固定金利型ローンを組み合わせる「ダブルフラット」とは?

全期間固定金利型の住宅ローン「フラット35」ですが、新しいタイプの返済方法が選択できるようになりました。「ダブルフラット」と呼ばれる返済方法をご紹介しましょう。

返済期間の異なる「フラット」を組み合わせるから「ダブルフラット」

「フラット35」は住宅金融支援機構と民間金融機関が提携した、全期間固定金利型の住宅ローンです。この「フラット35」を返済期間の異なる2本のローンに分けて契約するのが「ダブルフラット」。一般的にはミックスローンとも呼ばれる仕組みで、固定と変動など金利タイプの異なるローンを組み合わせるケースはありましたが、全期間固定型ローンを組み合わせるという点で、新しいサービスだといえるでしょう。

「ダブルフラット」の特徴は、将来の返済負担を軽減することができる点です。小さな子どもがいる家族で将来の教育費負担が増加する時期にローン返済額を軽くしたい、あるいは定年後の収入減少に備えて将来の返済負担を減らした資金計画を組みたい、といった方におすすめです。

返済後期のローン負担額を大きく減らすことができる

具体的な例をシミュレートしましょう。たとえば、借入金3,000万円を35年返済の「フラット35」で資金計画を組むと毎月の返済額は9万1415円となります。一方、2000万円を35年返済の「フラット35」、1,000万円を15年返済の「フラット20」という2つを組み合わせた「ダブルフラット」の資金計画にすると、当初15年間の毎月返済額は12万1,676円、15年目以降35年目までの毎月返済額は6万943円となります。結婚して子どもが生まれたばかり、といったファミリーであれば、15年後に子どもが高校進学する頃からローンの負担を大きく減らすことが可能なのです。

さらに、総返済額も約186万円減らすことができるというメリットもあります。

教育資金や定年退職などライフイベントを想定した計画が組める

ちなみに「フラット20」は返済期間15年以上20年以下の商品で、「フラット35」よりも金利が低く設定されています。「ダブルフラット」は「フラット20」と「フラット35」を組み合わせることもできるので、家族構成や年齢を考慮して、ライフイベントにあわせたベストな組み合わせみつけるといいでしょう。ただし、2本のローンを組むことになるため、手数料や印紙税などの初期費用が増える点にはご注意下さい。

【ダブルフラット】ご案内チラシ
資料:「【ダブルフラット】ご案内チラシ」より抜粋
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●住宅支援機構「ダブルフラットのご案内」
http://www.flat35.com/loan/double.html

 

       







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