創立85年の幼稚園 遊びの中から学ぶ子どもの育ちを見守る 学校法人谷口学園 文の里幼稚園園長 谷口登一さん

学校法人谷口学園 文の里幼稚園園長 谷口登一さん

創立85年の幼稚園
遊びの中から学ぶ子どもの育ちを見守る

1928(昭和3)年に開園した、街と共に85年の歴史を歩んできた「文の里幼稚園」。阿倍野という賑やかなエリアに近いにも関わらず周辺には閑静な住宅街が広がっています。今回は「文の里幼稚園」の5代目園長を務める谷口登一先生に施設の特徴と街の魅力についてお話を伺いました。

幼稚園の概要を教えてください。

文の里幼稚園 門

1928(昭和3)年に創立し、2013(平成25)年で85年目を迎えました。私は5代目になりますね。創立の頃から掲げている園訓の「みんな仲よくがんばるよい子」をモットーに、集団生活の中での経験を通して、いろいろな気持ちを高め、心やさしい思いやりのある子に育って欲しいとの願いを込めて子供と接しています。私たち自身が子供だったころを思い出しながら、子供の気持ちになって一緒に考え、子供の目線に立って話をできるようにしています。子供はやっぱり、気持ちが澄んでいますので、そういう心を大事にしています。

保育の特色を教えてください。

文の里幼稚園 保育

英語や体育なども行っていますが、勉強ばかりではなく、遊び中心、その中で色々な気持ちを伸ばして行けるように心掛けています。アットホームな幼稚園を目指していますので、先生たちはみんな子ども1人1人の名前を覚えて、全ての子供たちに関われるようにしています。うちの先生たちは、みんな優しく明るく元気なので、「良い先生がいます」と自信をもって言えること、それが当園の一番の特色かなって思いますね。親御さんに安心してお子さんを預けてもらえることが何よりも大事なことだと思いますし、園が綺麗だとか、そういうことではなく、安心できるかどうかが一番大切。チームワークがうまくまとまっていることが当園の自慢かなと思いますね。

英語学習の目的は何ですか?

文の里幼稚園 園長先生インタビュー

“しゃべれる”とかそういうのではなく、あくまで遊びの中での英会話になります。ゲームをしながら英語に触れあったり、これから小学校でも英語が必須になっていきますので、英語に親しむということを大事にしています。年少さんからスタートして、毎週水曜日に20分の時間を設けて行っています。体育もそうなんですが、英会話ではネイティブの先生に来ていただくようにしています。

体育ではどのようなことを行いますか?

文の里幼稚園 園長先生インタビュー

目的は「体を動かすこと」。ゲーム的な要素を取り入れながら、跳び箱だったり、鉄棒だったり、マット運動、ボール遊びなどを行っています。当園では、運動能力テストというものを行っており、25メートル走や体の屈伸率を測ったり、園内での体力測定を行い、全国平均でどれくらいかを出すようにしています。子供たちの体力というものが年々、落ちてきている中で、ちょっとでも体力をつけられるようにしています。低鉄棒というのがありまして、これが出来たらお帰りの時に、みんなの前で発表して、「低鉄棒賞」のメダルを上げたりしています。一人できると僕も私もという気持ちが出て来るんですね。

目標を設定して、それをクリアするということはとても大切なことですね。

文の里幼稚園 園長先生インタビュー

誰か一人ができると、他の子供たちのやる気が起こっていきます。メダルをもらうために頑張る、仲間意識が強くなっていく、いろいろな面があると思いますね。当園には、3大行事というのがあり、運動会、音楽リズム発表会、お遊戯会というのがあります。それに向けて一生懸命、練習をして、やりきって行く中で、達成感や充実感、仲間意識というものが生まれ、相手を思いやる気持ちも育っていきます。そういう気持ちを育てていけたらと考えていますね。

3大行事について教えてください。

文の里幼稚園 保育2

まず10月に運動会があります。隣の明浄学院さんの運動場をお借りして行うのですが、年長さんになると組み立て体操もありますし、鼓隊パレードというものもあります。年中さん年少さんはお遊戯が中心になりますね。運動会は学年でがんばる行事なんですが、12月の音楽リズム発表会はクラスでがんばるものになります。そして、2月のお遊戯会は、5人から8人くらいの各グループで一つの演技を行います。阿倍野区の区民センターの大ホールをお借りして行いますが、綺麗な衣装を着たりして、お遊戯を披露したりしています。ですので、まず学年でがんばって、続いてクラスでがんばり、最後にグループでがんばるという形になっています。成長段階に合わせて行う行事になりますので、お遊戯会は成長の集大成ということになりますね。

他の行事にはどのようなものがありますか?

