川崎市立宮前図書館

地域の細部まで本を届ける自動車文庫

川崎市立図書館の一つである「宮前図書館」は、東急田園都市線「宮前平」駅より徒歩10分の区行政センターの一角を占める。ここ「宮前図書館」で注目したいのは、自動車文庫だ。約3,300冊もの本を改造した車いっぱいに積みこみ、「宮前図書館」を拠点に市内の各地域を巡回する。開催ポイントは市内21箇所にもおよび、2週間に1度搭載した本の貸し出しをしている。より地域の細部まで本を届けたいということから、さかのぼること1977(昭和52)年より自動車文庫のサービスを開始した。今でも幼児からお年寄りまで多くの人が心待ちにしている。

「宮前図書館」入口

車に本がめいっぱい積まれた光景はあまり目にすることがないため、思わずワクワクしてしまう。車には「たちばな号」という愛称があり、かつてこの周辺が「橘樹郡(たちばなぐん)」と呼ばれていた地名に由来し、ここでも歴史を感じる。子ども向けの絵本から、高齢者向けの文字の大きな本、主婦向けのレシピ本など、開設ポイントの利用者層に合わせて車に積む本を選定する。もちろん、読みたい本の予約や、図書館で借りた本の返却もここで行えるのでとても便利だ。

特設コーナーも設置している

本来、本を貸し出すのがメインであった図書館のあり方が少しずつ変わってきている。地域や行政機関と連携して、来館者に本と合わせて関連した情報を提供するのだ。たとえば、同図書館では、地域のニーズに合わせ、「認知症の人にやさしい図書館プロジェクト」を推進している。地域包括ケアシステムの取り組みの一つとして、地域と連携。認知症に関連する本を一箇所に集めたコーナーを設置し、付近の目につきやすい場所には、関連情報のパンフレットを配置している。そうすることで、図書館が情報を得る入り口となり、その他関連機関へつながることになる。このようにして、図書館は、「本を借りる場所」から「包括的に情報を得られる場所」へと変わりつつあるという。

川崎市立宮前図書館
所在地:神奈川県川崎市宮前区宮前平2-20-4 宮前文化センター内
電話番号:044-888-3918
開館時間:9:30~19:00(土・日曜日、祝日、12/28は17:00まで)
休館日:第3月曜日(祝日の場合は直後の平日)、年末年始(12/29~1/4)、館内特別整理期間
http://www.library.city.kawasaki.jp/riyo..
http://www.library.city.kawasaki.jp/riyo..
http://www.city.kawasaki.jp/350/page/000..



PAGE
TOP