国分寺市ひかり児童館 平尾純子館長 インタビュー 国分寺市ひかり児童館 平尾純子館長

JR中央線で「新宿」駅から約30分の距離にある「国立」駅。複数の教育機関が立地する文教地区として教育面にも力を入れているエリアであり、暮らしに穏やかさを与えてくれる豊かな自然も多く残されている。今回は、「国立」駅北側の国分寺市光町エリアにある、「国分寺市ひかり児童館」を訪れ、施設の魅力や、この街の住環境などについてお話を伺った。

文教地区の児童館で子どもたちの成長を見守る

「国分寺市ひかり児童館」

――まずは、児童館の概要をお聞かせください。

平尾館長:児童館ができたのは20年くらい前ですが、私ども「特定非営利活動法人ワーカーズコープ」が運営するようになったのは5年前からです。学童と併設になっているので、児童館の職員は5名ですが全体で16名の職員が働いています。児童館は0歳から17歳まで利用することができるのですが、就学前のお子さんは保護者の方同伴で来ていただくことになっています。

0~17歳までの子どもなら誰でも利用できる

――児童館にはどのような方が来館されますか。

平尾館長:お子さんや、お子さんをお持ちのお母さん方が多いですね。来館者数は日によって違いますが、学童のお子さん(登録78名)とそれ以外のお子さんを合わせると、だいたい1日に120人から130人ほどの来館者がおり、授業が早く終わった日や行事などを開催する時にはもっと多くの方がいらっしゃいます。また、児童館の隣に「家庭支援センター」という施設があるのですが、そちらを利用される方が多くて、実は児童館のことを知らない方もいらっしゃるんですね。でもいろいろなイベントを行うようになったり、支援センターでも児童館のことを宣伝してくださったりしているので、児童館まで遊びに来てくださる方も増えました。

「ひかり児童館」館内 

平尾館長:職員も、性別、年齢の違う様々な職員がおり、いろんなことを話しやすいかと思いますので、気軽にお越し頂ければと思います。中にはお子さんのことで一杯一杯になってしまっているお母さんもいらっしゃいますが、職員が「そんなに頑張らなくてもいいんですよ」といったアドバイスをしているうちに、ご本人の表情も明るくなってきて、お友達もできて、今度はお友達になった幼稚園のグループで児童館を利用してくださったり…なんてこともありました。そういう風にお母さんが変わっていく様子を見ていると、やっぱり私たちも嬉しくなりますね。

卓球台などの備品もそろっている

平尾館長:小さい頃から長年利用してくれているお子さんもいて、高校生になっても、たまに卓球をしに来てくれたりします。違う世代の子と一緒に遊んだり、偶然来ているお子さん同士で遊んだりすることも多いです。一方、普段来ていなくても、イベントだけ参加しに来るお子さんもいます。この場所に小学生、中学生、高校生と様々な年齢のお子さんが遊びに来て、交流し合えるのがいいなと感じますね。

地域の方が参加できるイベントも多数開催

「ひかりごはんフェス」の様子

――児童館の特徴的な取り組みについて教えてください。

平尾館長:2016年(平成28)年5月から、「ひかりごはんフェス」というイベントを毎月1回行っています。これは、子どもたちのために豊かな食材を使って昼ご飯を作ったり、地下ホールでピアノコンサートを行ったりするイベントです。最近のお子さんは親からお金をもらって好きなものを買って食べることが多く、コンビニでお菓子やジュースを買ってお昼ごはんを済ませてしまったりするんですね。そういった現状を見て少し心配になりまして、地域の農家さんにお願いしてお昼ご飯を作るという取り組みを始めたんです。

幼児は無料で、ピアノコンサートなども行いますので、親子連れでそろって来ていただいたりしています。開催のたびに来館者も増えていっていますし、プレゼントなんかも用意しているので喜んでいただけているかと思います。

「ひかりごはんフェス」ではピアノコンサートなどの企画もあわせて行われる

平尾館長:ピアノコンサートについては、プライベートでもコンサートを開催している職員にお願いをして開催してもらっています。時にはスペシャルゲストとして、ゴスペル歌手やミュージカル経験者を呼んで行ったりもしています。こちらも毎月1回、定期的に開催していきたいと思っています。

その他には、10月に「わいわいまつり」というイベントを行っています。当日は800名以上の地域の方が遊びに来てくださり、子どもたちがお店を出したり、保護者の方が飲食店を出してくださったりします。「公民館まつり」も一緒に開催するので、この地域では一番大きなお祭りとなっています。

公民館、図書館、児童館が同じ建物内に

――建物内の他施設と共同で企画を行うこともあるのでしょうか。

平尾館長:先ほどお話した「わいわいまつり」が一番の共同企画です。毎月「三館会議」といって図書館、公民館、児童館の三館で会議を行っています。やはりこういった公共施設はこの地域の方が主に利用されるので、地域の子どもたちをどのように見守っていこうかという話し合いなども行っています。「三館会議」の回を重ねるごとに、それぞれの関係が緊密になり、良い連携が取れてきていると感じています。

それから、イベントに来ていただくゲストの方を他施設から紹介していただくことなどもあり、そういった部分でもお互いが近い場所にあることのメリットを感じますね。

「ひかり児童館」館内

――地域の皆さまと一緒に取り組んでいることはありますか。

平尾館長:民生委員の方や学童の保護者会の方々に集まっていただき、お祭りのことや地域、児童館のことを話し合う「わいわいのつどい」を年に3回行っています。そこでは参加者の皆さんからご意見をいただいたり、こちらから児童館についてのお話しをさせていただいたりしているのですが、いつもとても参考になっています。

その他にも、市の防災安全課の提案で防災のことをゲーム形式で教える「カエルキャラバン」というイベントを児童館で行っています。また、私たちが近隣の学校の運動会や公開授業を見に行くなどして、子どもたちについて周辺の教育機関と情報共有をしています。

豊かな自然と文化が息づく、子育てに最適な街

「都立武蔵国分寺公園」

――国分寺光町エリアの魅力や子育て環境の魅力について教えてください。

平尾館長:私自身は大阪出身で、こちらに引っ越して子どもを育てたのですが、子育てにはすごくいい環境だなと思います。ちょっと行けば都心にも出られるちょうどいい距離感の場所です。国分寺には自然もあって、子どもたちにはとてもいい環境ですね。それから生活レベルの高い方が多く、都心までお仕事に出られているお母さん方がたくさんいらっしゃいますね。近隣の小中学校なども評判がいいですし、教育意識の高い方が多い場所だと思います。

国分寺市ひかり児童館

国分寺市ひかり児童館

館長 平尾 純子さん
所在地 :東京都国分寺市光町3-13-19
TEL :042-576-2581
URL:http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shisetsu/kosodate/jidoukan/1004139.html
※この情報は2016(平成28)年9月時点のものです。

国分寺市ひかり児童館 平尾純子館長 インタビュー/国分寺市ひかり児童館 平尾純子館長
所在地:東京都国分寺市光町3-13-19 
電話番号:042-576-2581
開館時間:10:00~19:00
休館日:日曜日、祝日、第4月曜日、12月28日~1月3日
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/shise..