元気な街で活き活きと音楽を指導 温かい目、長い目で子供の成長と真摯に向き合う アベノミュージックセンター インタビュー

アベノミュージックセンター インタビュー

元気な街で活き活きと音楽を指導
温かい目、長い目で子供の成長と真摯に向き合う

「ヤマハ音楽教室」の理念は、音楽を通じて豊かな人間性を育むこと。ここ「アベノミュージックセンター」では、親子の触れ合いを大切に、子供の個性を尊重しながらレッスンを行っている。今回は、幼児科コースの講師を務める山西先生とスタッフの松井さん、先生と保護者の橋渡し役を担う浅利さんにお話を伺った。

ヤマハならではの特徴を教えてください。「適期教育」というものがあるそうですね?

松井さん : 適期教育というのは、子供たちの成長に応じたカリキュラムを組む、ということです。聞く力というのは3歳後半から6歳くらいがピークなんですが、一方で、指の力は6歳から小学校いっぱいくらいがピークなんです。指の力がまだ出来上がっていない子に難しい曲を弾いてもらうには無理がありますから、年齢に合ったレッスンを行うようにしています。
山西先生:心と体の発達に合わせた教育のことですね。聞く力をまず育てて、聞いたものを歌ってもらい、歌ったものを今度は弾いてもらう。そうすることで表現力がついていきます。将来は曲を作るということにつながって行くのですが、自分で作ったものを自分で表現する、これがヤマハのカリキュラムの特徴ですね。

「曲を作る」というのはすごいですね?

アベノミュージックセンター ピアノ

松井さん:ヤマハは“自作自演”を目標のひとつにしています。自分で作った曲を自ら演奏して、聞きに来てくれた人と感動を分かち合う。山西先生が教えている生徒さんも立派な曲を作っているんですよ。世界にひとつだけの曲なんです(笑)。子供たちに合った適期教育の中で、無理なく楽しくできることが大切だと思います。

子供たちに興味を持ってもらうために工夫されていることはありますか?

アベノミュージックセンター プライマリー

山西先生:幼児科では「プライマリー」というテキストを使っているんですが、明るい曲だったり、悲しい曲だったり、元気な曲もあれば、静かな曲もある。そういうものがバランス良く取り入れられているんですが、それをレッスンの中で、声のトーンだったり、テキストに載っている絵を使ったり、メリハリをつけながら興味を持ってもらえるようにしています
松井さん:1時間のレッスンの中には、聞いて歌って、弾いて楽譜を読むというのがありますから、先生方は色んなメニューを考えて、子供たちの興味を引き付けるような工夫をして下さっています。

保護者の方はどのような形でレッスンに関わるのでしょうか?

アベノミュージックセンター

山西先生:幼児科では、お子さんの隣で一緒に歌っていただいたり、手の動作を伴って音楽に参加して頂いたり、色んな形で一緒に楽しんでもらえるようにしていますね。そうすることで、ご家庭に帰られてからの家庭学習にもつながります。

保護者の方の中には、音楽が苦手という方もいらっしゃると思いますが?

アベノミュージックセンター

山西先生:音楽を経験したことがないというお母さんはいっぱいいらっしゃいます。ただ、レッスンの中で講師の方から「今からこうやってくださいね」など、言葉掛けを丁寧にさせていただいていますので、最初は不安を感じられていても、お子さんと一緒にやっていただけるような意図をはっきりと伝えれば、安心していただけているように感じます。

スクールの雰囲気作りで心掛けていることはありますか?

アベノミュージックセンター 内装

松井さん:明るく温かい雰囲気の中で通っていただくことを大切にしています。ヤマハの音楽教室の創始者の理念でもあるんですが、音楽を通じて、豊かな人間性を育むというのがあるんです。大きくなった時に、それぞれが立派な社会人になって欲しいという願いがあります。音楽を教えるだけではなく、グループレッスンなどを通じて、社会性や協調性を学んで欲しいと考えています。それに加えて、幼児期の子供さんは、お母さんとスキンシップすることで非常に情緒が安定するということがありますので、お母さんとの触れ合いというものを大切にしています。

子供の性格は様々だと思いますが、どのようなに接していますか?

