きねや

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「乙女餅」――なんと美しい響きの名前だろう。大正時代から昭和初期の宝塚少女歌劇団の大スター・天津乙女がその名の由来となった。天津乙女と言えば、日本舞踊の優れた名手であり、観客を魅了してやまない「宝塚の至宝」としてその名を残している。

そんな名前にあやかった「乙女餅」も、「清く、正しく、美しく」を表したような逸品である。製法は、米粉のみならず、黍(キビ)粉、砂糖、塩をその日の気温や湿度を見ながら長時間かけて蒸気釜で練り上げる。そして出来上がったお餅をたっぷりの特選きな粉で覆ったものだ。素材には一切の添加物を含まない、安心安全なお菓子でもある。

きねや
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一見すれば素朴なきな粉餅だが、その姿にはどこか品があり、口に入れればモチモチと程よい弾力が幸せな気分にしてくれる。ケミカルなものを使用していないので、体にすーっと入ってくる。そして柔らかな甘さは、過酷な稽古や舞台を乗り切るタカラジェンヌや、世界中から訪れる観光客たちのシッカリしたエネルギー源となっているのだ。芯の強さを柔らかいパウダーでまとった和菓子――それが「乙女餅」なのだ。

きねや
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もちろん「きねや」は歴代のタカラジェンヌの御用達であり、現在も現役のスターや芸能人が多く訪れる。店内には間寛平氏の写真が置かれており、アースマラソンを成し遂げるための良質なエネルギー源として、この「乙女餅」を好んで食べていたという。

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