昔も今も、地域の人々に愛される小学校/立川市立第五小学校 校長 井土満先生

立川市立第五小学校
校長 井土満先生

創立75周年を迎える、「立川市立第五小学校」。
校長先生に聞く、学校と地域の魅力とは?

「立川」駅の北側、高松町の商店街から少し住宅地に入った閑静な場所にある「立川市立第五小学校」。1940(昭和15)年に創立し、間もなく75周年を迎えようという伝統ある学校で、昔も今も変わることなく、地域の人々に愛されている。

今回はこちらで校長を務められている井土(いづち)満先生をお訪ねし、学校の歴史と魅力、高松町エリアの魅力について、いろいろと話をお聞きしました。

当初は「立川町立川第四尋常小学校」として開校されたそうですが、学校の歴史について教えてください。

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もともとは1940(昭和15)年に、当時はまだ町だった立川町の「第一尋常小学校」の分校という形で創設されまして、「立川町第四尋常小学校」という校名でした。その年に立川が市政を敷きましたので、半年もしないうちに「立川市立第四尋常小学校」となり、その後、1941(昭和16)年に「立川市立第四国民学校」、さらに1944(昭和19年)に「立川市立高松国民学校」と変わり、1953(昭和28)年から現在の校名になっております。

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現在(2015(平成27)年5月)の児童数はおよそ550名、校舎は1965(昭和40)年に建てられたものです。創立から約75年、ずっとこの場所にある学校ということで、地域に根ざした、歴史の長い学校ではありますが、立川市内にはまだまだ、第一小学校など、140周年を超えている学校もあります。

開校当初の頃と比べると、周囲の環境もずいぶん変わったのでしょうね。

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私も昔のことは詳しく知らないのですが、もともと、この辺りは畑が広がっていた地域のようです。学校の前の高松大通り商店街は、戦後から昭和の時代にかけて、ずっと地域の中心的な商店街だったので、昔からにぎわっていたようですが、少し入ったこの学校の周辺は、まだまだ畑も多かったといいます。

学区の北側には旧石川島飛行機製作所(今の立飛)の飛行機工場がありましたので、戦争の頃までは、飛行機の関連工場と、畑と、商店街があったという感じだったのでしょうね。戦後のアメリカ軍の跡地が「昭和記念公園」になって、学校の周りの畑にも住宅ができて、現在のような、住宅地に囲まれた小学校になっていきました。

「第五小学校」の教育目標、目指す児童像などについてお聞かせください。

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学校経営の基本理念としては、これまでに培われてきたよき校風と伝統を大切にしながら、教育目標が子どもの日常行動や態度に現れるような教育活動をしていきたいと考えております。

教育目標には「思いやりのある子」「考える子」「元気な子」「責任を果たす子」という四つの言葉を掲げていますが、私はその中でも特に心の部分、「思いやりのある子」というのを、重点的に取り組んでいます。

教育目標に関連して、具体的な実践例などがあればお聞かせください。

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思いやりの心を育むということです。異年齢交流などはさかんに行っています。いわゆる「たて割り活動」として、1年生から6年生までさまざまな取り組みがあります。幼稚園や保育園などとの交流もしています。朝遊びの時間に、6年生がリーダーになって異年齢同士で遊んだり、たて割り班で給食を食べたりなど、異年齢で活動する時間を、積極的にもつようにしています。

他の小中学校との連携についても力を入れているそうですが、具体的にどのようなことを行っていますか?

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立川市全体の取り組みとして、今年度から、「小・中連携」に力を入れています。本校でも学区である「立川第二中学校」との連携に力を入れておりまして、児童が中学校に行って授業を受けたり、クラブ活動の体験をしたりということも行っておりますし、逆に中学校から先生が来て、英語の授業に参加してもらったりということもあります。

特に高学年に関しては、交流の機会を積極的にもつことで、卒業後もスムーズに中学校に進んでいけるようになればと考えております。

「第五小学校」独自の、ユニークな活動や取り組みなどがありましたらお聞かせください。

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学校に来ていただくと、校舎の周りがたくさんの花に囲まれていることにお気づきになると思いますが、これは「ビオラの会」という、保護者の方やOBが子どもたちと一緒になって育てているものです。「ビオラの会」では年間を通して、子どもたちと一緒に、ビオラやマリーゴールドを種から育てて、学校の周りに植えたり、家に持って帰ったりということで活動しています。

