地魚料理 やすらぎ

やすらぎ7
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金沢シーサイドライン「野島公園駅」周辺は、平潟湾に囲まれる昔から漁業の盛んなエリア。すぐ近くには金沢漁港・小柴漁港があり、駅の周りにも釣り船や屋形船が数多く係留されている。釣り好きの2人が活躍するシリーズ映画も、初期のものはこの近辺で撮影されていたそうだ。

やすらぎ2
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そんな野島公園駅から歩いて2分ほどの距離に、地元の新鮮魚介をさばく活魚料理店がある。この地に根付いて20年の、地魚料理「やすらぎ」がそれだ。

店の外観は一見すると居酒屋風。中に入ると、店の置くには活き魚が泳ぐ水槽があり、カウンター、小上がり、奥には個室、二階には宴会場。カウンターのガラスケースにはアナゴ、カレイ、タコなど、その日に仕入れた新鮮ピチピチな地魚がズラリと並び、ちょっとこじんまりとした割烹といった感じのお店だ。

やすらぎ4
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これは相当期待出来そう!と、オススメを注文したら、「地アナゴの鮨(5貫)」「地アナゴの天重」「タコと平目の刺身」「地元カサゴの煮付け(2尾)」が運ばれてきた。

『こ、これは大量…』と怯みつつも、気合を入れてまずは一番味の淡白な刺身から。平目はプリップリッ、脂も適度に乗って最高に美味い。量も多いので、思わずフグ刺のようにゴソッと掴みとり食べてしまいました。こんな贅沢な食べ方をしたのは初めてです。そしてタコ。これが柔らかくて、味が濃厚!タコを食べて味が濃厚というのもおかしな話かもしれないが、本当なのだから疑う方は是非食べてもらいたい。ビックリしている私に奥様曰く、「煮かたが違うんですよ。ちなみに企業秘密ですけど(笑)」とのこと。

やすらぎ5
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次に、一番のオススメという「地アナゴの鮨」に箸を付ける。凄い!肉厚なのに舌の上でとろけるという、柔らかな歯ごたえは感動物。そして上に塗られた秘伝のツメは、ほんのり甘くちゃんと醤油の味がする一度食べたら癖になる味。「だって、ただ甘ったるいだけじゃ、アナゴの味がわかんなくなるでしょ」とオーナー。これを食べると確かに納得。今まで回転寿司で美味いと思っていたアナゴは何だったんだろう…。

やすらぎ6
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そして鮨と食べ比べるために「地アナゴの天重」へ。鮨よりも少々細身なアナゴだが、サクサクの衣に包まれたその身は、ホッコリホクホク。これまた濃厚な味で、アナゴ自体に甘みを感じる。

こんなに味がハッキリしているのは新鮮な魚を使っているからだと思いきや、それだけではない。実はこのお店では大きいものは鮨に、中は天ぷら、小は柳川にと、料理によって使うアナゴのサイズを変えているんだそう。大きさが違えば味の濃さも脂の乗りも違うから、言われてみれば当たり前といえば当たり前なのだが、大半のお店ではやらないであろう心配りをやってくれているところに、このお店の人気の秘密を見たようだ。

やすらぎ7
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最後に「地元カサゴの煮付け」。箸を入れるとホロッと簡単に崩れるその身は、一見とてもしょうゆ味がキツそうに見えるのだが非常に淡白。煮汁が魚の味を引き立たせこそすれ、まったく邪魔をしていないのは見事。

と、あれよあれよという間に完食してしまった私。非常に満足です。江戸前もまだまだ捨てたものじゃないなと思ったが、聞けば漁獲高はこの店を始めた20年前の半分そこそだそうだ。時代の流れでしょうがない部分もあるとはいえ、いつまでも店には残ってもらい、匠の味を次の世代に伝えて欲しいものである。
地ダコ…860円
ダルマイカの刺身…880円
ハタハタ塩焼…650円
地はぜの天ぷら…880円
地あなご柳川…930円
鯨の竜田揚げ…1,200円
地かれい唐揚げ…1,400円
※ランチは土・日のみ(11:30~15:00)。4,000~6,000のコースも有。

地魚料理 やすらぎ
所在地:神奈川県横浜市金沢区平潟町23-20 
電話番号:045-701-2268
営業時間:11:30~23:00
http://www.yasuragi-kanazawa.com/



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