「つつじヶ丘」駅前通り沿いにあり、駅を利用する通勤・通学客を中心に支持を集める焼き立てパンの店、「クープ」。
カフェのようなかわいらしい入口をくぐると、店内には選りすぐりのかわいらしいパン達が並んでいる。基本の食パンが数種類、おかずパン、お菓子パンなど、その品揃えはさまざま。焼きあがるたびに次々と追加されていくので、いつでも焼き立てフカフカのパンに出会えるはずだ。
このパンが美味しいと評判を集める理由は、半端ではない手間のかかり具合にある。この店の販売スペースの奥にある工房の広さは、販売スペースの2~3倍はあるだろう。この広い厨房で、店主の猿田氏は早朝から生地を作り、焼き上げ、開店の8時に間に合わせている。
8時からは通勤のお客さんがランチ用に買って仕事場へ向かい、昼には付近の主婦やサラリーマンが訪れ、夕方にはまた、通勤通学帰りの人々がウィンドウを覗いてゆく。「つつじヶ丘」駅南口ではこの店の存在感は際立っており、開店から1年にしてすでに、地元の人々の生活への密着度は高いようだ。
忙しくパン焼きに追われる中でも、「酵母まで作らないと気がすまないんですよ」と語る、猿田店主。店のパンには3種類の酵母を使い分けているそうだが、そのひとつであるレーズン酵母は自家製だ。
聞けば、修行先は西荻窪の無添加パンの有名店。そこで覚えたパン職人としての誇りが、猿田氏の熱意の源となっている。





