軽トラ元気市!

毎月1回、第3日曜日に開催される美しが丘エリアならではの地域密着イベント「軽トラ元気市!」。まちの賑わいの創出と東北復興支援を目的に2010(平成22)年の開催より2016(平成28)年6月で60回を迎える朝市で、地元の農産物をはじめ近隣の飲食店や福島からの出店者など地域また日本の魅力にあらためて気がつかせてくれる注目のイベントです。

2016(平成28)年2月21日(日)、曇り。会場となる「美しが丘公園」の自由広場には大きな輪を描くように25軒もの出店者が季節の農産物や自慢の逸品を持って集まっていた。

美しが丘公園の広場を囲むように販売車が並ぶ
美しが丘公園の広場を囲むように販売車が並ぶ

商店街の会長として街の移り変わりを見つめ、「軽トラ元気市!」を育ててきた佐藤恒一さんにお話を伺ったところ、都心部で行われる売上重視のマルシェとは異なり、「東北復興のために少しでも役立てたら」と、賛同して出店してくれる地元のお店も多く、店主との会話を楽しみながらゆっくり買い物を楽しめるのも「軽トラ元気市!」ならではの特徴だという。

「軽トラ元気市!」の常連として出店している手作りハム・とソーセージ専門店「STADT SCHINKEN(シュタットシンケン)」店主の中山一郎さんにお話を伺うと、「たまプラーザ店」を閉店した後も地域の人たちとのつながりを大切にしたいと、今でも毎月第3日曜日を楽しみに訪れているようだ。

「STADT SCHINKEN(シュタットシンケン)」の中山さん
「STADT SCHINKEN(シュタットシンケン)」の中山さん

店主の中山さんの作るハムやソーセージは、ドイツに古くから伝わる製法とも異なり独自の研究によって生み出されたもののようで、2014年8月には横浜市が認定する「横浜マイスター」に選ばれたことでも知られる地元を代表する名店だ。

「たまプラ元気市腸詰セット(1パック税込638円)」は、同店自慢のハーブウインナ、チョリソー、和風ソーセージ、ドイツウィンナの4種がセットになったお得な商品で、ぜひ手に取っていただきたい逸品。

どれもこだわりの品々
どれもこだわりの品々

次に訪れたのは生産者であり青葉区で“軒下マルシェ”を展開している「青葉グリーンファーム」さん。30軒からなる地元農家のつながりを生かして仕入れる季節の農産物は、見た目にも美味しさが伝わる新鮮な野菜ばかりで、開場となる9時直後から途切れることなく多くの人で賑わう「軽トラ元気市!」の目玉テナントのひとつ。

顔が見え、ゆっくり話しながら変えるのは嬉しい
顔が見え、ゆっくり話しながら変えるのは嬉しい

「たまプラーザ中央商店街」にある「砂塚コーヒー店」と連携して、コーヒーを淹れ終えた後に残るコーヒー豆のかすを肥料として有効活用し畑づくりにも生かしているようで、地域のつながりのなかで栽培されている野菜をぜひ味わってみたい。

色とりどりの野菜や果物が並ぶ
色とりどりの野菜や果物が並ぶ

朝9時から14時まで開催される「軽トラ元気市!」では、出店者による物販のほか、4月の「さんまの炭火焼 無料提供」をはじめ、地元小学校のPTAによる餅つき体験参加企画など各種イベントもあり、宮城県の女川(おながわ)から仕入れる秋刀魚の無料配布は1,000匹にものぼるそうだ。

また2,000円のお買い物券がもらえる「じゃんけん大会」も好評。参加無料で、しかも一日に何回でも参加できる大人から子どもまで家族みんなで楽しめる催しで、出店者から集める2,000円/日のテナント料のおよそ半分を地元のお客さまに還元するという商店街ならではの“太っ腹”な内容だ。

じゃんけんには思わず力が入る
じゃんけんには思わず力が入る

今回で3回目の出店となる川崎市の「ベーグルカンパニー」店主の茶野佐知子さんにもお話を伺ったが、以前、たまプラーザに住んでいたこともあり知り合いを通じて出店するようになったようだが、美しが丘エリアにはベーグルの専門店は無く、ベーグル好きには嬉しい待望の出店だったようだ。

「ベーグルカンパニー」の茶野さんは素敵な笑顔で話してくれた
「ベーグルカンパニー」の茶野さんは素敵な笑顔で話してくれた

店舗で提供している30〜40アイテムのうち、今回は12種類を厳選して提供していたようだが、自家栽培&無農薬のきんかんやれもん、地元で採れたさつまいものベーグルなどバラエティに富んだ品揃えに専門店ならではの魅力を感じられるだろう。

通常の商品のほか、季節によってベーグルも変わる
通常の商品のほか、季節によってベーグルも変わる

さらに初出店となる宮前区犬蔵の「Cafe83(かふぇやみぃ)」店主の竹中真理子さんにもお話を伺ったが、石巻市の自家焙煎珈琲豆屋「CAFEE TRE(カフェトレ)」から仕入れる鮮度の高い珈琲豆と、犬蔵で採れた地元の野菜を使ったお食事メニューをひっさげての出店となったようだ。

「Cafe83(かふぇやみぃ)」の竹中さん
「Cafe83(かふぇやみぃ)」の竹中さん

美しが丘と川崎市宮前区の犬蔵とは隣接してはいるものの、生活圏がまったく異なるようであらたな人の流れに期待をして出店を決めたようだ。「軽トラ元気市!」という名前に、はじめは「軽トラを持っていなくても出店できるのか?」と気がかりだったようだが、細かい決まり事も無く主催者側の対応も寛容で、実際に出店してみるとキッチンカーやコンパクトな外車などさまざまで、軽トラが一台も並んでいなかったのにも居心地の良さを感じていたようだ。

一般的な“マルシェ”や“朝市”ではなく「軽トラ元気市!」と謳った背景には、「おしゃれな雰囲気の美しが丘にヨコ文字の“マルシェ”じゃ当たり前過ぎて面白くない。軽トラ=農家のおじさんを連想させ、“たまプラーザから日本を元気に!”をモットーにした東北の復興にもつながるイベントにしたい」という想いが込められているという。

代表の佐藤恒一さんによると、「東北復興支援をひとつの大きな目的にしているため、いつまで継続させるかは今後の議論が必要だが、まずは区切りとなる100回を目標にやっていきたい!」と、今後も発展し続ける「軽トラ元気市!」にぜひ一度足を運んでみては。

軽トラ元気市!
所在地:神奈川県横浜市青葉区美しが丘2−22 美しが丘公園自由広場
電話番号:045-901-6824(アロウ靴店)※電話受付時間:10:00~18:00、木曜定休
開催日時:毎月第3日曜日、9:00~14:00
http://www.keitora.info



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