結婚式から始まる新しい人生を、トータルサポートする 「三橋の森」。/株式会社GIFT 島田康司さん 三橋の森ウエディング「ラ・クリエール」 呉本貴子さん


株式会社GIFT 統括責任者 島田康司さん
三橋の森ウエディング「ラ・クリエール」マネージャー 呉本貴子さん

結婚式から始まる新しい人生を、トータルサポートする
「三橋の森」。

JR「大宮」駅からはバスで約10分程度。穏やかな街の中に、2011(平成23)年にオープンした、結婚式場からレストラン、ベーカリーカフェ、保育園、カルチャースクールと、多彩な事業を展開している「三橋の森」という複合施設がある。結婚式をその日だけのイベントで終わらせず、その後の夫婦・家族の人生を温かく幸せにするために、さまざまなサービスを行っている。今回は「三橋の森」を運営する「株式会社GIFT」の統括責任者・島田様と、ウエディング事業のマネージャー・呉本様にお話を伺った。

さまざまなサービスを展開している「三橋の森」ですが、まずは設立の経緯、施設のコンセプトなどについてお聞かせいただけますでしょうか。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

私たちの会社は、以前は他県でブライダル事業を主に行っていました。新たにこの「三橋」という街を選んだ理由のひとつには、広大な敷地内に樹齢120年を超える桜の樹と、椎(シイ)の樹という街のシンボルツリーがあり、結婚式場にふさわしい雰囲気があったことがあります。出会いは“樹”だったのです。

結婚式を一過性のイベントで終わらせず、結婚後には、子育てをして、カルチャースクールで自分の趣味も広げられる…一生のお付き合いができるような施設を作りたいという想いから「三橋の森」の立ち上げが始まりました。そして2011(平成23)年に、「三橋の森ウェディング ラ・クリエール」「レストラン アキュイ」「カフェ ボスケ」「三橋の森保育園」「三橋の森カルチャースクール」からなる同施設がオープンしたのです。

ウェディング事業ご担当の呉本様にお伺いします。
ほかの結婚式場にはない、「三橋の森ウェディング ラ・クリエール」の魅力とはどのようなところなのでしょうか。

三橋の森
三橋の森

なんといっても、“日常使いができる場所”で結婚式が挙げられる、ということですね。カフェがあり、レストランがあり、保育園やカルチャースクールもあり…。結婚式はとても特別な日ですから、式を挙げられるご夫婦に、お二人らしくゲストをおもてなしできる空間として利用していただきたい。そして、式場をたった1日の特別な場所として終わらせずに、思い出の場所としていつでも帰って来られる空間にしたいのです。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

“特別でありながら、特別でない場所”…そんな在り方を目指して、「ラ・クリエール」は今も進化中です。例えば、チャペルでの式だけでなく、先程お話ししたシンボルツリーの前でのガーデンセレモニーやハウスウエディングなど、お客様のニーズに合わせてご相談にのっています。

「三橋の森」のメインとなるテイストは「ナチュラルカントリー」と「ヴィンテージ」です。それに基づいて、大きなコンセプトだけをスタッフで共有して、あとは堅苦しく決めずに自由であるため、ほかの結婚式場とは違ったナチュラルさがあるのだと思います。

式場を利用される方は、どのようなお客様が多いのでしょうか。
また、結婚式の後、思い出の場所としてみなさんはどのようにすごされるのでしょう。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

ここで式を挙げたいという方は、格式ばった雰囲気よりも、自然で穏やかな状態で式を行ないたい、ゲストにも心から楽しんでもらいたい、というサービスを求める方が多いですね。そして、結婚式の後も、かなりの方々がここへ戻ってきてくださいます。
シンボルツリーの桜を眺めながらの「夜桜ディナービュッフェ」や、夏の「三橋の森 世界のビール祭り」など、定期的に開いているさまざまなイベントに、ご夫婦でふらりと足を運んでくださったりしています。かしこまって“行くぞ!”と気構える場所ではなく、“近くに寄ってみたからちょっと覗いてみよう”というような感覚で来て頂けているのだと思います。ベーカリーカフェ「カフェ ボスケ」にふと立ち寄ってパンを買って帰る…というように生活のすぐそばで気軽にご利用される方もいらっしゃいます。

