今さら聞けないマンション用語 全般編

マンション購入を健闘する際に、ぜひ知っておきたい用語を集めました。情報収集やモデルルーム見学の際に参考にしてください。

●マンション
通常は3階建て以上で非木造の共同住宅を指す。土地は共有し、各住戸は区分所有とするのが一般的な分譲マンションのスタイル。建物のうちエントランスや外廊下、エレベーターなどは共用部分とされ、専有部分である住戸内と区別される。

●ワンルームマンション
専有面積が20平方メートル程度で独立した居室がなく、ユニットバスやキッチンなどがコンパクトに配置してあるマンションのこと。主に単身者向けの賃貸住宅として利用され、投資用に分譲されるケースが多い。

●コーポラティブマンション
マンション購入を希望する人が協同組合をつくり、土地探しや設計・建築の発注などを行う方式のマンション。いわばマンション版注文住宅で広さや間取りを自由につくれるが、手間がかかるので数は多くない。コーポラティブ物件のコーディネートを専門に手がける会社もある。

●リノベーションマンション
中古マンションの配管や間取りなどを大がかりにリフォームしたマンションのこと。1戸ずつ注文に応じてリノベーションしたり、1棟丸ごとリノベーションして分譲するケースがある。オフィスやホテルなど用途の異なる物件をマンションにリフォームした物件は「コンバージョンマンション」と呼ばれる。

●オール電化マンション
照明やコンセントだけでなく、給湯やキッチンもすべて電気を使うマンション。キッチンにはIHクッキングヒーター、浴室には自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯器(エコキュート)を利用。床暖房を設置するケースも多い。光熱費が割安になる料金プランを各電力会社が用意している。

●メニュープラン
未完成の分譲マンションで、一つの住戸に対し複数の間取りプランを選べるようにした販売方法のこと。和室を洋室に変えたり、リビングと隣の部屋をつなげてLDKを広げるといったケースが典型的。無償の場合もあるが、仕様が変わると有償になるケースもある。

●SI(スケルトンインフィル)マンション
スケルトン(骨組み)とインフィル(内装・設備)を明確に切り離したマンションのこと。骨組みを丈夫につくり、内装や設備を取り替えやすくして住宅を長持ちさせようという発想に基づく。

●デベロッパー
マンション分譲事業の主体となる売主の不動産会社のこと。購入者にとっては売買契約の相手方となる会社で、物件の品質や契約内容に責任を負う。

●ゼネコン
建物の建設工事を請け負う施工会社のこと。現場監督を工事現場に派遣して工期や施工品質などを管理する役割を担う。

●モデルルーム
マンションを完成前に販売する場合に、実際の住戸の内部をイメージできるように再現した部屋のこと。販売センターの中に代表的なタイプのモデルルームを1戸~3戸程度設置するケースが多い。家具なども設置されているので、コーディネートの参考にもなる。

●青田売り
建物が未完成なうちにマンションを販売すること。工事現場の近くなどに本物と同じ仕様のモデルルームをつくり、営業活動を行う。実物を見ることはできないが、床材や壁紙の色を選べたり、物件によっては間取りや設備を一部変更できるケースもある。

●内覧会
建物が完成してから引き渡しまでの間に、契約どおりに建てられているかどうかを購入者立ち会いで確認する会のこと。設計図と食い違う部分や不具合の箇所などを指摘すると、引き渡しまでに無償で修理してもらえる場合が多い。

●オプション
住戸内の内装や設備を標準仕様のもの以外のタイプから選べる場合がある。このタイプをオプションと言い、無料で替えられるものと価格に上乗せされる有料のものとに分けられる。工事が進んで建物の完成が近づくとオプションを選びにくくなる。

●アクセス
「ターミナル駅から電車で○分」「最寄り駅から徒歩○分」など、物件の所在地までの交通手段や時間距離などを表す。「交通アクセス」という場合もある。不動産の立地条件を評価する重要なポイントとなる。

●徒歩○分
マンションの広告で「●●駅から徒歩○分」と書かれている分数は、「1分=80m」で距離を換算して表記されている。端数は切り上げられ、坂道や信号待ちなどは考慮されないので、実際にかかる時間は歩いて確かめるのがイチバン。

ML208096

 

 

       







PAGE
TOP