SÔNG BÉ CAFE(ソンベカフェ)

鎌倉駅西口を出て、JRの線路沿いを北へ歩くこと3分、「SONG BE CAFE(ソンベ カフェ)」に到着した。光あふれる開放的なテラス席から、テーブル席、ソファ席、そして小上がりと奥に進んでいくほどに、太陽がさえぎられしっとりとした陰に包まれていく。店内は、土の壁に木の床。テーブルや椅子、棚など木製品でまとめられた調度品。窓越しに生い茂る深い緑が見え、不思議なほど気持ちが落ち着いた。

オープンは2001年、オーナーの宇治香さんは、それまでスポーツ用品メーカーに勤務。企画の仕事について世界各国を飛び回っていた。そして仕事で立ち寄った東南アジアに魅了されたのだという。

「日本で失われた、古き良き時代を感じさせるというか。アジアのあの空気感が、疲れた心を癒すのではと思ったんです」

店名である「ソンベ」とはベトナム・ホーチミンの北東にある町で作られている、庶民が使う器。同じくベトナムで有名な陶器「バッチャン焼」とは異なり、不ぞろいでどこか無骨な雰囲気だか、何ともいえないぬくもりを感じる。

メニューは、タイ、インドネシア、ベトナムといった東南アジアの国々のおいしいものに加え、オリジナルメニューがそろう。「エビとほうれんそうのグリーンカレー」(850円)は、16種類のスパイスを使用、辛さの調整もできる。また、かき氷にゼリーや緑豆、ココナツミルクの入ったベトナムのデザート「CHE(チェー)」(480円:夏限定メニュー)、コンデンスミルクの甘みがクセになる「ベトナムコーヒー」(ホット、アイスとも520円)も人気を集めている。

そして店内では、ソンベ焼をはじめ、ベトナム刺繍のバッグやアクセサリー、ジャージなど、さまざまな雑貨を販売。オーナー直々に現地に足を運び、買い付けているというが、その品揃えにはスタイリストのようなセンスが光る。

生まれも育ちも鎌倉だという宇治さん。

「寺、海、山…鎌倉には何でもあるよねって、お客様からもよくいわれますが、この仕事を始めて『あ、そうなんだ』とつくづく感じるようになりました。ただ僕にとってはどこよりも落ち着く街。この穏やかな時間を感じてもらえたら」

いつもの観光とはひと味違う鎌倉の魅力を体感できる、とっておきのカフェだ。


●デッキでまったりくつろいでいる、看板犬の「ぎゅうどん」くん

※本文内の価格等は掲載時のものです。変更している場合がありますのでご了承ください。

SÔNG BÉ CAFE(ソンベカフェ)
所在地:神奈川県鎌倉市御成町13-32 
電話番号:0467-61-2055
営業時間:11:30~20:00、土曜日11:30~21:00)
http://song-be-cafe.com/



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