待つ? 買う? 住まいの買いどきっていつ?

住まい探しで多くの人が悩むのが、今買うのか、それとも待つのかというタイミングの問題です。はたして買いどきとは、一体いつなのでしょうか。物件と金利、ライフステージの3つの視点から考えていきましょう。

物件の市場動向と金利、制度が追い風に

住まいの買いどきの条件となるのが、新築マンションや一戸建て、中古物件などの市場の動向です。どんなに住まいを買いたいと考えていても、「購入できる価格」で販売されていなければ、購入することはできません。不動産市況は、日本経済はもちろん世界経済とも連動しています。ただ、東日本大震災の影響で一時減少していた首都圏の新築マンシション供給も回復しており、消費者にとっては買いやすく、選びやすい状況が続いています。

また、買いどきのもう一つの指標となるのが、金利です。こちらも、バブル経済以降、比較的低金利が続いています。なかでも、2014年には長期固定金利型フラット35の金利が史上最低を更新、変動金利では適用金利が1%以下の商品も登場するなど、非常に有利なタイミングです。

最後に、購入の追い風となっているのが、国の住宅政策です。「住宅ローン控除」や「住まい給付金」など、住宅取得を応援する制度はまさに万全ともいえる状態。上記の3つは、現在が「買いどき」といわれる大きな要因となっています。

自身や家族のライフプランを加味して考える

買うための条件が揃っているからといっても、どんな人でも一様に買いどきとはいえません。自分や家族のライフスタイルが固まっていない、将来、地元に引っ越す可能性がある、親や家族と同居する予定があるといった人には、購入が必ずしもベストとはいえません。また、近いうちに起業や転職を考えているのであれば、住宅ローンが重荷となり、思い切った決断を妨げる要因にもなります。さらに、子どもに対して手厚い教育をしたいという場合、住宅資金と教育資金とのバランスを考える必要があります。

大切なのは、「自分たちの価値観と将来設計」です。まわりに流されることなく、自分たちの家族にとって大切ものについて話し合い、ベストのタイミングを見極めていけるとよいでしょう。

       







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