ブーランジュリー ジョー

ブーランジュリー ジョー
ブーランジュリー ジョー

葛西駅南側の住宅地の一角に、静かな雰囲気で佇む「ブーランジュリー ジョー」は、地元の人を中心に支持されている、小さな焼きたてパン屋さん。店主の間々田氏はかつてプロのボクシング選手として活躍していたことでも知られ、バンタム級の東日本チャンピオンに輝いた経歴も持つ。引退後はその計り知れない精神力を生かしながらパン作りに精を出し、日々パンチ力のある個性的なパンを、葛西の人々に届けている。

ブーランジュリー ジョー
ブーランジュリー ジョー

間々田氏がパン作りに興味を持ったのは、実はボクシングに興味を持つ以前の幼少時代。「大きくなったらパン屋さんになる」という夢を30年越しに実現して現在に至っている。開店前にはホテルのベーカリー部門に入り、一から下積みの日々を5年間も送ったというが、異業界ではあれど一度は頂点に立った人間が一から始めるということは、非常に強い精神力を要するものだ。だからこそ、厳しい修行に耐え抜いた間々田氏のパンには、一切妥協というものが無い。

ブーランジュリー ジョー
ブーランジュリー ジョー

ボクシングに必要なのはスピードとセンス、そして集中力と体力。パン屋とは一見関係無いように思えるが、仕事ぶりを見ているとそうでもないことに気がつく。厨房の間々田氏は目にも止まらぬ速さで生地を切り分け、次々と丸めて成型しており、ひと時も手を休めない。さらに、その合間にも次々と焼き上がるパンの面倒を見て、スタッフに的確な指示も出す。朝は毎日夜明けよりも早く起きて、一日立ったままでパンと対峙する。こんなことを難儀と感じずに毎日繰り返せるのは、ボクシングで培った強靭な身体能力と精神力あってのことだ。

ブーランジュリー ジョー
ブーランジュリー ジョー

そんな彼が作るパンはワイルドな雰囲気が満面に満ちたものが多い。例えば槍のように細身で尖った「バゲット・JOE」(280円)は、長時間熟成の生地をハードに焼き上げたロングフランスパンで、中央に入った切れ目が猛々しさを強調している。内側は大きな気泡が全身に均一に入りいかにも美味しそうだ。このほか、切れ目が複数入った「バゲット・ミュール」(260円)もあるので、好みで選ぶといい。カットしてガーリックトーストにしたらさらに美味しいだろう。

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江戸川区のitot


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