不動産の“美味しい旬”を見逃すな!

野菜や果物に旬があるように、住まいにも売り出しの旬があるのをご存知ですか? 旬を知っていると、情報収集はもちろん購入の決断もスムーズに。ここでは、住まい選びに欠かせない、住まいの旬について解説します。

不動産会社の決算、制度の適用期限がカギ

「不動産のチラシが多いな」「不動産情報誌がやけに分厚いな…」。住まいを探しているときに、こんなことを感じた人も多いことでしょう。実は、マンションでも一戸建てでも、不動産の売り出しには、いくつかの重要なタイミングあります。そのカギとなるのは、不動産会社の決算です。デベロッパーやハウスメーカーなどは、3月の年度末に決算を迎えます。ですから、期末前に売上げを伸ばすため、売れ残り住戸を販売して3月末までに引渡す必要があるのです。

そして、もうひとつのカギが、法律の適用期限です。現在、住宅購入を応援する施策として、住宅ローン控除などが行われていますが、これらの適用期限は12月末になっています。住宅ローン控除は年々縮小していく仕組みになっているので、できるだけ早いタイミングでの入居を勧めています。そこで多くの不動産会社は、12月末、3月末までの契約・入居を見据えて、販売戦略を練っているのです。

5月と夏休みは住まい探しの最適のタイミング!?

その良い例が、モデルルームのオープン時期です。たとえば新築マンションのモデルルームは、多くが5月のGW前や連休にオープンします。気候がよいというだけでなく、この時期から探しはじめると年内入居が可能になります。また、夏休み、お盆の時期にも新規物件の売り出しが増えます。この時期であれば、急げば年内入居も可能ですし、年度末入居にもムリがありません。もちろん、住まいの購入を検討している人にとっても、年度末や年末入居は、非常によいタイミングのはず。また、不動産会社の決算前であれば、値引き交渉やオプションの優遇なども可能になるでしょう。加えて、一斉に物件の販売が開始されることで、比較が容易となり、短時間で効率よく住まい探しをすることができます。こうした旬を逃さずに賢く動くことで、スマートな家探しが可能になることでしょう。

       







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