Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

小田急小田原線「代々木上原」駅南口2出口から徒歩約1分。代々木上原の住宅街に入った小道に佇む一軒家レストランとして2001(平成13)年にオープンし、すでにこの地で約15年、地元の人たちに愛されてきた店「Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)」。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

落ち着いた空間には、それぞれに風情あるデザインの照明が灯されており、窓側からの木漏れ日もやさしい。そうした店内の照明や飾りは、シェフの見崎氏がレトロなグッズを収集していたことから、彼の私物を店内に飾っているそうだ。この心地よく洒落た空間も、料理を楽しむ雰囲気作りに一役買っている。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

入ってすぐのオープンなフロアには着席で14名、そこから左手奥に入ると“秘密の小部屋”のような半個室の空間があり、そちらには8名分の席が設けられている。そのため、地元では家族でのお祝いやママ会などのちょっとした集まりにどちらかのフロア、または両フロアを貸し切ってパーティを行う人も少なくないそうだ。約15年の歴史を持つ同店だけに、お祝い事は「Casa Vecchia」でといったご家族も多く、常連さんの子どもたちの成長やさまざまな節目に立ち会えることが、見崎氏にとっての幸福にもつながっているという。まさに“地域の人たちと共に時を刻んできたレストラン”と言えるだろう。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

ランチメニューは、平日限定コースでサラダ、本日のパスタ、ドリンクが付く「PranzoA」(1,200円)をはじめ、前菜盛り合わせとサラダ、本日のパスタ、本日のドルチェ、ドリンクという流れの「PranzoB」(2,200円)、その「PranzoB」に本日のメインディッシュが付いた「PranzoC」(3,300円)となっている。オシャレ空間で手軽に食事できることもあってか、女性客が多く見られた。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

食材も生産者が見えるものを使用しており、たとえば「青森産・ホタテとアスパラガスのフレッシュトマトのソース スパゲティーニ」「徳島産・阿波尾鶏のカチャトーラと夏野菜のトマトソース ローズマリー風味スパゲティーニ」、「千葉産・あさりとオカヒジキ、ミョーガのスパゲティーニ 梅風味」といったように、店の前に掲示されているメニューにも食材の産地が表示してある。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

その日、いただいたのはディナーメニューの前菜と「兵庫産・鱧ときゅうりと梅のソース」のスパゲティーニである。オイル系のメニューには細麺を使用しているそうで、夏らしい鱧とさっぱりした梅のソースが麺に程よく絡んで、食べるほどに食欲が増進するようだった。また、その日の前菜は、中央に鰹のスモークとハーブのサラダ、それを取り囲むように右上から時計回りに、カポナータ、鴨肉のスモーク、夏野菜の冷製マリネ、桜鯛のカルパッチョが色鮮やかに並べられ、季節の味覚をイタリアンに楽しむことができた。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

18時からのディナータイムは4,000円~5,000円、5,000円~8,000円のコースも用意されており、アラカルトメニューも充実している。スパゲティーニをシェアしてワインをはじめとするお酒を楽しむ人たちも少なくない。
意外だったのは“ワインにこだわりを持つレストラン”でありながら、ワインリストは用意されていないことだ。それは、フロアスタッフの岸菜氏が、お客様から相談されれば選んだコースやメニューに合ったワインについて、それぞれの特長や料理との相性をアドバイスしてくれるからである。料理は見崎氏が取り仕切っているが、ワインの仕入れに関しては、岸菜氏が担当している。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)

ワイン初心者として、同店の料理に合う銘柄をうかがってみた。まず、テーブルワインとして手頃に楽しめる「ソアヴェ・クラッシコ」はすっきりとした味わいで程よい甘み。前菜や食事のスタートにはオススメとのこと。そして、口当たりがやさしいロゼに近い淡い赤ワイン「ピエモンテ・グリニョリーノ」は、メインの魚料理と合うそう。木樽熟成の「トレッビアーノ・ディ・ルガーナ」はしっかりした味わいの中にもフルーティさが感じられる白ワイン。その日のメニューや常連さんであればそれぞれのお好みに合わせて、料理の味をさらに引き立ててくれるワインを提案してくれる。

見崎氏の料理と岸菜氏のサービスの両輪で、「Casa Vecchia」は“地域の人たちにとって、なくてはならないイタリアンレストラン”として愛され続けていくだろう。

Casa Vecchia(カーサ・ヴェッキア)
所在地:東京都渋谷区上原1-34-10 
電話番号:03-3468-4280
営業時間:12:00~14:00、18:00~22:00
定休日:月曜日
http://www.casa-vecchia.jp/
https://www.facebook.com/casavecchia2001



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