Syukur(シュクル)武蔵小杉店

Syukur武蔵小杉店
Syukur武蔵小杉店

「スープカレー」というものをご存じだろうか。北海道は札幌が発祥地の、通常のカレーがスープ状になった食べ物だ。

食べてみるまでは単純に「カレー味のスープじゃないの?」などと思っていたのだが、実際に味わってみると、スープというには存在感があり、カレーというにはさっぱりとした口当たり。そんな摩訶不思議な味わいが人気のスープカレーは、数年前に若者を中心としてブームが巻き起こり、一躍有名に。いまではカレーのワンジャンルとして人気が定着しつつある。

武蔵小杉駅から見てサライ通り商店街の手前にある「シュクル 武蔵小杉店」は、武蔵小杉でいち早くスープカレーを出した専門店。東南アジアのリゾートにでもありそうな外観は、スープカレーを知らない人でも目を奪われてしまうようなセンスの良さが漂っている。

Syukur武蔵小杉店
Syukur武蔵小杉店

こざっぱりとした店内でメニューを作っているのは、本場・札幌出身のオーナー。「札幌のスープカレーが大好きなので、ぜひこのおいしさを広めたくて」と、やわらかい表情で店が誕生したきっかけを語る。

透き通るような肌が印象的なそのさわやかな外見からは、この店とともに自由が丘支店も同時に切り盛りするほどのバイタリティーは想像しづらい。
「外食産業に関わったこともないのに、好きが高じて勢いで開店したようなものだったので・・・。それに、店をつくろうと思ったときも、物件探しや内装工事のときも、多くの人にお世話になりました。いまも友人や知り合い、アルバイトのスタッフたちにかなり助けられています」と、どこまでも謙虚なオーナー。「シュクル」とはインドネシア語で「感謝」の意味。こうした“感謝”を絆とともにずっと大切にするために、この語を店名として選んだのかもしれない。

店の主役・スープカレーは、この様式に惚れ込んだオーナーが独自に研究し、アレンジを重ねてきた独自流。現在でも休みの日にはスープカレーの食べ歩きをしているそうで、さらなるおいしさの開発に余念がない。もちろん、ベースには札幌スタイルが生み出すテイストがいまもしっかりと根付いている。

食材も北海道を意識しているものが多いそうで、米も北海道産の「ほしのゆめ」を使用。入手できるときは、ジャガイモなどの野菜なども北海道の商品を選ぶようにしているという。
「スープカレーというだけに、“スープ”の味が命ですから」と、オーナーはけっして仕込みの手を抜かない。「最初は『これは女性の仕事ではないな』と思うほど骨が折れました」と苦笑いも浮かべるが、おいしいスープカレーを出すためには、やはり手間ひまは惜しめないのだとか。

豚や鶏から取っているというスープは、あっさりしていてヘルシーであり、良質のコクがある。独自の調合を重ねた20種以上のスパイスがこれに加わり、香り豊かなスープカレーの基礎が出来上がる。

Syukur武蔵小杉店
Syukur武蔵小杉店

シュクルでは、このスープにゴロゴロとした大きめの具が入っている点が特徴。定番メニューの1つ「骨付きチキンと野菜のスープカレー」を採ってみても、骨付きのモモ肉の迫力ある姿が出色だ。
しかも、これほど大きいのに、鶏肉はスプーンで簡単にほぐれるほどのやわらかさ。骨からの身離れの良さに思わず感動してしまう。野菜はピーマン・ニンジン・ジャガイモ・キャベツ・ナス・ブロッコリーと種類も豊富で、サッと素揚げしているため、彩りも鮮やか。これに半熟のゆで卵が白身と黄身をのぞかせ、さらに賑やかな印象を与えている。
ちなみに、スープカレーはスプーンですくったライスをスープにひたして食べるというスタイルが主流だ。

Syukur武蔵小杉店
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