ブーランジュリー ラ・セゾン 本店

甘栗パン同じく驚かされたのが「揚げカレーパン」。「カレーパンはたいてい揚げているじゃないの」と言われそうだが、このカレーパンの外見を見れば、誰もがビックリする。

BOULANGERIE LA SAISON

大ぶりのクルトンが衣となっているのだ。一般のカレーパンの衣であるパン粉と同じく、クルトンもパンの仲間。マッチしないはずはない。しかし、やはり「クルトンを揚げ衣に」という発想は浮かんだことがなかった。子どもが喜び、大人も目を奪われる揚げカレーパン。オーナーシェフは、なんというアイデアマンなのだろう。

クルトンをまとったカレーパンは、通常のものよりさらにサクッとした歯ざわりが楽しい。中のフィリングも本物志向。ある程度の辛みがあり、その中にフルーティーな甘みもかすかに感じられる。

店頭でパンの説明を受けたとき、オーナーシェフに「どうやってこのようなパンを思いつくのですか?」と聞いたところ、「ヨーロッパではパンは食事どきに欠かせないものなので、食事のシーンを思い浮かべ、そこから派生するものにヒントを得ることが多いです」との答えが返ってきた。

たとえば期間限定の「枝豆スティック」というパンも、そうした発想法で生まれたものだそうだ。夏といえば、ビール。ビールといえば、枝豆。「枝豆を使ったパンがあったら、ビール片手にスポーツ観戦をしながら食べられてよいんじゃないでしょうか」と。「自分の店なので、思いついたことをそのままやってみているだけです」と控えめな返事だったが、よく見れば、店内には食事のシーンを意識したアイテムがひっそりと、しかしいくつも点在している。

ガーリックラスクなども酒のつまみに合う一品だし、アンチョビバターなどの販売も行っている。食事パンをスライスしてこうしたバターを塗って出せば、シンプルなカナッペのでき上がり。ちょっとしたホームパーティーに大活躍してくれそうだ。

BOULANGERIE LA SAISON

ラ・セゾンでは、枝豆スティックのような期間限定の新作パン品が月ごとに登場している。レギュラーメニューはもちろんのこと、オーナーシェフのアイデアが生きた楽しい新製品は、パン好きならずとも見逃せない。

BOULANGERIE LA SAISON

ラ・セゾンは、参宮橋駅の隣・代々木八幡駅にカフェを併設した支店も持っている。ガラス張りの明るいカフェでは、おいしいパンと食事とのマリアージュを楽しめることだろう。

「はっきりした時期は未定ですが、こうしたカフェ併設の支店をもう少し増やし、食事と楽しむパンのおいしさを伝えたいです」と語るオーナーシェフ。参宮橋の本店から生まれたパンが、さらに多くのファンを生み出すことが、いまから容易に想像できる。

BOULANGERIE LA SAISON

メニュー例:
バゲット・ラ・セゾン…280円
クリームパン…120円
揚げカレーパン…160円

※本文中のメニュー・価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

ブーランジュリー ラ・セゾン 本店
所在地:東京都渋谷区代々木4-6-4 エクセレント代々木1F
電話番号:03-3320-3363
営業時間:7:00~20:30→6:30~20:30(日・祝は19:30まで)
定休日:月曜日
http://www.la-saison.jp/

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