老後の移住や、二地域居住に興味を持つ人は何割?

人口減少・高齢化の影響や地域生活のあり方、老後の生活に対する意向などを調べた調査結果が、内閣府から発表されました。詳しくご紹介しましょう。

8割以上の人が、人口減少や高齢化を実感している

2015(平成27)年10月に内閣府から発表された「国土形成計画の推進に関する世論調査」は、人口減少・高齢化の影響や地域生活のあり方、老後の生活に対する意向などを全国の20歳以上の3,000人(有効回収1,758人)を対象に調べたものです。

まず「住んでいる地域の日常生活で人口減少や高齢化が進んだと実感しているか」を聞いたところ、「実感している」とする人の割合が84.6%と高い割合となっています。また住んでいる地域の将来に関して「不安を感じている」とする人の割合が49.1%となりました。いずれの質問に関しても、都市規模が小さいほど人口減少・高齢化を実感している人が多く、また将来に対する不安を感じている割合が高いことが明らかになっています。

老後へ向けて移住意向のある人が約2割

また、この調査では「老後の生活を考えた場合、現在の地域に住み続けたいか」という質問をしています。結果をみると「別の地域へ移住をしたい」とする者の割合が19.1%となりまた。約2割という数値を少ないと捉えるか、それとも意外に多いと考えるか判断が分かれそうです。希望する移住先は以下のようなエリアとなっています。

1)地方都市部 55.2%
2)農山漁村地域 20.3%
3)大都市部 14.0%
4)海外 9.6%

また、希望する移住先との地縁・関係性では

1)自分や配偶者の出身地 33.1%
2)テレビやインターネットなどの情報を通じて魅力を感じている地域 24.5%
3)過去に、観光などで滞在したことがある地域 21.8%
4)子どもなど面倒を見てくれる親族が住んでいる地域 17.3%

などの順となっています。地縁がない場所への移住を考えている人も意外と多いことがわかります。

二地域居住に関心がある人が約3割

また、この調査では「二地域居住に関する関心」も調べています。平日は都市、週末は地方で生活するなど異なる地域で同時に生活拠点を持つ二地域居住のライフスタイルに関心があるか聞いたところ「関心がある」とする人の割合が29.6%と、約3割を占める結果となりました。その理由の上位には「日常を離れ、静かに暮らすことができる」ことや、「豊かな自然にふれあえる」などが挙げられています。

老後の生活に利便性を求めるニーズが強い一方で、自然に囲まれた暮らしにも憧れる層も一定数存在していることがうかがえます。それぞれの希望を叶えるためには経済的な余裕や、時間の余裕も必要となるでしょう。若いうちから準備を始めておくことが大切なのかもしれません。

※国土形成計画の推進に関する世論調査
http://survey.gov-online.go.jp/h27/h27-kokudo/index.html






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