田園都市線がすれ違うさまを見下ろせる場所に、もう少しでオープンして20年目となる、ベッカライ徳太朗はある。住宅街の一角の、ともすれば見落としてしまいがちなその場所の前では、ご主人様を待っているペットや、記念撮影をする人たちがいたりと、不思議な光景を目にすることができる。なぜ「記念撮影」をするのかというと、このお店は、パンマニアの間では聖地的な存在で、遠方はるばる訪れる人も多い名店だからである。
ドアを開け中にはいると、こじんまりとした店内に店員さんたちの「いらっしゃいませ!」「いまパンが焼き上がりました、このパンは…」とパンを説明したり、注文を聞く声が飛び交い、パンが並べられたショーケースの前には行列ができていた。
ベッカライは限られたスペースに、センスよく様々な「おいしそうなもの」たちが並べられている。例えば右手コーナーのアンティ-ク調の棚にははちみつ、紅茶、「よく切れるナイフ」などがある。
そして焼きたてのパンが次から次へと運ばれてくる、中央のショーケースの上にはバゲットやバタール等のハード系パン、そしてショーケースの中にはメロンパ ンやチョココロネ、あんぱんなどなじみある菓子パンから、ロールパン、ひよこ豆がたっぷりと入った豆のカレーパン、かと思えばイチジクがたっぷりと練り込まれたドイツ系のパン、デニッシュ類、もちろん食パンもある。とにかく目移りしてしまうほど、様々な種類のパンがあるのだ。
そして左側には総菜パンや、徳太朗おすすめのブレンドティがあり、パンを中心とした世界が広がっている。
徳太朗の一番人気は「角食パン」。毎日焼き上げた先からどんどんと売れてしまうという。また、これを目当てに来る人もいるという「ミルククリーム」。小さなフランスパンに、コクのある練乳をいれたバタークリームをはさんだもの。こちらもすぐに売り切れてしまうとあり、「ミルククリームあります!」の張り紙がされていたら、すぐにお店に飛び込んでしまうという人もいるほどの人気ぶりだ。
ひとつひとつ丁寧につくられた味を感じられるベッカライ徳太朗のパン。奇をてらうことが無い、飽きのこない味なのに、その味が忘れられない。だから何度も足が向いてしまうのかもしれない。
ベッカライ 徳多朗
所在地:神奈川県横浜市青葉区美しが丘5-12-6
電話番号:045-902-8511
営業時間:6:30~18:00
定休日:水曜日、日曜日
メニュー例
かぼちゃのロールパン…63円
あんぱん…126円
メロンパン…140円
チョコレートコルネ…150円
ミルククリーム…210円
豆のカレーパン…230円
ナポリターナ…230円
バケットトラディショナル…330円
※本文内の価格等は取材時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。





