新築マンションの入居前「内覧会」では何をする?

新年度を前にして2月、3月は新居への引っ越しもピークとなるシーズン。新築マンション入居前の「内覧会」がたくさん行われるのもこの時期です。「内覧会」では何を見たら良いのでしょうか?

「入居説明会」のあとに行われる「内覧会」

まず、新築マンションを購入してから入居までの流れをおさらいしておきましょう。

入居の2~3ヶ月前に行われるのが「入居説明会」。入居までのスケジュール説明に加えて管理組合の設立説明や駐車場・駐輪場の区画抽選、ガスや電気の契約、引っ越し日の調整なども行われます。住宅ローンの手続き、オプション仕様の確認なども行われるケースもあります。

その後、建物が完成に近づき最終の引き渡しの前の段階で行われるのが「内覧会」です。「内覧会」は買主に契約した住居の内部をお披露目し、購入した部屋が契約書通りに仕上がっているか内部をチェックし、不具合などがあれば改善をオーダーするための大切な機会です。

「内覧会」までに事前準備しておきたいアイテム

新築マンションは図面の段階で購入契約を結ぶケースがほとんどなので、「内覧会」ではパンフレットなどで想像していた部屋と実際の部屋に相違がないかを確認することが重要になります。内覧会での見逃しをなくすために、当日持っていきたい必須アイテムをあげておきましょう。

●間取り図面…平面図だけでなく、天井高が分かる立面図なども事前に入手

●メジャー(巻き尺)…曲尺(かねじゃく)や定規があればさらに便利

●水準器…水平をはかるための機器。スマホのアプリや、ビー玉などで代用もできます

「夢のマイホーム、ピカピカの新築マンション♬」と舞い上がってしまうと、大事なチェックの機会を逃すことにもなりますので、事前にしっかり準備して「内覧会」にのぞみましょう。できるだけ多くの人数で参加すれば、チェックする視点も増えます。最近は、住宅の専門家が内覧会に同行するサービスも登場していますので、活用してもいいでしょう。

「内覧会」でチェックしておきたいポイント

「内覧会」の当日、お部屋でチェックしたいポイントを整理しておきます。

●部屋のサイズ…柱や梁(はり)の出っ張り、天井の高さなど図面と違いがないか、メジャーなどを使って確認しましょう。家具の設置にも大きく影響するので、コンセントの位置や数も確認しましょう。

●可動部…玄関ドア、各部屋のドア、窓などの可動部に不具合がないか、すべて動かして確認します。ガタツキやきしみ、床とのこすれがないかもチェック。水回りに関しては、キッチンシンクや浴槽に水を流してみて、詰まりや水漏れがないかも確認しましょう。

●施工状態…壁紙(クロス)のはがれや浮きや汚れがないか、襖やドアなどにキズや汚れがないかを確認。水準器やビー玉があれば床の傾きもチェックすることも可能です。配管や吸排気のダクトに異常はないか、ゴミや水がたまっていないかも確認。天井裏や床下、パイプシャフトなど点検ができる箇所は必ず開けてチェックしてみましょう。

●設備…オートロックやインターホンなどセキュリティ設備は実際に使ってみましょう。ディスポーザー、浴室乾燥機などが設置されている場合はしっかり説明を受け、可能であれば作動させてみましょう。

新居での快適な暮らしのために、しっかりとチェックしてきてくださいね!

       







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