イル・ブッテロ

イル・ブッテロ

「ボナセーラ!」「ありがとうございます!」と、元気なイタリア語と日本語が飛び交う。広尾駅からすぐの場にあって、こんもりと樹々に囲まれた邸宅は、そこだけイタリア・トスカーナ地方を切り取ってきたかのような佇まいだ。

「イル・ブッテロ」はイタリア人オーナーがプロデュースするトスカーナ料理を中心としたリストランテ。外から見るだけでは、場所柄と敷地の広さから「敷居が高いのかな」と思いがちだが、中へ入るとフランクでアットホームな雰囲気が広がっている。日本人とイタリア人のカメリエーレ(ウェイター)たちの明るい声掛けでこちらの肩の力もふわっと楽になる。

イル・ブッテロ

木の扉の重厚な入口と、空の光がそのまま入るグラステラス席の入口があり、ランチ時はテラス席から案内される。全面ガラス張りになっているテラス席では店内から外へ飛び出している樹木もあり、自然体で木漏れ日がキラキラと美しい。

イル・ブッテロ

一方、屋内の席は落ち着いた間接照明の明かりがぐっとムーディーになっている。2階はパーティースペースになっており、その空間も調度品、ムード、光、風の抜けるような広さが素晴らしい。こちらがオープンしたのは1994年で、レストランウェディングの走り的存在だ。立食で100名、着席で80名のキャパシティだ。

イル・ブッテロ

テラス席でランチをいただく。1600円(A)と2600円(B)のコースがあり、Aセットではサラダ、選べるパスタ料理、デザート、コーヒー。Bセットではこれに前菜と肉または魚のメインディッシュが付く。

イル・ブッテロ

この日は気軽に食べられるAセット。フレッシュサラダには小海老のカクテル仕立てと玉子のソースが添えられていた。自家製パンはフォッカチャなど3種類。パスタにはトスカーナ地方らしいラザニアをチョイスした。バジリコと海老のシーフード風ラザニアで、ベシャメルソースで焼き込んだミルフィーユ状のパスタはふんわりトロトロ。味はかなりシッカリしているのでパンもすすむ。比較的強めに味付けしているのはこちらの特徴だとのこと。

イル・ブッテロ

食材では特にオリーブオイルにこだわり、鮮魚類もシェフが実際に見て選ぶ築地のものを多く使用している。パスタは毎日手打ちで作っている。パーティーなどの大人数の時でも毎回手打ちしているという。全て手づくりの料理はあまり余計なことをせず、美味しさを最短ルートでテーブルに届けるようにしている。

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