地域の子どもの成長を温かく見守る「さいたま市立大戸児童センター」 さいたま市立大戸児童センター 館長 櫻井浩一さん

JR埼京線「南与野」駅から徒歩7分ほど、小川が流れる静かな住宅街を進むと見えてくる「さいたま市立大戸児童センター・与野南放課後児童クラブ」。0歳から18歳未満の児童を対象とした児童センターだ。幅広い年齢を対象として、子どもだけでなく子育てをする親御さんの安心できる場としても親しまれている同センターの特徴や周辺の子育て環境について館長の櫻井さんに話を伺った。

利用者は、近隣から地域外の人まで幅広く

「さいたま市立大戸児童センター・与野南放課後児童クラブ」入り口

―「さいたま市立大戸児童センター」について概要を教えていただけますか。

0歳から18歳未満の児童と保護者であればどなたでもお使いいただけます。毎日午前中には各種事業を行っていて参加は自由。事業以外の時間帯は、「集会室」や「遊戯室」で館内のおもちゃを使うなどして、9時から18時までの開館時間内であれば自由に遊んでいただけます。

図書室

―周辺にお住まいの方々のご利用状況はいかがですか。

「大戸」「鈴谷」「新中里」「その他」で地域分けをしています。「その他」の利用者は4割ほどで、さいたま市以外から来る方もいらっしゃいます。「大戸」だけだと4割程度ですね。最近は口コミの影響か「その他」の地域の方の利用が多いようです。周辺にも同様の施設はたくさんありますが、多くの利用者が複数の児童センターを利用されています。施設によって提供している事業に違いがあるので、日によって使い分ける傾向があるようです。

自由に参加できる充実した事業は、お母さんの交流の場にも

「ハイハイサロン」の様子

―毎日さまざまな事業が行われていますが、「元気にたいそう」「ハイハイサロン」「なかよしひろば」など乳幼児向けの定期行事について内容をお聞かせください。

「元気にたいそう」は、就学前のお子さんならどなたでも参加できます。リズムダンスをしたり、手遊びや読み聞かせなどを1回の事業の中で行います。体を動かしたいお子さんにおすすめです。

対象年齢を指定しない事業を中心に運営していますが、例えば0歳と2歳ではできることがまったく異なります。そこで、0歳児・1歳児・2歳児以上と年齢を区切った事業も設けていて、「ハイハイサロン」では、0歳児を対象としています。一番の目的は、0歳児を持つお母さんの「子育て」についての情報交換、友だちづくりの場の提供です。子育て中、孤立してしまいがちなお母さん方が交流する場にしていただければと思っています。

施設内観

「なかよし広場」は、2歳以上を対象としていて、1歳児を対象とした「ヨチヨチ広場」と内容は同じ。リズムダンスやふれあい遊びを導入として事業をはじめ、そのあと簡単な工作などを行います。いずれも保護者の方が手伝うので小さなお子さんでも十分に楽しんで取り組めます。そのほか乳幼児事業としては、保健センターとの協力で栄養士による保健指導、歯科衛生士さんによる歯磨き指導なども行っています。

―事業に参加するには申し込みは必要なのでしょうか。

自由参加なので、基本的には申し込みは不要です。歯磨き指導など、人数制限があるもの以外は、気軽に立ち寄って参加できます。申し込みが必要な場合はその旨がたより等に記載してあります。利用料はかかりません。

図書や絵本、漫画やカードゲームなどもそろっている

―小学生向けの「チャレンジタイム」や「つくって遊ぼう」などの事業について教えていただけますか。

平日の事業は乳幼児向けを中心に開催しているので、小学生向けの「チャレンジタイム」や「つくって遊ぼう」などの事業は土日に提供しています。「チャレンジタイム」は、週ごとに異なりますが、記録を競うようなゲーム感覚で楽しめる内容です。例えば、ストラックアウトや豆つまみなど、何回できたかと記録を競います。「つくって遊ぼう」は、工作をする事業で、こちらも週ごとに内容が変わります。

土日の事業はもちろんですが、学校から帰ってきた小学生が遊戯室を中心によく遊んでいます。1グループ20分間、卓球台の利用ができるので、思い思いに楽しんでいるようです。

季節ごとに楽しいイベントも開催

―7月の「子どもフェスティバル」というのは具体的にどのような内容なのでしょうか。

乳幼児向けと小学生向けと2つ行っています。内容は、いわゆる夏祭りで、ヨーヨー釣りや、さかな釣りなどのゲームを設置したり、今年の乳幼児向けの「子どもフェスティバル」は開催日が7月7日なので、七夕にちなんだ装飾をする予定です。フェスティバルは季節ごとに行っていて、春は春休みに合わせて小学生向けフェスティバル、冬はクリスマスの時期に乳幼児向けフェスティバルを開催しています。一番規模が大きいのは夏で、参加者はだいたい乳幼児向けが80人程度、小学生向けが30人から40人程度です。

―南与野エリアの子育て環境の魅力はいかがですか。

南与野エリアは、非常に住みやすい環境だと思います。鉄道の駅も「北浦和」駅、「南与野」駅2つあり、交通の利便性も良いです。「さいたま市立大戸児童センター」も、すぐ隣が小学校ですが、周辺には小学校や公園も多いのが特徴です。中央区には児童センターは3つあるので子育ての環境は良いといえるでしょう。大きい病院、保育園、公民館や大手スーパーマーケットなどもあり、充実した環境ではないでしょうか。障害児の施設も近くにあります。

地域で頼られる安心の施設を目指して

自由に遊ぶ親子の姿

―児童センターを通じた地域に対する思いなど今後の展望をお聞かせください。

子ども・青少年・子育て家庭を地域社会が笑顔でつながる児童センターを目指しています。不安を抱えている子育て家庭の支援や、遊びを通して青少年の健全な育成を目標に掲げています。最近では中高生の居場所というものにも注目が集まっているので、だれもが安心できる場所を提供していきたいですね。自治会や公民館などの関係施設との連携を通して、地域の中で信頼できるような場所になっていければと思っています。

利用者の声

広々とした室内で親子で交流できる

―児童センターの魅力を教えていただけますか?

Aさん親子:4月に越してきたばかりで実は今日が初めてなのですが、近所に公園がないので調べて来ました。施設自体が広いのが良いですね。引っ越し前もこのような施設は利用していたのですが、自分の息抜きにもなるのでそういう意味でも活用しています。

イベント参加も空き部屋で遊ぶも自由

Bさん親子:イベントが毎日行われているというのが大きな魅力です。親ひとりで子どもと家で向き合っていると煮詰まってしまうこともあるので、そういうのをきっかけに足を運ぶことで友だちができるのも嬉しいです。このセンターは広いので、事業のある時間帯でも必ず自由に使える部屋があるのはすごく良いと思います。おもちゃも充実していて、お天気に関係なく遊べるので子どもも喜んでいます。

今回話を聞いた人

さいたま市立大戸児童センター
館長:櫻井浩一さん

所在地 :さいたま市中央区大戸6-2-19
TEL :048-831-9536
URL:http://www.saicity-j.or.jp/j-ooto.html
※この情報は2016(平成28)年7月時点のものです。

地域の子どもの成長を温かく見守る「さいたま市立大戸児童センター」/さいたま市立大戸児童センター 館長 櫻井浩一さん
所在地:埼玉県さいたま市中央区大戸6-2-19 
電話番号:048-831-9536
開館時間:9:00~18:00
休館日:祝日(こどもの日、敬老の日、文化の日は開館)、年末年始(12月29日~1月3日)
http://www.saitama-kosodate.jp/map/desc…