インタビュー 高槻市立第一中学校 北山茂治校長先生

地域に見守られる安心と安全の中で
人懐っこくも目標を持つ子どもたち

高槻市の中心部という利便性に恵まれながら、その敷地は「高槻城跡」という歴史を感じさせる贅沢なロケーションにある「高槻市立第一中学校」。同校はその名が表わす通り、高槻市(現市制)で一番目となる1947年(昭和22年)に創設された中学校です。地域に温かく見守られる安心で安全な環境の中、生徒たちは自身の目標を持って勉強にスポーツに励んでいるという評判を聞き、校長の北山茂治先生に「高槻市立第一中学校」の特長や地域の魅力についてお話を伺いました。

生徒を伸び伸びと育てる地域の深い連携

北山茂治校長先生

――貴校の特色や特長について教えてください

北山校長: まず本校を説明するには、「連携」というキーワードが挙げられます。小学校との連携を深めて、いわゆる「中一ギャップ」を解消するという取り組みを積極的に行っています。現在、出前授業や出前クラブといった活動を行うなど、小学校と中学校の密な行き来がありますので、中学校の先生の顔を小学生が知っているということも、成果を感じているところでもあります。私自身も小学校へ行く機会が多くありますので、「あ、中学の校長先生や」とよく言われます。また地域と学校が連携を密に行っている地域で、地域の大人の教育力が高く、生徒を温かく見守っていただいている、そんな町で子どもたちは伸び伸びと育っていると感じます。

出前授業の様子

――連携は安心に直結しているようですね。環境についてはいかがでしょう?

北山校長:本校は城跡という歴史と風情のある環境に位置していて、これは教育にも良い影響を与えていると思います。外観も他の中学校では見かけないような伝統を感じさせるものとなっていて、中庭の円形の花壇なども立派です。また校庭も広いので、体育の授業やクラブ活動にとってもありがたい環境となっています。地域行事にも積極的に会場として場所を提供しており、「高槻ジャズストリート」などにも使われています。新年に行われる消防署の出初式にも使われますが、こちらも非常に本格的な行事で一見の価値があります。先日も校庭で自転車安全教室が開かれましたが、本職のスタントマンが登場して事故を再現するなど、安全に対する意識をしっかり高めてくれる内容でした。このように学校単体では実現できないことを行えるのも、高槻市が「地域と連携した特色ある学校づくり推進事業」の予算を立てていただいているおかげで、生徒たちの良い環境づくりに活かされています。

予算が教育現場に有効活用される高槻市

広々とした中庭にある円形の花壇

――地域と連携した特色ある学校づくりが良い環境を作っているのですね

北山校長:今お話した以外にも様々なところで活用されています。授業力を高めるための研修会を開催し、大学の先生や著名な専門家を招き指導助言していただくのもこうした予算からで、教員のスキルは確実に上がって成果を出していると感じます。また、立派な花壇を維持するためには、花の苗を植えるための費用が必要で、これもその予算から捻出しています。

校内の様子

――学校独自にスマホ講演会を行っておられると聞きました

北山校長:これは最近、ラインやフェイスブックといったSNSなど、携帯電話にまつわる問題が話題となるなかで、大きなトラブルにつながる前に必要な知識を身につけて、生徒が被害に合わないよう開いたものです。初回は2015(平成27)年2月に保護者向けに、その後に4月には生徒向けの講演会を開きました。保護者の方からも生徒からも専門家の話はためになったという声を聞いています。

職業体験は将来を考えるきっかけに

生徒が作成したポスター

――職業体験を実施されているそうですが、詳細を教えて下さい

北山校長:2年生が2日間という限られた時間ですが、地域内の飲食店やスーパー銭湯、図書館やデイケアセンターなどで、生徒が仕事を体験させてもらいます。ここでは仕事の楽しさやしんどさを体験することができ、良い経験になっています。実際に職業体験を通じて進路を考える生徒もいて、希望する職種に就くためには、どんな学校を選びどんな資格を取るべきかと、考えるきっかけにする生徒もいます。

高槻ジャズストリートの様子

――第一中学ならではの行事などを教えてください

北山校長:「高槻ジャズストリート」は会場になりますから、より身近なイベントとして生徒たちも感じているようです。吹奏楽部は演奏で参加しています。また「つばさネットワーク」という地域連携のつながりがあり、校区で大きなイベントとして「子ども夢企画」という行事が12月に開かれまして、本校からも模擬店を出すなどして参加しています。こちらは地域を挙げて参加する学園祭のような充実したイベントです。

夢企画の様子

――生徒さんは実際にどのような雰囲気ですか?

北山校長:先ほどお話ししたように学校、家庭、地域が深い連携を持つ地域ですので、生徒も素直で人懐っこい性格の子が多いと感じます。これは小学校時代の環境が影響しているのではないかと思いますね。また、本校の生徒はしっかりと目標を持って自分のすべき事に前向きに取り組むという、そんな素晴らしい傾向にあります。これも地域が総出で見守って下さるという環境が、そのような方向へ導いているのではないでしょうか。クラブ活動も熱心に取り組んでいると感じます。多くのクラブが朝の7時半から練習をしている中学校というのは珍しいのではないでしょうか?そして体育の授業などで生徒同士が励まし合う場面をよく見かけます。応援し合う空気があることは、一中の特長であり自慢と言えるところですね。

人の温かみと利便性を備える町

学校の校門

――最後にこのエリアの魅力について一言お願いします

北山校長:文化も豊かで、とりわけ町の人とのふれ合いに温かみのある町です。そして子どもたちにはあまり関係のないことかもしれませんが、JRと阪急の駅が近くにあり、その間の地域の繁栄ぶりも目を見張るものがあります。さらにどちらの駅からも、大阪へも京都へも20分程度で行けるということは、至極便利な立地であることに間違いありません。

校長 北山茂治先生

高槻市立第一中学校

校長 北山茂治先生
所在地 : 高槻市城内町1-35
TEL : 072-675-1426
URL: http://www.takatsuki-osk.ed.jp/icchu/
※この情報は2016(平成28)年3月時点のものです。

インタビュー/高槻市立第一中学校 北山茂治校長先生
所在地:大阪府高槻市城内町1-35 
電話番号:072-675-1426
http://www.takatsuki-osk.ed.jp/icchu/