アベノミュージックセンター

山西先生:幼児科は2年間というのが一つのスパンなんですが、最初は控えめだったお子さんも、毎週通うことで慣れて来るんですね。そうすると、「お友達がやっているから私もやってみようかな」という良い意味での刺激があります。それがレッスンの中で積み重なることで、最初は消極的だった子が「やってみようかな」「やってみたらちょっと楽しくなってきた」という風になったりします。大切なのは、お子さん一人一人が違う性格を持っていますので、温かい目で、長い目で見てあげること。お子さんのことで気にしているようであれば、お母さんにお声掛けをさせていただくこともあります。
松井さん:長年見ていて不思議なんですが、子どもはあっという間に変わっていくんです。慣れるまでに時間がかかる子ももちろんいますが、それは能力の差ではなく個性の違いなんです。期間をかけながら、じっくり音楽が体中に染み込んでいくよう心掛けています。

この仕事の“やりがい”を教えていただけますか?

アベノミュージックセンター

山西先生:色々ありますね(笑)。私自身、音楽が好きというのがありますので、そういう仕事に携われることにやりがいはもちろん感じます。それに、何より受け持っている生徒さんの音楽的な成長を見られた時、できなかったことができるようになった時のやりがいは本当に大きいです。そして、子供の成長は本当に早いんですが、社会栓や協調性、そういったものの成長を間近で見られると「大きくなったなあ」って感慨深いものがありますね。
松井さん:ヤマハ音楽振興会の指導スタッフの先生が話されていたのですが、幼稚園とか学校でも、担任の先生は2年くらいで変わったりするんですね。でもヤマハは1歳のコースからありますから、ずっとお子さんの人生そのものと関わっていくんです。学校の先生よりも長く子供と付き合っていることになります。子供の成長を間近で見ることができるのは、何物にも変えがたいやりがいだと思いますね。

ここからはスタッフと保護者の皆さんとの橋渡し役である、浅利嘉代さんにお話をお伺いします。先生や保護者の方、子供さんを大所高所から見ておられると思いますが、どのような心掛けで接していますか?

アベノミュージックセンター 浅利さん

浅利さん:保護者の方、お子さん、ひとりひとりを大切にしたいと思っています。レッスンルームから出てきたら、きちんと挨拶するとこから始まって、声をかけさせていただいています。お子さんのちょっとした事でもお話をさせていただいていると、そこからお話が膨らんでいくことが多いですね。

保護者の方の悩みはどのようなものがありますか?

アベノミュージックセンター レッスン室

浅利さん:レッスンの不安はもちろんあります。最初はうまくいかない事もあるかもしれませんが、「できないからといって今が全てではないんですよ」ということをわかってもらえるように心掛けています。それが出来るようになるために、先生方は双方に合うようにキメ細かくレッスンをしてくださっていますから。

子供の成長を感じることはありますか?

アベノミュージックセンター 入口

浅利さん:ほとんどしゃべれなかったお子さんが、2~3歳になると大人並みにしゃべるようになっていく。「随分、お話が上手になりましたね」っていう話をよくします(笑)。人見知りのお子さんがなかなか溶け込めないっていうこともあったんですが、スタッフのところに出席カードを一人で持って来られるようになったときには、本当に嬉しくなりました。最初はクラスに入ることも出来なかったお子さんの場合は、ステージに立てるようになった時、お母さんは号泣されていましたね。

最後に、それぞれが感じる阿倍野・天王寺エリアの魅力を教えてください。

アベノミュージックセンター

山西さん:まず立地条件、交通アクセスが良いことがあります。最近はハルカスとかキューズモールとか、色んな建物ができて、人も多くなり、以前よりも活気が出てきた印象です。
松井さん:そうですね。その活気がお母さん方、お子さんたちにも出てきている気がします。ターミナル駅ならではの活気なのかもしれませんね。私も生徒募集でチラシを配ったりするんですが、大阪府下の色んなところに行きましたけど、ここは本当に元気があります。
浅利さん:なんでも揃っていることではないでしょうか。駅の周りにキュッと街がある感じです。最近は都会的なところも出てきて、それでいて下町風なところもまだまだ残っています。よそゆきの格好をしなくても来られる、格好つけなくても来られる街ですね。

今回、話を聞いた人

アベノミュージックセンターインタビュー

ワタナベ楽器店取締役営業部長:松井啓介さん

アベノミュージックセンターインタビュー

スタッフ:浅利嘉代(あさり かよ)さん

アベノミュージックセンターインタビュー

講師:山西清香(やまにし さやか)さん

※記事内容は2014(平成26)年1月時点の情報です。