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炭火やきとり 炙-ABURI-

炭火焼だいにんぐ 炙-ABURI-

志村坂上駅を出ると、中山道が走っており、すぐ横には「志村一里塚」によって道が迂回している。江戸の史跡を残しているのである。その道沿いに2分も歩けば「炙」の提灯が見えてくる。一見、間口は狭いように見えるが、入ってみると奥が深く、あたかも“焼酎道”を思わせる造りとなっている。

炭火焼だいにんぐ 炙-ABURI-

店長の中村孝一氏は、若いながらもすでにこの道8年の料理人。自らも「焼酎アドバイザー」の資格を取得し、週に3日くらいはさまざまな酒販売店へ行っては、そのプロの目で掘り出し物を仕入れるそうだ。実際に人気の「魔王」(980円)、幻の焼酎と言われる「村尾」(1,300円)、すべて手づくりで伝統の甕で仕込まれており、3年の眠りのあと出荷するため、「炙」でも年に2~3回しか入手できないプレミアム焼酎の中のプレミアム「森伊蔵」(1,500円)という“焼酎の3M”がずらりと並んでいる。

炭火焼だいにんぐ 炙-ABURI-

店内を見回すとさまざまな焼酎、日本酒、梅酒のボトルが所狭しと並んでいる。間接照明のやさしい光をバックに、天然木のつくり出す雰囲気のモダンで落ち着いた店内には、それらのボトルが影を落とし、素晴らしいインテリアとなっている。

炭火焼だいにんぐ 炙-ABURI-

私が通されたのは入口のすぐ横にある個室的な4人用ブース。部屋の正面にはずらーりと人気焼酎「魔王」が壮観なまでに並んでおり、部屋のアイテムとしては竹と和紙でできたやわらかい光に希少酒である宮崎の「百年の孤独」のパッケージとボトルが照らされていた。

炭火焼だいにんぐ 炙-ABURI-

また、「魔王」に混じって凛と立っている「たちばな」は現地・宮崎の地元の人たちが飲む「たちばな」だという。通常、東京の人はお湯割りで飲むことが多いので25度だが、宮崎ではストレートやロックで飲む人が多いため20度に下げているのだそうだ。その現地の物を手に入れて、現地の値段で提供しているとのこと。通常、都内の焼酎バーなどでは東京出荷の25度の物が中心となっているため、東京ではめったに飲むことができない焼酎もこうして手に入れ、お客様に供しているのだ。つねに80種類くらいは用意している焼酎が中心のためか、九州出身者のお客様も多く、カウンターには店長と焼酎の話がしたくてやってくる焼酎ファンのお客様が集まるという“通の店”なのだ。

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