今さら聞けないマンション用語

今回は分かっていそうでよく分からないことが多いマンション用語を取り上げました。モデルルームに行く前にチェックすれば、販売担当者からも一目置かれるかもしれません。

●ワイドスパン
間口が広い間取りのこと。本来は奥行きより間口の広いタイプを指すが、間口が7m以上ならワイドスパンと呼ぶケースも多い。バルコニーに面する部分が大きいので日当たりや採光に恵まれた住まいが実現しやすい。

●ディスポーザー
生ゴミ処理機。キッチンのシンクの排水口に生ゴミを入れ、ふたをしてスイッチを入れると粉砕して処理槽に流し込む。ゴミ出しの日まで生ゴミを貯めておく必要がないので、夏でも不快な臭いが発生しにくい。

●ダブルボウル
洗面化粧室の洗面ボウル(水や湯を貯める部分)が2つ付いているタイプ。朝の忙しい時間帯でも2人同時に化粧や身づくろいができる。

●グルニエ
屋根裏部屋、小屋裏部屋。収納スペースとして使われることが多いが、子供部屋や書斎に活用されるケースもある。直下の階の床面積の2分の1未満で高さ1.4m以下であれば、容積率を計算する際の床面積に含めなくてよい。

●ベランダ
2階以上に設置されるバルコニーと同じ意味で使われることが多い。正確には1階にある屋根の付いた屋外スペースを指す。バルコニー・ベランダは共用部分なので専有面積には含まれない。

●テラス
1階部分でリビングやダイニングとつながる屋外スペースのこと。屋根がないのが普通。テラスに木の甲板を設けたものがウッドデッキ。

●アルコーブ
壁面の一部を後退させてつくる空間のこと。マンションの場合は玄関部分を外廊下から少し引き込ませることで、プライバシーを保ちやすくしたタイプを指す。

●定期借地権
契約で定めた期間(住宅の場合は50年以上)だけ土地を借り、建物を所有する形態。契約終了後は原則として建物を取り壊して地主に土地を返還しなければならない。

●ウォークインクロゼット
大型で人が入れる収納スペースのこと。ハンガーパイプなどが設置されているケースも多く、大量の衣服や季節物を収納できるが、ドアの開閉でデッドスペースができやすい。

●L値
床の遮音性能を示す数値。足音などの重量床衝撃音と、物の落下などの軽量床衝撃音に分けられ、ともに「L-45」が標準となる。数値が小さいほど遮音性能が高いことを示す。

●階高
下の階の床面から上の階の床面までの高さ。階高が3m以上あると二重床・二重天井にしてもゆとりのある天井高(床から天井までの高さ)を確保できる。

●二重床・二重天井
床と天井を二重にして床下や天井裏にスペースを設けた構造。配管を動かしやすいので間取り変更の自由度が高く、将来のリフォームに対応しやすいメリットがある。

●逆梁工法
柱と柱のあいだに渡される梁は天井から垂れ下がる形が通常だが、床から梁が立ち上がる形が逆梁工法と呼ばれる。バルコニーのサッシを天井近くまで高さのあるハイサッシにしやすいが、バルコニーに梁が出るので奥行きが制限されることが多い。

●ハイサッシ
バルコニーの掃き出し窓(サッシ)が、床から天井近くまでの高さがあること。開放感があり、日照や採光を確保しやすい。

●建ぺい率・容積率
敷地面積に対する建築面積(通常は1階部分の床面積)の割合が建ぺい率。敷地面積に対する延べ床面積の割合が容積率。地域ごとに自治体が上限を定めており、数値が大きいほど大きな住宅が建てられる。

●用途地域
建築できる建物の用途や建ぺい率・容積率の上限を定めた規制。地域ごとに自治体が指定する。住居系7地域、商業系2地域、工業系3地域の12地域に分かれている。

●ランドプラン
敷地内の住棟の配置や植栽などを含めた計画の総称。ランドプランのデザインを手がける専門家をランドスケープアーキテクト、ランドスケープデザイナーなどと呼ぶ。ランドスケープとは風景、景観のこと。

●トランクルーム
玄関脇や地下などに設置される収納庫。アウトドア用品や季節物を仕舞うのに便利。住戸ごとに専用で使用できるスペースとなっていることが多く、使用料を支払うケースも少なくない。

●スロップシンク
バルコニーなどに設置される深型の流し。泥の付いた野菜や掃除道具、靴などを洗うのに重宝する。間取り図では「SK」という略語で表示されるのが一般的。

●DEN(デン)
巣、洞穴を意味する英語。住宅の間取りでは書斎や趣味を楽しむためのスペースという意味で使われる。広さや形状などの基準は特にない。

今さら聞けないマンション用語