糖を抑えたあっさりとした餡で、小豆餡には十勝産のふじむらさき小豆、白餡には十勝産の手亡豆を使用。みそ餡は、白餡に京都の白味噌と新潟の赤味噌を合わせたもので、コクがある味わいだ。商品はほかに、土産用で要予約の「言問最中」があり、1日しか日持ちがしない「言問団子」に代わる手土産向きのお菓子を、というお客さんの声から生まれたという。「言問最中」は、愛らしい都鳥の形で、小豆餡と白餡の2種類。「言問団子」「言問最中」ともに店内にて緑茶付きで味わうことができる。

店内には、その昔使用していた道具や店を訪れた文人の色紙など、創業以来の歩みの一部が展示されているので、歴史と趣を感じながら味わうのがおすすめだ。

向島 言問団子
所在地:東京都墨田区向島5-5-22 
電話番号:03-3622-0081
営業時間:9:00~18:00
定休日:火曜日
http://www.kototoidango.co.jp/



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