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ほかに特色と言えば、本校では自転車の安全教育に力を入れています。交通安全協会高松町支部の方や、PTAの方が中心になって、主に3年生向けに自転車教室を開いてくださっているのですが、これが年間5回ぐらいありまして、校庭の中で練習をした後に、実際に地域の道路に出て試験をして、合格した子に「免許」を出すようにしています。これも本校の伝統のひとつです。

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そのほか、地域の伝統的な行事に「高松子ども相撲」という相撲大会があり、昨年からは本校の体育館で行われています。今までは近くの神社に土俵があって、そこを使っていたのですが、最近撤去されたので、学校で行うことになったものです。これも今後、この学校の伝統になっていくのでしょう。

近隣に「昭和記念公園」がありますが、こちらを使った活動などはあるのでしょうか?

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「昭和記念公園」も学区内に含まれており、1、2年生が校外学習(遠足)に行ったり、市のマラソン大会に参加する子が練習に利用したり、といった具合で活動しています。

今年度から、「立川市民科」というものが始まったそうですが、どのような科目なのでしょうか?

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立川市全体の取り組みとして、地域学習とふるさと学習に力を入れていこうということで始まったものです。そこにキャリア教育、つまり進路、将来の仕事、人生設計といったものを合わせる形で学習していきます。小学校だけではなく、中学生まで継続して取り組むものになります。

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近くには商店街がありますから、商店の見学などにも行きますし、その他にも地域の文化や伝統を学び、その良さに気付いてもらうという狙いで、さまざまなテーマを取り上げていきたいと思っています。たとえば「五小の北側にある大きなケヤキの木は、どうして道の真ん中にあるのだろう?」とか、「曙橋という交差点があるけれど、ここにはどんな橋があったのだろう?」などといった具合です。地域のちょっとしたことに興味や疑問をもって、実際に見に行ったり、調べたりするということで、取り組み始めているところです。

「第五小学校」の子どもたちには、どんな印象の子が多いでしょうか?

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私の個人的な印象としては、落ち着いた感じの子が多いと感じています。どの家庭でも、子どもたちのことをよく見て、よく教育してくださっています。

保護者の方については、どんな方が多い印象でしょうか?

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教育熱心で、学校に対して協力的な方が多いと思います。保護者会などを行っても、授業参観をやっても、本当にたくさんの方が来てくださいます。また、「ほっとメイト」という学習ボランティアについても、多くの方に来ていただいていて、学校としても助かっております。これは授業の補助に入ってくださる方を保護者から募集して、普段の授業の中に入ってもらうという取り組みなのですが、ほかの学校からも「うちでも取り入れてみたい」と言われているほど、活発に活動ができております。

数年後に、学校の大規模改装が決まっているということですが。

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市の予算が付き、2017(平成29)年度に改修工事が行われることが決まりました。内容についてはこれから詰めていくところで、具体的なところは決まっていませんが、今年に調査、設計が入り、間もなく具体的な内容も見えてくるかと思います。全面的な改修になりますので、校舎が使えない間については、校庭にプレハブ校舎を作って対応するという予定です。

高松地域の生活環境、子育て環境についてお聞かせください。

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高松地区は「昭和記念公園」も近いですし、商業施設や駅にも出やすいので、子育て世代の方には特に住みやすい地域だと思います。今年から立川市のキャッチフレーズとして「にぎわいとやすらぎの交流都市、立川」という言葉が掲げられておりますが、この言葉がまさに、本校の学区のイメージと重なるかと思います。

駅に出やすく便利な割には、落ち着いた雰囲気がある地域です。教育環境としても、素晴らしいと思いますよ。

立川市立第五小学校 校長

今回、話を伺った人

立川市立第五小学校
校長 井土満先生

※この情報は2015(平成27)年5月時点のものです。

昔も今も、地域の人々に愛される小学校/立川市立第五小学校 校長 井土満先生
所在地:東京都立川市高松町1-12-25 
電話番号:042-523-5238
http://www.tachikawa.ed.jp/es05/



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