仁寺洞(インサドン)

仁寺洞(インサドン)
仁寺洞(インサドン)

恩多町にあるその店は空堀川にかかる「御成橋」の傍に位置しており、店も車道から少し奥まった所にある。東村山駅から徒歩20分ほどかかる場所に店を構えた背景には、オーナーの強いこだわりがあった。

仁寺洞(インサドン)
仁寺洞(インサドン)

韓国では、家庭料理のお店というと川べりや山の裾野にある場合が多いという。そのイメージを再現したいと思い、まず川沿いのこの場所を選ぶことから店舗計画がスタートしたというのだ。そして、ソウルの中で最も韓国を感じる街『仁寺洞(インサドン)』を店名に掲げたそうだ。川沿いの店で食べる韓国下町の香りがする家庭料理がこの店のコンセプトなのだ。

仁寺洞(インサドン)
仁寺洞(インサドン)

店の前には済州島の守護神・トルハルバンがお出迎え。韓国の民家風の入り口を入ると、オーナー自らが韓国から買い付けてくるという数々の調度や置物が整然と並べられている。また、広い窓からは空堀川が臨め、明るい光が差し込んでいる。韓国料理というと焼き肉店を連想する人も少なくないと思うが、インサドンは家庭料理にこだわり、焼き物は扱っていないためか、店内は爽やかな空気に包まれている。

仁寺洞(インサドン)
仁寺洞(インサドン)

「私たちは“家庭料理に込める気持ち”を大事にしているんです。日本だって家庭料理は、家族のため、子供のためと温かい気持ちを込めてつくるでしょう。そこが一般の専門店と違うところだと自負しているんです」とオーナー。家庭料理ということで、本来は数人で楽しめる鍋物がおススメとのこと。たとえば、豚の背骨に肉が残ったものを煮たスープでジャガイモをじっくり煮込んだ「カムジャタン」は豚の匂いを丹念に取り大変手間がかかるそうだが、家族に食べさせる気持ちで調理することで最高の味を出しているという。ただ、2~3人前からということなので、1人でも楽しめる定番の「石焼ビビンバ」1,000円をオーダーすることにした。また、インサドンではお酒だけでなく、お茶も双和茶(サンファチャ)、生姜茶(センガンチャ)、快明子茶(ギョルミョンジャチャ)、紅人参茶、よもぎ茶といった韓国伝統のものが多数あるので、リラックス効果があって“長寿のお茶”と言われる「菊茶」500円もチョイスした。

仁寺洞(インサドン)
仁寺洞(インサドン)

まずは耐熱ガラスのポットの中で花開いた菊の花が美しい「菊茶」をいただく。ハーブティーで言えば、カモミールティーに近い。ひとつのポットで3杯くらい楽しめる。

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