深川宿

深川宿

清澄庭園から一本路地を入った情緒ある路地。「深川江戸資料館」の真向かいに「深川めし」ののぼりが揺れる。いかにも深川らしい趣の外観である。藍色の暖簾は江戸の風情を悠然と醸し出している。

暖簾をくぐると、下町の職人らしい気さくなご店主が笑顔で出迎えてくれる。明るくて、こちらの質問にも親しみを持って答えてくれるハチマキの似合うご店主だ。これから楽しむ「深川めし」への期待が膨らむ。店内はお座敷と囲炉裏のある椅子席のみ。小さいながらも木の温もりが温かい空間だ。

深川宿

「深川めし」とは、江戸時代に漁師町として栄えた深川で獲れた貝類などを、漁師さんたちが栄養価が高く食べやすく、江戸っ子らしく手早く作れてかっこんで食べられるようにできた、当時の日常食だった。白いご飯に江戸前アサリのむき身を味噌汁にして「ぶっかけた」ものである。時が経つにつれ漁師が減ったこの街でも、「深川宿」はその伝統を受け継いで今に至っている。

現在この深川めしは、農林水産省郷土料理100選のひとつであり、日本五大銘飯のひとつに数えられている。

深川宿

もうひとつの名物がアサリの「炊き込みご飯」で、これは大工などの職人さんが弁当に持っていけるものをということで、生まれたと言われている。深川宿ではこの両方が食べられる「辰巳好み」(2,100円)というセットがあるので、深川めし初心者ならずともこれを一度は食してみよう。

深川宿

深川めし、炊き込み、煮物、お吸い物、お新香、甘味(白玉)がセットになっている。かなりボリュームがあるので、是非ともお腹を空かせてから行きたいものだ。

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