トラットリア サルメリア アルボルゴ

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

センター南駅の広いバスターミナルに面したマンションの裏手側、やや奥まった通路を行くと隠れ家的な印象もある『トラットリア サルメリア アルボルゴ』は、地元では本格的なイタリア料理と数々のワインを楽しめるレストランとして、知る人ぞ知る存在だ。

車道に面した店舗の表側には、イタリアの旗が風を受けてこの店の存在をアピールしている。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

入口の棚には『アルボルゴ』の魅力の一つでもあるワインがディスプレイされており、店内の窓際にはワインのボトルが並び、イタリア気分を盛り上げるインテリアとなっている。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

店に入ると2つのフロアに仕切られているようにも見えるが、実は奥にはL字型に曲がっており、奥の左側にも2テーブル8人分のスペースが広がっている。

総席数28名ということだが、入るともっと広いイメージを感じるだろう。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

本格イタリアンを追求する『アルボルゴ』は、すべての素材が最高級品といえる。

まず、野菜は鎌倉市農協連即売所で買付る“こだわりの鎌倉野菜”、さらにイタリアから持ち帰ってきた野菜の種を育てたものや色とりどりの朝摘野菜、珍しい野菜を楽しむことができる。

また、完全有機無農薬栽培を行っている山梨県・上の原ハーブガーデンからはハーブサラダ、四季折々の朝摘野菜の提供を受けている。千葉県・鋸南勝山漁港から直送で旬の魚を届けてもらっているので、鮮度抜群。市場では見かけない魚も手に入るという。

さらに、牛肉はA-4等級のサーロインや岩手産短角種和牛など、噛んで楽しめる肉を厳選。豚肉は、国産の銘柄豚だけでなく、イベリコや、ノワール・ド・ビゴール豚というフランスの猪豚もメニューに取り入れ、仔牛、仔羊、仔ヤギはもちろん、秋から冬にかけてはウサギ・鹿・鴨・キジ・イノシシなどのジビエ食材も使うという。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

また、こういった素材を使っての料理を、さらに美味しく食べるための最適なワイン選びにも『アルボルゴ』ではひと工夫したサービスを行っている。

例えば、最近では、期間限定で「デグスタッツィオーネコース」というコースを提供していた。デグスタッツィオーネとは、直訳で「試食」「試飲味利き」を意味し、多種類を少量ずつ味わうコースを指す。『アルボルゴ』の代表料理とイタリアの伝統料理を組み合わせたコースに、それぞれ最適なワインをチョイスしてあるので、料理とワインの取り合わせの妙を楽しむことができたのだ。

先付けが「鎌倉野菜のバーニャ」であれば、スプマンテ「ジェイオ ロゼ ビゾル」を。前菜の「イタリア産ウサギとカルチョフィのサラダ仕立てヴィンコットソース」を楽しんだ後は、2種類のパスタ「自家製オレキエッテ(耳たぶ型パスタ)サルディニア産カラスミと菜の花ソース」「自家製キタッラ(断面の四角いパスタ)フランス産鴨のラグーソース」をいただく。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

それぞれのパスタには白ワイン「テレザ マラナ シャルドネ’06 カンテレ」、赤ワイン「サンタ ロザリア’06 マウロ セバステ」がつく。メインの「琉球島豚の溶岩グリル」には、赤ワイン「トォリンチェローネ’99 ヴァルディピアッタ」。そして、締めくくりとなるデザート「リンゴ、松の実、レーズンを包んだストゥルーデル、ミルクのジェラート添え」には、デザートワイン「ヴァルカイア・アプレ’03 イナマ」という提案がなされていた。

「デグスタッツィオーネコース」は期間限定のコースで、現在は供されていないが、通常のコースでも、それぞれの料理に合うグラスワイン(常時、赤・白それぞれ3~4種類が用意されている)をチョイスする、という楽しみ方はいつでもできるので、お店の方に気軽に相談して、「デグスタッツィオーネ」を楽しんでみたい。

『アルボルゴ』のハウスワインは量り売りとなっていて、飲んだ分だけ会計できる。ボトル1本は飲めないけど、1杯では物足りないという方にとっても嬉しいサービスだ。常時50~60種のワインを揃えてあり、そのほかのカクテル、ソフトドリンクも充実している。

誕生日の場合、事前に申し出ておけば、デザートのプレートにイタリア語の「Happy Birthday」を描き、ローソクをつけて出してくれるなど、料理、ワイン、そしてホスピタリティにおいても一流のサービスを提供してくれる。平日の営業時間を22:00まで延長したのも、お客様にゆっくりしていただきたいという想いからだという。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

今回は前菜として「イタリア産ウサギの詰め物ローストのサラダ仕立て(1,575円)」、パスタは太めの自家製スパゲッティ・ビーゴリで「フランス産鴨のラグー、ローズマリー風味(1,680円)」、そしてメインに「佐島産スズキの蒸し焼きマントヴァ風、酸味の効いたオイルソース、自家製ピクルス添え(1,890円)」をオーダー。

メインにはペコリーノ100%の白ワイン「レ・メルレッタリエ」をご提案いただく。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

まず、ウサギはパンチェッタを巻いてあることで適度に脂が馴染んでパサパサすることもなく、ジビエにありがちなクセがない。ウサギの内臓とローズマリーにちょっぴりセージなどを隠し味で混ぜたという中心部分の風味と周囲の柔らかさが口の中で融合して味わい深い。サラダのほろ苦さがさらに味を締めてくれる。

これまでジビエが苦手だった人も抵抗なく楽しめる味であり、ジビエファンにとっても満足の一品となるだろう。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

ラグーの素材は野性味あふれる鴨、メインで食べるには抵抗がある人も、パスタソースとしてであれば食べやすいのではないかというシェフの配慮もあって、ソースとして鴨を細かくフレークしてあるため、香草やオイルと十分に絡んでいるので食べやすい。

とはいえ、鴨の強さを支えるだけの強さは太いパスタならでは。ソースとパスタのバランスが絶妙だ。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
トラットリア サルメリア アルボルゴ

「スズキの蒸し焼き」は一足早い春を感じさせてくれる盛り付けで、メインディッシュとしての華やぎ十分。ボリューム感があったパスタの後に、スズキの塩かげんとオイルソースやピクルスの酸味が嬉しい。ワインも思わずおかわりしてしまいそうだった。

イタリアンが好きな人も、香り高いイタリアワインを味わいたい人も、ジビエで季節感を感じたい人も、思い出となる贅沢な時間を過ごしたい人も、満足できる空間が『アルボルゴ』にはあるのだ。

※メニュー・値段などは取材当時のものとなります。

トラットリア サルメリア アルボルゴ
所在地:神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎中央52-2 
電話番号:045-949-1557
営業時間:ランチ 11:30~15:30(L.O.14:30)、17:30~21:00(L.O.)
定休日:月曜日・第2火曜日
http://www.al-borgo.com/



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