レストランやカフェは、結婚式以外にも利用できるのですね。
「アキュイ」はどのようなレストランなのでしょうか。

アキュイ
アキュイ

「アキュイ」は、レストランウエディングのパーティー会場「ペルショワール」がプロデュースしているフレンチレストランです。「アキュイ」とは、フランス語で“ようこそ”、“歓迎”、“ふるさと”、“我が家”などの意味があります。伝統的なフランス料理の技法を大切にしながら、気どらないスタイルで季節のオリジナルメニューを楽しんでいただけます。
レストランウエディングとして、大切な人とだけの小さな結婚式場として、お二人らしい自由な発想の披露宴も開催いただけます。また、火曜日を除く平日11:30〜15:00の営業時間には式場を利用しない一般の方でも利用でき、和気あいあいとしたムードでのお食事会もお楽しみいただけます。

ブライダル以外の事業について、島田様にお尋ねします。まず、「カフェ ボスケ」について教えて頂けますでしょうか。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

「カフェ ボスケ」はベーカリーカフェです。“小さな街の寛ぎ空間”をコンセプトに、 心に優しく、体にも優しい、無添加のものを使用し、安全・安心にこだわっています。特別なカフェではなく、老若男女誰でもそれぞれのスタイルで自由にくつろいでほしい場所です。小学生のお客様もいらっしゃいますよ。
また、カフェの施設2Fは「三橋の森保育園」になっているのですが、カフェのスタッフが元保育園の先生だったりもします。

 

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

当社ではセクションごとに隔たりがなく、意欲があればやりたい仕事に異動できるんです。子どもたちにとって、カフェで先生が働いている安心感って大きいですよね。そういう点も魅力だと思います。地域密着型のカフェですから、子どもの成長などが見られるのも微笑ましいところです。

「三橋の森保育園」の成り立ちの経緯やコンセプトを教えてください。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

保育園は弊社の新規事業でしたので、設立の準備で調べていくうちにたくさんの疑問が湧いてきました。
そんなときブライダル事業の、挙式の打ち合わせでのお客様との会話から大切なヒントをいただきました。
実は、ご新婦様の中には“子どもができたら仕事を辞めなきゃ”“仕事を続けたいから子どもを諦めなきゃ”という方々も多くいらっしゃいました。子どもは宝であり、ご両親の仕事や趣味の妨げになるなんておかしいですよね。

そのような環境を変えたいと、「三橋の森保育園」では“子どもがいても仕事ができる”、“子どもがいても趣味や自分の時間を諦めない”ようにすべく、「子どもとご両親との幸せな環境を広めていく環境づくりを進める」目標に辿り着いたんです。

「三橋の森保育園」には、たくさんの預かりコースや授業などが用意されていますね。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

「キャリアママサポートコース」や「産休・育休ママサポートコース」「フルサポートコース」など、多様なニーズに応えられるようたくさんのコースを用意しています。コースが少ない方が不思議だと私は考えます。
時代が大きく変わっているのに、既存の保育園の多くは昔から決まったやり方を続けている所も多い。子どもも親も時代とともに成長しているのに、商品だけが変わっていないのです。保護者の方は、それぞれ何時に何時間、何曜日に預けたいか、みなさん違うはずです。絶対に土日がお休みと決まっているわけでもありません。ですから、いろんなコースやプログラムを作ろうと思いました。そして、「ECC英語リトミック」「体操教室」「学研ほっぺんくらぶ」「ピアニカ」など授業のコースもたくさん設けました。

「三橋の森保育園」ならではの特徴は何でしょうか。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

まず、「自分の子どもに通わせたい保育園」を作りたいと思ったんです。「子どもが生きる本来の力」が学べる保育園にしたいと。保育はサービスですので、預けることで良いサービスを得たと思っていただきたいのです。大事なお子様を預かっていますので、食べ物に安全・安心なものを提供するのもその一環で、質の良いものを食べてほしいと思っています。だから保育園は規模は小くても、給食を作っています。それも、作って終わりではなく、管理栄養士も子どもたちと一緒に給食を食べています。実際にその場で見ていないと分からないことってたくさんありますしね。

