今さら聞けないマンション用語 設備編

知っているようで知らないマンション用語、今回は室内の設備を中心にご紹介しますので、情報収集やモデルルーム見学の際に参考にしてください。

●オートロック
暗証番号や住戸内からの操作で施錠・開錠を行うシステム。エントランスに設置して不審者の侵入を防ぐほか、最近はエレベーターホールや各住戸の玄関にもオートロックを設置するなど二重三重のセキュリティを施すマンションも増えている。

●テレビモニター付きドアホン
エントランスや玄関ドアで来訪者がインターホンを鳴らし、居住者が応答すると、テレビモニターが作動して来訪者の様子が確認できるというもの。留守中の来訪者を録画したり、携帯電話で外部から確認できるタイプもある。

●24時間換気システム
住戸内の換気装置を24時間つけっぱなしにできるよう、回転音や風量を抑えたシステム。建築基準法ではシックハウス対策としてすべての新築住宅に設置を義務づけている。冬でも寒くないよう、室内の暖かい空気が外に逃げにくいタイプもある。

●ニッチ
玄関ホールや内廊下などの壁をくぼませてつくる棚スペースのこと。花瓶や絵画などを置く飾り棚として使えるほか、電話や小物を収納するスペースとして活用するケースもある。照明を当ててインテリアとして楽しむことも可能。

●ヌック
階段の踊り場やキッチンの横など、家族が自然と集まってコミュニケーションが取れる場所を指す。専有面積の小さい住戸などで、座って食事が取れるカウンターを対面型キッチンに付けるヌックカウンターを設置する間取りプランもある。

●ダウンライト
天井に埋め込んだ照明のこと。小型の光源が直接、下向きに照らす。天井がスッキリするため設置するマンションが増えている。照明の数が多くなるので消費エネルギーが増えるが、最近では省エネタイプの白熱球型蛍光灯や、LED照明も普及しつつある。

●床暖房
床下に発熱体を敷いて輻射熱で床を暖める暖房設備のこと。足元から暖めるので足が冷えた状態で顔だけ火照ることが少なく、室内の空気が温風で汚れることもない。ガスや電気による温水によるものが主流。

●クロス
壁や床の表面に貼る内装材。壁紙とも呼ばれるが、塩化ビニル製のケースがほとんど。塗り壁風や和風などさまざまな仕様・風合いのタイプが使われている。

●ハイサッシ
バルコニーの掃き出し窓(サッシ)が、床から天井近くまでの高さがあること。開放感があり、日照や採光を確保しやすい。

●二重サッシ
窓をサッシごと二重にしていること。ひとつのサッシでガラスを二重にした複層ガラス(ペアガラス)は断熱面で効果が高いが、二重サッシは遮音性を高める目的が大きい。幹線道路に面した住戸などに採用されることが一般的。

●複層ガラス
一つのサッシでガラスを二重にし、ガラスの間にガスを注入したり真空にしたもの。ペアガラスともいう。一枚のガラス(単板ガラス)に比べて断熱性が高く、結露しにくい。

●Low-Eガラス
複層ガラスの内部に金属膜をコーティングしたもの。室内の暖かい熱を逃がしにくくした断熱タイプや、太陽の熱線をカットする遮熱タイプがある。

 

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