文の里幼稚園 掲示

4月の入園式に始まって、5月には親子の集い、7月の七夕の行事など、季節に合わせて行うようにしています。10月には、お母さん方にすべて段取りしていただくバザーを開催しています。これは、準備からお母さん方が全てを行うPTAの行事になります。お母さん方がお店の人になり、子どもたちもゲームコーナーなどのお客さんになったりします。その売り上げは、子供たちのクリスマスのプレゼントだったり、人形劇を呼んだり、おもちゃになったり、全額を子どもたちのために還元できるようにしています。毎年3月には、おすもうさんに来ていただくのですが、今年(2015年)は横綱の白鵬さんに来ていただく予定です。去年までは琴欧州さんに来ていただいていました。

子どもは様々な個性を持っていますが、どのような心掛けで接していますか?

文の里幼稚園 保育3

グループの中に入れるように、先生たちが一人一人の子どもの気持ちに合った形で進めています。無理にグループの中に入れるのは良くないですが、最後は自分から入っていけるように、ということを大切にしていますね。なかなか自分を出せない子は多いですから、先生たちは日頃からお子さんの様子を把握するように心掛けています。その際には、家庭と連絡を密に取り合って、家庭での様子と幼稚園の様子を話しあいながら、その子に合った保育を進めていくことが大切だと思っています。

地域とはどのような関わり方がありますか?

文の里幼稚園 外観

バザーもそうですし、運動会のときに地域の方に来ていただいたり、こちらも地域の広場を借りたりしています。当園はバスがありませんので、みんな徒歩で通ってもらっていただいているのですが、地域に根付くことを大事にしていますので、地域はとても大事な存在だと思っています。園はすべてオートロックにしていますので、朝は門の前に私がずっと立ってご挨拶をさせていただいています。お歩き(登園)のときは、先生がお子さんを迎えに行き、安全面を考慮しながら登園するようにしています。もし仮に何かあったとしても、近所の家に飛びこめるようにしています。周辺には卒園生のおうちがありますので、これは長く続けて来た中で培った当園ならではのネットワークですね。

最後に街の魅力を教えてください。

文の里幼稚園 遊具

閑静な良い街だなと思いますね。人柄も良いですし、住みやすい街です。自転車で阿倍野まで行けますし、お買い物にも便利だと思います。同じ校区に常盤小学校というのがあるんですが、1000人を超える生徒さんがいらっしゃいまして、大阪府下でも最も多いくらい。小学校は今、空き教室が多いと言われたりしていますが、常盤小学校は教室を増やしているくらいの小学校なんです。あべのハルカスが出来たり、大きなマンションも建設されていますので、当園に来ていただく園児も増えてきていますね。

文の里幼稚園 谷口園長

今回、話を聞いた人

学校法人 谷口学園 文の里幼稚園

園長 谷口登一さん

住所:大阪市阿倍野区文の里3-15-28
電話番号:06-6629-2323
http://www.fuminosato.jp/

※記事内容は2014(平成26)年1月時点の情報です。

創立85年の幼稚園 遊びの中から学ぶ子どもの育ちを見守る/学校法人谷口学園 文の里幼稚園園長 谷口登一さん
所在地:大阪府大阪市阿倍野区文の里3-15-28 
電話番号:06-6629-2323
保育時間:9:30~14:30
預かり保育時間:8:00~9:30、14:30~19:00
休園日:土曜、日曜、祝日
※土曜もホームクラス(8:00~19:00)を実施
http://www.fuminosato.jp/