また、年間行事も「三橋の森」ならではです。クリスマス会はチャペルを使って行いますし、夏祭りは式場のバーベキューコンロを使ったりもします。卒園式の謝恩会は、「カフェ ボスケ」です。定員は38名ですが、こんなに色々なことを上質に行なう保育園はなかなかないのではないでしょうか。入園したらほとんどの子どもが小学校入学前までに通い続けてくれるのも、こうした充実した保育サービスを評価して頂けているためかと思います。

「三橋の森」では、趣味や楽しみを共有できるスクール事業も展開されていますね。
「カフェ ボスケ」に併設の「三橋の森カルチャースクール」について聞かせていただけますでしょうか。

三橋の森カルチャースクール
三橋の森カルチャースクール

人気が高いのは、「パン教室」や「お菓子教室」などです。お子様と一緒でもご参加いただけます。また、小さな赤ちゃんがいらっしゃるご家庭も多いので、ベビーマッサージの教室や、子どもの写真をきれいに撮りたいなどの理由で、「フォトレッスン」なども人気がありますね。そのほかにも、「ワイヤークラフト」や「アロマセラピー」などは年配の方からも人気があります。

カルチャースクールは、「カフェ ボスケ」の一角を利用して行っておりスペースに限りがあるため、ひとつの講座の定員は8~10名と少ないんですが、気軽に、誰もが元気になれる場所を目指して色々な講座を開いています。

カルチャースクールの講師にはどのような方を招かれているのでしょうか。

三橋の森カルチャースクール
三橋の森カルチャースクール

意外に思われるかもしれませんが、ほぼ口コミで広まったスクールなので、実はこちらから講師をお願いしたことは今までないのです。「こういうことをしたい」と提案される方の中で、スタッフも面白いと思えましたら、講師としてお迎えしています。講師同士の口コミでも広がっていきました。「三橋の森保育園」に子どもを預けているお母様が講師になっている講座もあるんですよ。敷居が低く、気軽に参加できるスクールになるように心がけているのです。

講座の申し込みはインターネットからが多いのですが、直接いらっしゃるか、講座の後に次の講座を予約されていく方も多いです。スクールについての疑問・質問などは、「カフェ ボスケ」まで気軽にお問い合わせいただければと思います。

最後に、この「三橋」の街との関わりや、今後の展望などをお聞かせいただけますでしょうか。

三橋の森インタビュー
三橋の森インタビュー

この街に住んで良かったな、「三橋の森」があって良かったな、と思っていただけるような施設運営をしていきたいです。地域の方々のリフレッシュや楽しみ、寛ぎの場としてもお気軽にご利用いただけるようにしたいですし、これからこの街に暮らすことを検討されている方にも、ぜひ一度「三橋の森」にいらしていただきたいと考えております。実際に、カフェのお客様として来店された方が、「三橋の森」での教育環境に魅力を感じて、この街に引っ越しして来られたケースもあるんですよ。

また、学校行事でのカフェ見学も受け入れていますし、勤労感謝の日には園児たちと年配の方が関わったり、地域ぐるみで「三橋」の街の魅力を盛り上げていこうとしています。「三橋の森」が、ご近所の方の自慢になってほしい。そういうお付き合いができたらなと思っています。

三橋の森
三橋の森

今回、話を聞いた人

株式会社GIFT 統括責任者 島田康司さん
「ラ・クリエール」 マネージャー 呉本貴子さん

(写真は島田様、呉本様を含む、「三橋の森」を運営するスタッフの皆様)
所在地:埼玉県さいたま市大宮区三橋1-1331
電話番号:048-658-2000
http://la-clairiere.jp/

※記事内容は2013(平成25)年8月時点の情報です。

結婚式から始まる新しい人生を、トータルサポートする 「三橋の森」。/株式会社GIFT 島田康司さん 三橋の森ウエディング「ラ・クリエール」 呉本貴子さん
所在地:埼玉県さいたま市大宮区三橋1-1331 
電話番号:048-658-2000
http://la-clairiere.jp/