子供に寄り添い、地域と共に歩む 社会福祉法人長尾福祉会「どりーむ保育園」園長 田中陽子先生

社会福祉法人長尾福祉会「どりーむ保育園」
園長 田中陽子先生

子供に寄り添い、地域と共に歩む

「新川崎」駅から歩いて5分の場所にある川崎市民間認可保育所「どりーむ保育園」。社会福祉法人長尾福祉会が運営する複合福祉施設「サポートさいわい」の中に誕生した「どりーむ保育園」は、保育士や保護者だけでなく、地域の方や障害者といった多くの人との“繋がり&関わり”を大切にしたアットホームな保育園です。30年に渡って保育士として子供たちと寄り添ってきた園長の田中陽子先生に、「どりーむ保育園」の魅力をお話していただきました。

「どりーむ保育園」はいつ開所されたのでしょうか?

どりーむ保育園

「どりーむ保育園」は2007(平成19)年の4月に複合福祉施設「サポートさいわい」のオープンと一緒に開所しました。0歳児から5歳児まで約120名の子供たちが、毎日元気に遊んでいます。 私たち保育士は園の基本方針を守りつつ、それぞれ違う子供たちの個性を丸ごと受け入れながら園の目標に向かって、園児や保護者の皆さんとともに進んでいます。

■「どりーむ保育園」の基本方針■
・落ち着いた温もりのある環境の中で、一人ひとりの心を大切にしながら基本的な生活習慣と安全な成長の基礎を培う
・さまざまな人との関わりを通して、心身ともに健康で思いやりがあり意欲的に行動できる子どもを育てる

 

園生活の1日を教えてください。

どりーむ保育園

開所時間は月曜日から金曜日まで7:00~20:00(土曜日は19:00まで)。通常保育は18:00までで、18:00以降は延長保育になります。延長保育の子供には園内で調理した捕食が出ます。 7:00から順次登園が始まり、午前中は天気が悪くないかぎりは外遊びで体を動かします。

園庭は乳児クラスと幼児クラスで分かれて使っているので、安心しながらダイナミックな外遊びをすることができます。たまに乳児&幼児混合で遊ぶこともあり、そんなときは上の子供が下の子供の面倒を見るなど、微笑ましい場面も。園庭だけではなく、周辺をお散歩したり、保育園の裏に「夢見ヶ先動物公園」があるので遊びに出かけたりと、園外に出て子供たちに刺激を感じてもらうことも大事にしています。

どりーむ保育園

給食は園内調理で、メニューは川崎市の公立保育園の食事と同じです。食べるときは子供だけ先に食べて保育士は別室で…はよくあるケースですが、「どりーむ保育園」では幼児クラスの場合、保育士も子供と一緒のテーブルに座ってお昼ごはんをいただきます。保育士の食べる姿や準備後片付けの様子からマナーを学び、楽しい会話をすることでコミュニケーションにもつながりますので。

昼食後はお昼寝の時間。就学を控えた5歳児も卒園まで「休息の時間」を設けています。幼稚園と違って保育園は長時間保育。ずっと体を動かしっぱなしだと疲れてしまうので、お布団の中で眠らないにしても、横になってゆっくり体を休めることは大事なことなのです。お昼寝から目覚めたら、おやつの時間。パンの日は「おいしい!おかわり!」と評判の障害者支援パン工場のパンが提供されるので、子供たちも大喜びなんですよ。

行事の中で定期的に開催されている「お楽しみ集会」とは?

どりーむ保育園

2ヶ月に一度「お楽しみ集会」を開催しています。保育士がコンサートを開いたり、劇をしたり、毎回趣向を凝らしたアイデアを保育士たちが練って子供たちに披露しています。また、クラスを縦割りにしてゲーム大会をしたりと、園児参加型のプランも好評です。「お楽しみ集会」は、子供はもちろん保育士にとってもいい経験になっているので、今後も定期的に開催していきます。

「体操教室」「こども美術教室」など、カリキュラムも充実していますね。

どりーむ保育園

月に一度、「体操教室」「こども美術教室」の時間を設けています。体操も美術も専門の先生を招いているので本格的ではありますが、各カリキュラムを学ぶことが目的ではないのです。何事も「経験して心を育てる」ことを大切にしているので、体操や美術ができるできないは関係ありません。体を動かす楽しさや、作品を作って内側から表現する素晴らしさを、園児に「体感」してほしいと思って始めた教室です。

複合福祉施設「サポートさいわい」について教えてください。

どりーむ保育園

「どりーむ保育園」(1階&2階)と障害者福祉サービス施設「セルプきたがぜ」(3階が一緒になった複合福祉施設が「サポートさいわい」です。障害をもった方やさまざまな方の出入りがあるので、保育園に通う園児も「おはようございます」「こんにちは」「さようなら」など、会う人会う人に挨拶をしてコミュニケーションを取っているので、人との関わりに恵まれた環境だと思います。

保育園のすぐ隣には、障害者自立支援活動の場として「かふぇ あんてろーぷ」があります。軽食やデザート、飲み物が提供されるこのカフェは子連れでも気兼ねなく入ることができるので、いつも賑わっています。保育園のおやつで提供される園児の大好きな「パン」もここで食べられます。

一時保育や地域子育て支援センターも地域の方に好評のようですね。

どりーむ保育園

保育園の2階が一時保育「ぱんだ」専用ルームです。週3日程度の就労や、緊急時、出産、リフレッシュなどの目的で利用されています。1日の受け入れ人数は12名で、1歳6ヶ月から未就学児童を対象としたサービスです。保育園と違って毎日訪れる子供が違うのと、初めての場所に不安を感じる子供もいるので、一時保育「ぱんだ」の保育士は公立保育園出身のベテラン勢を揃えて万全の体制で保育をしています。安心してご利用くださいね。

地域子育て支援センター「かんがるー」は、地域の子育てママの集いの場です。おもちゃや絵本がたくさんある「ふれあいスペース」で遊んだり、子育て相談や栄養指導、育児や子供の健康に関する講座、絵本の読み聞かせイベントなど、催しもたくさん行われています。核家族化が進む現代なので、このような地域子育て支援センターで積極的に交流をはかってほしいと思います。

「どりーむ保育園」は子供や保護者、地域の中でどんな存在でありたいですか?

どりーむ保育園

子供を預ける、預かるだけの保育園ではなく、うれしいことも悩みも気軽に話し合える雰囲気作りを心がけています。保護者だけが子供を育てるわけではないと思うのです。親が、保育士が、地域の皆さんが子供に寄り添いながら共に考えて子育てしていけるサポートを、保育園として行っていきたいですね。小さい頃からたくさんの人と関わるなかで子供は大きく成長しますから。

どりーむ保育園

今回、話を聞いた人

社会福祉法人長尾福祉会「どりーむ保育園」
園長 田中陽子先生

所在地:神奈川県川崎市幸区北加瀬1-31-5
電話番号:044-580-3020

※記事内容は2013(平成25)年1月時点の情報です。

子供に寄り添い、地域と共に歩む/社会福祉法人長尾福祉会「どりーむ保育園」園長 田中陽子先生
所在地:神奈川県川崎市幸区北加瀬1-31−5 
電話番号:044-580-3020
保育時間:7:00~18:00
休園日:日曜・祝日、12月29日~1月3日
延長保育:あり(18:00~20:00)
http://www.city.kawasaki.jp/259/page/000..