低金利時代の住宅ローン借り換え、ここに注意!

日銀のマイナス金利政策の影響によって、住宅ローン金利も大幅に低下した状態が続いています。ローン返済中の人は借り換えのチャンスでもあります。借り換えの際に注意しておくことをまとめました。

返済中のローンと1%以上の金利差があれば検討を!

現在返済中の住宅ローンを他銀行などの低金利のものに借り換えれば、毎月の返済額と総支払額を大きく減らすことが可能です。現状のローンと借り換え後のローンとの金利差や、ローン残債金額によってもメリットは違ってきますが、一般的に下記のようなケースの場合は借り換えたほうがメリットが生じると言われています。
1)現在支払中のローンとの金利差が1%以上
2)残っている返済期間が10年以上
3)ローン残債が1,000万円以上

「1%、10年、1,000万円」がひとつの目安ですが、それ以外の条件でもメリットが生じるケースはあり得ます。例えばある銀行のサイトでは、借入金額2,000万円、返済期間が20年間残っているケースで、金利差0.5%があれば、総支払額は約106万円減らすことができるというシミュレーションを出しています。

金利の急激な低下によって、こうした条件に該当する人が増えているため、借り換えを検討・実行する人が急増しているのです。

新しいローンを組むための費用が必要になる

ただ、借り換えは新たなローンで現在返済中のローンを一括返済するというかたちとなるため、新規ローンを組むためのローン保証料や抵当権設定費用などの諸費用が必要になります。例えば、2,000万円を返済期間20年で借り換えた場合には「ローン保証料と手数料」で約35万円、「抵当権設定関係の諸費用・印紙代」で約15万円、合計で50万円前後の費用が目安となります。

借り換えによって得られるメリットと、新しく発生する費用を比較して判断する必要があるということです。また、ソニー銀行などローン保証料を必要としない商品も登場していますので、複数の金融機関で商品と諸費用をあわせて比較検討することが大切でしょう。手間を惜しんではいけません。

現在の金融機関に「金利引き下げ」を交渉してみる

もうひとつ、こうした諸費用をかけずに金利低下メリットを得る方法として、現在返済中の金融機関と金利の交渉をするという方法もあるでしょう。他行での借り換えシミュレーションなどを持参して、金利引き下げの余地がないかを交渉してみるのです。「どうぞ、借り換えてください」となることもあるでしょうが、「顧客を失うくらいなら金利引き下げに応じる」というケースもあるはずです。

金利引き下げ幅は小さくなるかもしれませんが、ローン保証料などの諸費用がかからないこと、手間や時間がかからないことを考えると十分検討の余地があるでしょう。多くの選択肢の中から、賢い選択を行ってくださいね。