自然科学の実験をモチーフにした
“体験型”の総合教育を実践/サイエンス倶楽部 浦和教室 徳間さん


株式会社サイエンス倶楽部
徳間さん

自然科学の実験をモチーフにした
“体験型”の総合教育を実践

1992(平成4)年の開校以来、自然科学の実験を通じて“体験型”の総合教育を実践し続けている「サイエンス倶楽部」。ペーパーテストの点数に偏った画一的な知識教育や、「やりたい」ではなく「やらなければならない」教育など、これまでの教育のあり方に疑問を投げかけた独自のプログラムに高い関心が寄せられています。“みずから考える力”を求められている“いま”の子どもたちにこそ必要とされ、2015(平成27)年4月現在東京都を中心に22校を展開する注目の学習教室です。今回は、浦和教室の前任の教室長であり、現在は先生の採用などにも携わる徳間先生に「サイエンス倶楽部」の概要と特徴についてお話を伺いました。

まず、「サイエンス倶楽部」の沿革と概要について教えてください。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

「サイエンス倶楽部」とは、“体験型”の総合教育を目的とした理科の実験教室です。2015(平成27)年4月現在、東京都を中心に神奈川、千葉、埼玉、兵庫に22校を運営し、就学前のお子さんから中学3年生まで、およそ10,000名の会員がいらっしゃいます。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

杉並区の「日本医歯薬専門学校」内にあった「生命工学技術科(当時)」の実験室を利用して開校したのがはじまりで、1992(平成4)年当時の受講生はわずか80名だったそうです。
その後、2002(平成14)年に横浜校を開校したのをきっかけに、国立、町田、自由が丘と教室を展開し、この「浦和教室」も2003(平成15)年の開校以来12年目を迎えます。

「浦和教室」にはどのようなクラスがありますか? また「浦和教室」ならではの特徴というはありますか?

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

「浦和教室」には2つの部屋があり、ほかの教室と同じく「幼児コース」から「中学2・3年生クラス」まで、希望に応じてクラスを編成しています。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

教室ごとの地域性や特徴というのはそれほど大きくは変わらないのですが、浦和は埼玉県のなかでも文教地区として学業への意識が高いエリアです。そうしたこともあってか、受講を希望するお母さんから「学校の成績を上げて欲しい」といったお話をいただくことも多いです。ただ、「サイエンス倶楽部」は塾ではないため、その点について入会の前にきちんとご説明をさせていただいております。

「サイエンス倶楽部」の特徴についてあらためて教えてください。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

“理科離れ”が指摘されるようになってから、メディアや学校のイベントなどで理科の実験を目にする機会は増えているかなと思いますが、実験ショーのように見て「面白かった」だけではなく、見たり、さわったり、五感をフルに使って感じてもらうことこそが重要だと考えています。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

「サイエンス倶楽部」が実践する自然科学の実験をモチーフとした“体験型”の総合教育では、子どもたちの「なぜ?どうして?」を引き出し、“みずから考える力”を養うことで主体的に行動する人間になることを目的としていて、表現力や社会性の向上といった点も重視しています。手段として理科の実験を用いているのは、それが単純に「面白い」からで、まずは興味・関心をもってもらうことからはじまります。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

身の回りのものすべてが自然科学の対象となり、たとえば「普段使っている紙は何からできているか?」という問いに対し、「木」と結論を導いたら、「木が無くなると地球はどうなる?」と温室効果ガスによる地球温暖化にもふれ、牛乳パックから紙づくりを行う実習を通じて環境問題まで幅広く学ぶことになります。

具体的にどのような授業が行われていますか? また開講のスケジュールは?

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

実習のスケジュールは、小学1年生は月に1回、土曜・日曜のいずれかに120分で年12回、小学2年生になると同じく120分の実習で年に24回、3年生からは1コマの実習が150分となり年齢やコースによって異なります。
今日のように通常の実習に参加できなかった子どもたちのための代替授業もあり、学年を問わずみんなで一緒に学ぶことができる授業内容というのにも先生方の工夫とアイデアが生かされています。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

小学2年生から4年生が参加する今日の代替実習では、「どうやって飛ぶのかな?」という問いから、羽の角度を変えると紙トンボの飛び方も変わることや、紙の筒を作って“ジャイロ効果”について学んだり、紙のブーメランを飛ばしてみたりと、みずから手を動かしてモノを作ることで、楽しみながら学べるのが特徴です。

終始授業は楽しくあっという間でしたが、先生方にはどのような経歴や経験をお持ちの方が多いですか?

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
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採用する際にも重視するのですが、まず“子どもが好き”ということです。幼児クラスから中学校の卒業時までコースがあるため、子どもたちの成長を見つめながらそれを尊ぶ気持ちというのが大切だと思います。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

理科や科学などそれぞれの分野の専門家ばかりというのではなく、子どもたちの記憶に残るような学びの機会を提供する場として、先生方も多方面の分野から参加いただいています。
もちろん、より深く学びたい方のためには学校や家庭、塾という選択肢もありますし、「サイエンス倶楽部」では知識としてだけではなく、体験として「なぜ?どうして?」から考える力を体得して欲しいと思います。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

今日の代替授業に参加したお子さんも、将来の夢を聞いてみたところ「サッカー選手」や「芸能人」などさまざまで、「将来は科学者になりたい」とか「宇宙飛行士になる」とか、理科の実験教室だからそういうお子さんばかりかというとそうではないので、いろいろな先生方との出会いも良い機会だと思います。

「無料体験実習」に参加するには?

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

入会希望のお子さんを対象に「無料体験実習」を設けています。「サイエンス倶楽部」にはどのようなカリキュラムがあるのか、どんな雰囲気の教室か、「サイエンス倶楽部」で学ぶことでどんな効果があるのかといったことについてもご説明させていただきます。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

入学をきっかけに入会を検討するご家庭が多いのですが、実は幼児期の“はじめての経験”というのが非常に重要です。たとえば虫の嫌いなお母さんがいらしゃったとして、子どもにとってはそれだけで虫=嫌なものとなってしまい、生き物への興味そのものが薄れてしまうこともあります。

固定概念といったものが定まらないうちに、より“質の良い体験”をさせてあげることが必要だと考え、年中、年長に分かれた「幼児コース」も開講しています。「無料体験実習」は完全予約制のため、まずはお電話での問い合わせをお願いいたします。

サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー
サイエンス倶楽部 浦和教室インタビュー

今回、お話を聞いた人

株式会社サイエンス倶楽部

徳間さん

※2015(平成27)年4月実施の取材にもとづいた内容です。 記載している情報については、今後変わる場合がございます。

自然科学の実験をモチーフにした
“体験型”の総合教育を実践/サイエンス倶楽部 浦和教室 徳間さん

所在地:埼玉県さいたま市浦和区岸町4-11-3 南部会館1F
電話番号:048-823-7651
※実習日以外は本部事業部へ転送されます
http://www.science-club.co.jp/school/sai..