絵音カフェ

地下鉄東西線「葛西」駅から線路の南に沿って、西に歩くこと5分ほど。商店街と住宅街の境目あたりにひっそりと佇んでいる「絵音(えね)カフェ」は、生粋の地元っ子でもあるという星谷知絵さんが営む、個人経営のカフェ。自身の名前に「音」を添えて店名にしたのは、彼女がもともと、ロックバンドのボーカルだったことに由来している。今ではカフェと子育てに奮闘中の日々を送っているが、音楽への情熱と愛情はこの店に引き継がれ、歌と同じように、人々に癒やしを届けている。

店舗外観
店舗外観

店舗内観
店舗内観

店舗内観
店舗内観

店舗内観
店舗内観

店舗内観
店舗内観

3歳から葛西に暮らし続けているという星谷さん。バンドでは生計を立てるのが難しいと考え、生涯続けられる仕事をしなくては…。と思ったときにまず浮かんだのが飲食店だった。料理やお菓子作りが好きだったこと、何より地元である葛西には大好きなカフェがないと思ったとき、無いのであれば自分で作ってみようと思い立った。

朝夜と資金作りや物件を探し、メニューを考え、自分で内装を考え、壁を塗り、椅子を組み立て…としているうち、いつの間にかカフェ作りがバンドと同じくらいの大切な夢となった。開業から5年目を迎えた今では「ほとんど手作りだから、愛着の深さ は、ほかの店に負けないですよ!」と胸を張るほどで、カフ ェ店主としての貫禄も十分。温もりの感じられる明るい店内 で、日々、訪れるお客さんを和ませている。

オーナーの星谷知絵さん
オーナーの星谷知絵さん

ドリンク類はソフトドリンクやコーヒー、紅茶などは当然扱っているが、ワインやビールなど、アルコール類の種類豊富さが目立つ。これは星谷さん自身がライブハウスで働きながら、バーテンダー的な仕事もしていたためで、特にカクテルに関してはカフェの域を超え、専門のバー並みの品揃えをしている。品書きの片隅には「お好みに合わせて作ります」とも書かれているほどだ。

スイーツもすべて自家製している。定番はアップルパイ、ガトーショコラ、チーズケーキの3種類ということだが、それに加えて、季節のフルーツを使ったタルトなどが、気まぐれで加えらる。特にアップルパイについては、生のリンゴからオーブンでじっくり時間をかけて焼き上げたもので、開業時からリピーターが多い逸品ということだ。5年目に入って新しくスタートしたパンケーキも、人気メニューの仲間入りをしつつあるそうだ。

手作りのケーキとオーガニックティー
手作りのケーキとオーガニックティー

自家製の「焼き立てりんごパイ」
自家製の「焼き立てりんごパイ」

しかし、星谷さんに「店の一番のこだわりは?」と聞くと「実はトイレなんですよ」と、意外な答えが返ってきた。「トイレってお店の中で唯一、一人だけになれる場所だと思うんです。でもそこがガッカリだと、夢から醒めちゃうじゃないですか。だから頑張って、ほっとできるような空間にしています」と笑う。こんなお茶目な人柄も、常連さんに慕われているのだろう。

店舗内観
店舗内観

こだわりのトイレ
こだわりのトイレ

店舗内観
店舗内観

店のふんわりとした雰囲気から、主婦層のお客さんがほとんどかと思いきや、「実はけっこう男性も多いんですよ。しかもお一人の方が」との話。確かに、周りは住宅地なので駅からの帰り道に寄りやすそうだ。ほっとできる空間と、美味しい料理とスイーツ。もちろんそれはこのカフェの一番の看板としているところだが、実はそれ以上に、星谷さんの人柄が魅力であり、人々を惹きつけているのかもしれない。

絵音カフェ
所在地:東京都江戸川区中葛西5-18-14 イナガキビル1F
電話番号:03-6808-5276
営業時間:11:30~18:00
定休日:月曜日、第3火曜日
http://ene-cafe.com/



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