プチ・コニシ

プチ・コニシ
プチ・コニシ

中野坂上の交差点から青梅街道を少し西に歩くと行き会う、昔ながらの「酒屋さん」的たたずまいの「リカーランドフジコニシ(藤小西)」。一見すると何の変哲も無い店で見過ごしてしまいそうだが、店先には小さく、「プチコニシ」と書かれた置かれている。脇に目をやれば、ビールやグラスワインの品書きがされた黒板も。実はこの酒屋の中には、ワインバルが同居しているのである。

プチ・コニシ
プチ・コニシ

酒屋の店頭で飲めるというスタイルは、今でこそ時折見られるようにもなったが、ここ「プチコニシ」は2003年から営業している、この業態のパイオニア的存在。「藤小西」自体は何と創業90年を超える老舗だそうで、もともと歌舞伎町で営んでいた酒屋が、昭和50年代に今の場所に移転。オーナーが昔見ていたという「角打ち」(酒屋の店頭で買った酒を立ち飲みするもの)を現代に再現したのが、この「プチ・コニシ」ということだ。

プチ・コニシ
プチ・コニシ

「角打ち」にしては場所もしっかりと広く、本格的な形となっているが、「買ったものを立ったまま飲む」というスタイルは踏襲し、数年前までは完全な立ち飲みバーだったという。今はニーズに合わせてカウンターチェアを置いているが、テーブルの高さは立ち飲みサイズのまま。椅子を使わず、敢えて立ったまま飲む姿も似合いそうな店だ。

プチ・コニシ
プチ・コニシ

昼間、酒屋を訪れるお客さんはほとんどがご近所の常連さんだが、17時を過ぎ、会社が終わり店が開くと、客層はガラッと入れ替わる。家に帰る前にちょっと一杯、という会社員の常連客が仲間連れで訪れ、思い思いのワインやビールを店頭で選び、奥のバルへと吸い込まれていく。持ち込み料金はビール類が300円、ワインが1,000円。それでも他店で普通にオーダーするよりも安く、高いボトルになるほど「お得感」は高くなる。

プチ・コニシ
プチ・コニシ

お酒の一番人気はワイン。もともと「藤小西」がワインに強い酒店ということもあり、銘柄の種類は国産、海外産ともに種類豊富に揃っている。中でも「ヴァン・ナチュール」と呼ばれている、農薬や酸化防止剤などを使わないナチュラルワインの品揃えには定評がある。国産ワインについても、ワイナリーと直接取引をしているものが多く、小さなワイナリーのワインがよく揃うということだ。

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